2005年9月30日

9月毎日更新達成?

今月1日から始めた第4期タヌキにゅーす,9月は毎日更新達成したノダ.ま,催し物情報でお茶にごした日もあーましたけど(笑).いちおーマンザ~イ.

ひと月の間に,これほど文章書いたのってヒサビサだニャ.修士論文のときより多いカモ.タヌキにゅーすは論文と違って,気の向くままに書いちゃってるんで,単純に比較できんノダけど.

第4期タヌキにゅーすの目的って,blogのおべんきょ以外にもうひとつ,「モノ書き復帰へのリハビリ」ってのもあるノダ.

ブンゲエ部にいた高校のときから20歳くらいまでは,(今にしてみりゃハズかしゅーて,とても読み返せへんけど)けっこーいろんな文章書きまくってたノダ.でも,ここ数年の書きモノは修士論文か仕事の書面ばっかりになっちゃってたんで,「こんな生活じゃいかんニャ」って思って,とりあえず毎日ナンゾ文章を書こうってことにしたワケナノダ.

ひと月やってみて,まだ書くだけでやっとみたいな感じかニャ.短時間で実のあること書けるよーになるにゃ,もーちょい時間かかりそう.ま,生きてるうちにゃ著者自装本出しますんで,気な~がに見といて下さいまし.

2005年9月29日

Operaの完全無料化で思い出したこと

完全無料化されたOperaの配付サイトの画面

Operaの完全無料化って,もう実施されてたのね.今日気づいたノダ.以前はバナー広告入りの無償版と,広告なしの有償版があったのが,広告なくした無償版1本になったノダ.

先月,Operaのオンライン・パーティーの企画で,パーティー開催時間内限定で,ライセンス・キーの無料配付やってたんで,「ヲイヲイ,そんな大盤振る舞いやってダイジョブかいな,Opera?!」とか思いつつ,ちゃっかりライセンス・キーもらったノダけど(笑),今にしてみりゃ,ありゃ完全無料化の予告みたいなモノだったワケだニャ.

主立ったブラウザーがことごとく無料配付になってずいぶんになる今日コノゴロ,有料のブラウザーなんて商売になるかニャ? みたいに見てたけど,でもそれを無料にしちゃうってのも思い切った決断だわニャ(その辺のこたぁ,INTERNET Watchが「Opera無料化の影にGoogleあり」って記事にしてるノダ).

Operaの一件で思い出したノダ.昔は……10年くらい前ってInternet ExplorerNetscapeも,カネ出して買うモノだったんだじょ.

IE 1.0はWindows 95のアクセサリー・ソフトウェア集「Microsoft Plus! for Windows 95」に入ってて,IE目当てに,Plus!買った人多かったって言うし.

Netscapeに関しちゃ,8年くらい前だったかニャ,PCショップで,Netscape Navigator 3.x Goldのパッケイジ版見たことあるぞよ.一太郎やMicrosoft Officeの箱と並べたあったノダ.自分のPC初めて買った今からちょーど8年前のNetscapeサイトにゃ,Netscape Communicator 4.xの有償版も無償版も用意してあったノダ.

ブラウザー無料化の流れ作ったのは,やっぱIEかニャ.IEをWindows OSの一部に段階的に組み込んでったノダ.まず,当初Plus!に入ってたIEが,Windows 95に同梱されるよーになった.そんで,1996年に出たIE 3.0は,もう無料配付に踏み切ってたんじゃなかったっけ? 1997年にゃワタクシ,ひと晩かけてダウンロードしたIE 4.0を自分のPCにインストールしてみてビックリ.Windowsの標準のファイラーとしておなじみの「エクスプローラ」が,IEそのものになってましたわ.Windows 98に至っちゃ,最初からIE 4.0がインストールされてて,アンインストールができないまでになっちゃったノダ.つまり,Windows PC買ったら,IEがすぐに使えるって形が,行くとこまで行っちゃったワケね.ブラウザーのシェア競争が成り立たない状況を作り出したと言ってもいいのカモ.IEがブラウザーのシェアの9割以上って言われたモノね.

Microsoftのブラウザー戦略にゃ,いろ~んな評判があるけど,ブラウザーの無料化とOSとの一体化で,“インターネット端末としてのPC”というモデルを確立したってこたぁ間違いないでしょーな.

ま,とりとめのない話になっちゃったけど(いつもか?),秋の夜長にタヌぼーとブラウザーとのおつきあいの一端を思い出してみたノダ.IE隆盛の影でしぶとく生き残るNetscape/Mozilla系ブラウザーのネタもいろいろ残ってるけど,そりゃまたいずれ.

阪神タイガース,リーグ優勝

プロ野球がどーなろうが,知ったこっちゃないんだけど.

駅前のパルメイト出雲の広場に,大画面のTV見ながら「六甲おろし」歌ってる群衆がいましたな.島根県の出雲市(大合併で人口約148,900)っちゅートコで,道頓堀のお裾分けみたいな現象を目撃するたぁ,思いも寄りませんでしたわ.

今ごろ厳戒態勢かなぁ,道頓堀は.

2005年9月28日

タヌキぼーやの声

ど~も~,タヌキぼーやで~す.
電話に出たら「お嬢さまですか?」と聞かれたタヌキぼーやで~す.
アイアイ.調子に乗って「ハイ,そうですが」と答えたタヌキぼーやで~す.
ワーワー言うとりますけども,早速コントに移りたいと思います.

↑これ,アンガールズのボツネタじゃなくて,タヌぼーの何度もあった実話(爆).

今日もナンかのセイルスの電話があって,「今日は奥さまにね……」って,話進められちゃってさ.

タヌぼー「あの,母じゃないんですけど……」
電話の人「あ,お嬢さまですか?」
タヌぼー「ん……ええ,はぁ……」
電話の人「これは失礼しました.奥さまはいらっしゃいますか?」

なんてことやっとりました(笑).電話の人ごめんちゃいね.

あたしゃタヌキの「ぼーや」なのに実年齢28ナノダけど(ギャー),25過ぎたあたりからかニャ,電話に出ると年に何度か「お嬢さま」とか「奥さま」に間違えられてるノダ.中学のときも「お嬢さま」扱いされることがたまにあったけど,そのころよりもっと多いカモ.

もともとタヌぼーって声高めみたい.ダテにタヌキの「ぼーや」名乗ってるワケじゃないノダ(笑).でも,知ってる人は「オンナノコみたいな声だね」なんて誰も言ってくれまへんニャ.電話のときって,もーちょい高くなってるのかニャ? ……あ,もしかして遠慮して言わないだけとか??

そんなタヌぼーだけど,いちおー重低音も出せるノダ.でも電話じゃ使ったことないニャ.ぼーやがオッサンに間違えられちゃ,さすがにいや~んだもの(汗).

知ってる人たち,リクエストしてくれたら7色の美声(ハァ?)披露しますんで,ひとつよろしゅー(ナンノコッチャ).

2005年9月27日

眞鍋かをりのココだけの話

blogによるサイト構築(CMSとしてのblog利用)ってネタのメイルを書いて送ったノダ.相手はそっち方面の専門家でも,blogやフツーのwebを持ってる人でもないんで,どこまで通じるか探りながらのやりとりナノダ.そしたら返事に,

ブログ=眞鍋かをり?

ってあって,アタシャこれ見てホッとしたノダ.最低限の基礎知識は共有できてるみたいだニャって(そこで安心していいんだかどーなんだか).

今やblogの女王なんて称号もあるそーで,眞鍋ねーさん.実はワタクシ,開設当初からずっと読んでます(衝撃告白?).どこぞの方面でエリャア評判だったらしい「なりきりTommy february6」なんざ,ごくフツーに読み流してたクチで,ヘェ.

ナンかさ,フツーにオモロいノダもの.そのへんのフツーのねーちゃんのノリ丸出しでさ.こちとらツッコミゲエニンの血が騒ぐわいな(ところが,どー見たってタヌぼーはボケだって説が有力).

そーいやがもう出てんのね.近所の本屋じゃ見かけないニャ~.

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2005年9月26日

来週から『与謝蕪村』

夜の9時代にゃ,NHKのラジオ第2をよく聴くノダ.月曜の9時からの30分は,「江戸文芸を読む」の再放送.1年前は『東海道中膝栗毛』のシリーズを,岩波文庫版読みながら聴いてたニャ.

今日は4月からやってた『雨月物語』が最終回.来週からは『与謝蕪村』だってさ.

蕪村ってえと,タヌぼーは画で初めて知ったクチで.《奥の細道画巻》とか,池大雅との共作《十便十宜図》とかね.《奥の細道絵巻》なんてのは,背景を描きこまずに紙の地をそのままに,やわらか~い線で人物を配置した,シンプルな画面構成に,ほんわかした味があってエエノダよ.

ラジオ講座を期に,古書店で買い置きしたまんまの岩波文庫版『蕪村俳句集』(尾形仂校注)を読んでみよっと.

パラパラしてみて目に入った句↓

秋風にちるや卒塔婆の鉋屑


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2005年9月25日

新・津和野町章

日本各地でいろいろあった“平成の大合併”も,いよいよ大詰めでんな.タヌぼーが住んでる出雲市も,合併から半年でござい.

今日は同じ島根県内でもウ~ンと西の,津和野町日原町が合併して,新しい「津和野町」が発足したノダ.

でさ,その新・津和野町の町章がナンともステキナノダ.

まずは『津和野町・日原町合併協議会だより』の第13号PDFファイル)見ておくんなまし.「かねにともえ」って言って,家紋でよく見かける「矩(=曲:かね)」と「二つ巴(ふたつともえ)」の組み合わせナノダ.「矩(=曲)」ってのは大工さんの道具で,矩尺(曲尺)というL字型のものさしナノダ.

家紋ってのは,動植物や自然現象から道具,幾何学模様に至るまで,文字通り森羅万象を図案化した,日本の伝統的なグラフィック・デザインナノダ.その手法で直球勝負するあたり,近世の城下町の面影をよ~くのこしてる津和野をかかえる町のシンボルにピッタリだニャ.

この町章をデザインしたのは,旧・津和野町出身の画家・安野光雅翁ナノダ.

ちなみに町旗にゃ,上辺に横方向の赤い2本線が入ってるのは,石州の赤瓦だろニャ.赤瓦は石見地方の建築文化をもっともよく代表するノダ.町章といい町旗といい,ええ仕事しましたな,じっちゃん(誰?).

ちなみに旧・津和野町役場ってのが,木造平屋に石州瓦のっけて,土壁の塀に囲まれて城下町に溶け込んだ,これまたエエ感じの古い庁舎ナノダ.新町の庁舎が旧・日原町役場だってんで,どーなることか気になってたけど,ニュース見たら新町の津和野分庁舎として開庁式やっててホッとしたノダ.これからも長~く使われて欲しいニャ.

2005年9月24日

コレステロールが低いらしい

21日に受けた基本健康診査の結果が届いたノダ.なんかね,「コレステロールが低い」って書いてあるノダ.

コレステロールが高いとイカンって話はよく聞くけど,低くてもイカンってのは初耳ナノダ.でも,webでザッと検索してみたら,癌や脳卒中にかかる恐れが高いって記事がいくつも出てくるニャ.

で,どーやって改善すりゃいいのかってえと,それがイマイチわかんないノダ.さて,どないしたもんでっしゃろ.

2005年9月23日

《TIME'S》 第2回

《TIME'S》を設計した安藤忠雄という建築家の名は,1995年の春,東京都現代美術館で開かれたアンソニー・カロの彫刻展の会場構成と,阪神・淡路大震災の被災地に植樹するプロジェクト「ひょうごグリーンネットワーク」を通じて覚えたばかりだった.私が大学に入って間もないころのことである.

その年の夏の終わり,大学図書館で見つけた雑誌『太陽』1995年10月号の特輯は,「安藤忠雄:闘う建築のロマン」と題していた.安藤の代表作を建築家自身の解説とおびただしい点数の写真で紹介していたほか,安藤の半世紀,クライアントのインタヴュー,梅原猛や植田実らの寄稿などが掲載され,当時の安藤忠雄を知るには質量ともに充実した企画であった.

部屋の往き来には必ず中庭を通らなければならない《住吉の長屋:東邸》(1976),コンクリート壁に光の十字架を穿った《光の教会》(1989),蓮池を本堂の上にいただく《真言宗本福寺水御堂》(1991)など,意表をつくと同時に明快なコンセプトを持ち,土地や用途への深い理解を感じさせる作品が,ペイジを繰るたびに現れる.

中でも《TIME'S》に対して特別な印象を持ったのは,記事の見開き全面に広がる,高瀬川の水面に向けて開かれた広場の写真ゆえであった.そこに見えたのは,一般の市民と水辺との間に障壁として立ち塞がるという,それまでしばしば見聞してきた建築の姿とは全く逆の,一般の市民を水辺に引き寄せるための装置である,《TIME'S》においては,高瀬川の都市河川としては群を抜いて清らかに見える流れと,わずか10cm程度の水深を味方につけて,水面から10数cmの高さに広場を設けてあり,人と水との距離は限りなく近い(安藤によると,その実現までには行政と随分スッタモンダがあったらしい).雑誌には,川に入って遊ぶ子どもたちの写真も載っている.

特輯全体を通読した結果,「現代建築なんて無愛想なコンリートの箱ばかりじゃないか」という,当時私が持ち合わせていた認識は,いとも簡単に崩壊していった.そのなれの果てが,歴史学の研究室にいながら,モダニズム建築をテーマに卒業論文と修士論文を書いた我が身なのだが,とりわけ《TIME'S》については,当時の京橋川における水辺の景観の状況という比較の材料があったために,「現代建築再発見」の記念碑として,一段と印象深い存在となっている,

私が《TIME'S》を訪れたのは,1998年と翌99年の夏.ともに史料蒐集のため京都大学の建築系図書室に通う日々のことである.

TIME'S

写真:三条小橋から見た《TIME'S》(撮影:石川陽春,1999)

(まだつづく)

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2005年9月22日

四股名

大相撲の秋場所は,琴欧州の12連勝が話題になってまんな.背は2m以上あるのに,相撲取りにしちゃエラい細い体型でアソコまでやるってな,たいしたモノだニャ.

それにしてもこの四股名,スケイルのデカさと命名の安直さのバランスが,どーにも紙一重な気がしてしゃあないのはアタイだけ? 四股名にこめた気持ちは,きっと前者だろけどね.

そーいや昔,外国出身力士で,セント・ルイス出身の戦闘竜(せんとりゅう)とか,アンデス出身の星安出寿(ほしあんです)とかいたニャ.ここまでいくと一線越えちゃってるよーな気が……さっきまでしてたノダけど,「亜米利加」とか「阿蘭陀」とか「英吉利」とか書き出して久しいから,今さらヒックリかえるほどのことでもないのかニャ.

大相撲 記録の玉手箱」に,「珍名・難読」四股名の一覧があるノダけど,これ見てたら,さっきあげた四股名なんてカワイイモノ.今日はナニも言わんから,とにかく見ておくんなまし.ギャグとしか思えん名前がザクザク出てるから.

2005年9月21日

172.8cm

今日は朝から晩まで家を出たり入ったり.そのうち午前中はお医者さんだったノダ.

どっか体悪くしたワケじゃないノダよ.タヌぼーは会社勤めじゃないモノだから,職場の健康診断を受ける機会がないノダ.その代わりってことで,市の「基本健康診査」を受けに行ったノダ.

場所は市内外に90以上ある「受診できる医療機関」から,好きなトコ選べるノダ.その上,国民健康保険に加入してりゃ無料で受けられるノダから便利なこっちゃ.

おかげさんでここ2年くらいお世話になってない市内の内科医院で,ここ4年くらいはかった覚えのない身長と体重の測定もあったノダ.今まで身長は公称171cmってことにしてたけど,今日の測定結果は172.8cm.この年で体長が伸びるってこたぁ,やっぱタヌキのぼーやってことかいな.もっとも,すでにタヌキのぼーやを名乗れる体長じゃなさそーな(自滅).体重は……こっちもぼーやらしくスクスクと(以下略).チト痩せなくちゃ(汗).

そのほか問診票書いたり,検尿,採血(ギャー),心電図とやってもらったりしたノダ.心電図が1分くらいで終わったよーな気がするんだけど,そんな早いモノだったっけ.5分くらいかかるだろって思ってたけど.いやー,ビックラしたぞよ.

血液検査の結果は明日出るそーだけど,あとの検査結果は問題なしだって.まだ命が惜しいんで,まずはよかったノダ.

患者さんの多いトコに9:30過ぎに行ったわりにゃ,待ち時間含めて30分足らずですべて完了.選書1冊持ってってたけど,10頁くらいしか読まんかったノダ.藤原不比等がどーたらこーたら書いてありましたわ(ナンの本だか).

2005年9月20日

エコちゃんとバロック音楽のお散歩:出雲のぞみ教会新会堂献堂感謝コンサート

コンサートのチラシの画像

私が広告デザインを担当しました「出雲のぞみ教会新会堂献堂感謝コンサート」の御案内です.

日時
2005年10月8日(土)/9日(日)
場所
出雲のぞみ教会(日本キリスト教団出雲伝道所)
一畑電鉄武志駅下車 徒歩3分
「駐車場が限られていますので、なるべくお誘い合わせの上、お越し下さい」とのこと
入場料
無料(要整理券.主催者へお問い合わせを)
出演
赤坂放笛:バロックオーボエ
平井誠:バロックヴァイオリン
澤朱里:チェンバロ
羽太光子:腹話術
主催
出雲のぞみ教会(日本キリスト教団出雲伝道所)
〒693-0071 出雲市稲岡町7-6
tel/fax: 0853-22-0444

会場周辺地図

第1日:10月8日(土) 19:30-21:00

演奏
コレルリ:ラ・フォリア
テレマン:トリオ・ソナタ
バッハ:トリオ・ソナタ BWV1038……ほか
腹話術
ほほえみ

第2日: 10月9日(日) 14:00-16:00

演奏
ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ
イギリス古謡:グリンスリーヴス
ボアモルティエ:トリオによる「村の舞踏」……ほか
腹話術
大きな木

2005年9月19日

一畑電鉄の4枚切符

車内で撮影した4枚切符

《TIME'S》の第2回が間に合わないんで,昨日の松江行きで買った切符のお話ナノダ.

一畑電鉄にゃ休日ダイヤの日(土・日・祝)だけ使える「4枚切符」ってな,4枚綴りで1ヶ月間有効の回数券があるノダ.割引率が50%,スナワチ2往復分の切符が1往復分のおカネで買えるノダ.

電鉄出雲市駅-松江しんじ湖温泉駅間の4枚切符が1,340円だから,片道335円.JRは出雲市駅-松江駅間の乗車券が570円ナノダ.

出雲市駅はJRと一畑は隣り合ってて,松江だと2km以上は離れてるから,イチガイに比較はできんけど,松江でバスとか乗り継ぎの必要がないなら,休みの日は一畑の方が交通費安くあがるノダ.

ちなみに各駅停車での所要時間は,一畑の電鉄出雲市駅-松江しんじ湖温泉駅間で55-60分程度,JRは出雲市駅-松江駅間が40-50分程度(駅での待ち合わせ時間によって結構違ってくる)ナノダ.一畑の方が時間はかかるけど,JRが宍道湖南岸周りなのに対して,一畑は北岸周りで,同じ宍道湖でも眺めがだいぶ違うから,それぞれに楽しみがあってワケナノダ.

2005年9月18日

本日の県立美術館

美術館は大にぎわいの図

「ミュージアム・フェスティバル2005」ってことで,島根県立美術館じゃ初めての県民無料招待日をやってたノダ.これもサントリー子会社が管理指定業者になった影響??

タヌぼーみたいなミュージアム・パスポート会員にゃ,メリットのある企画はあんまなかったかニャ.でも会員じゃない人連れていく分にゃ,気軽でいいカモ.タヌぼーは,もーちょい静かなとこが好みナノダけど,たまにゃこれほどの人が押し寄せるくらいの方が,美術の普及上はええですワナ.

2005年9月17日

どーにもこーにも

石ちゃん語を使わないにゅーすが2日続くってのは,ワレながら気持ち悪いモノだニャ(笑).

NHKの能「小原御幸」見終わったトコナノダ.

《TIME'S》 第1回

建築家・芦原義信は,著書『続・街並みの美学』(1983)で,日本の都市空間のおいて水辺の景観の特徴を次のように述べている.

……「内から眺める景観」の原理が,「外から眺める景観」の原理より有利に働き,西欧の諸都市に見られるような水辺の美しいプロムナードで,景観を外から眺めて楽しむというようなことはあまりなかったのである.京都の鴨川べりを四条大橋から眺めてみると,料亭や食堂が水辺に密集して,外から眺めれば建物の汚ない裏側を眺めるような景観であり,とうてい,西欧の川岸の景観とは異なって見劣りがする.この料亭から鴨川ごしに「内から眺める景観」として鑑賞するならば,おそらくそれぞれ素晴らしい景観であることは疑いない.

私はこの言葉に符合する水辺の景観を,くしくも「水の都」と称せられる松江で見ることとなった.1995年に松江の大学に入学し,近世の城下町を自転車で行く日々を得て気づいたことのひとつが,堀に背を向けて建つ家屋や商店の多さである.今でこそ,観光遊覧船が就航してその乗り場や親水公園のような場が設けられ,市民や観光客が水際まで近づくことができるようになったカラコロ広場周辺の京橋川南岸も,10年前は川に向かって排水口を垂れる建物が並ぶ一帯であった.

もっとも「水の都」と呼ばれる以上,城下町であった往時をしのばせる水辺の景観は,そのような絶望的な眺めに独占されていたわけではない.城山を囲む堀と,石垣や緑樹との美しい対照や,湖面を赤く染める宍道湖の夕景の前では,京橋川の当時のありさまなど小事に過ぎないようにさえ思える.しかしながら,個人の所有に帰するばかりで一般の市民からは遠ざけられた水辺の景観が,これらの佳景に隣り合うように存在することは,「水の都」という名にとって決して望ましいことではないと思った(近年,宍道湖沿岸に高層マンションの建設計画が相次ぎ,景観論争の火種となっていることに触れても,同様の感を新たにする).

京都の高瀬川沿いに建つ《TIME'S》(第1期:1984,第2期:1991)という商業ビルの存在を知ったのは,このようなことをおぼろげながら考え始めていた矢先のことである.

(つづく)

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2005年9月16日

松江松聲会謡曲・仕舞発表会

京都在住の観世流シテ方・井上裕久さんが指導する松江松聲会から,今年も発表会の案内が届きました.簡単に紹介します.

日時
2005年10月16日[日]10:15-(9:45開場)
会場
島根県立美術館ホール
主催
松江松聲会
共催
松江市文化協会

第1部:能楽入門体験講座「能の世界を覗いてみませんか」

時間
10:15-
講師
井上裕久(観世流シテ方)
森田保美(森田流笛方)
井上敬介(観世流太鼓方)

第2部:謡曲・仕舞発表会

時間
12:30-
全16番
ほか番外祝言として「猩々」井上裕久,森田保美,井上敬介

2005年9月15日

Google Earthで地球一周

話題の地図サーヴィス・ソフトウェア「Google Earth」のフリー版をダウンロードして,ちょこっと遊んでみたノダ.

衛星画像の地球を転がしたり,ズーム・イン/アウトしたりして,精細な画像で東京上空を眺めたり,

Google Earthで見た東京・丸の内上空.皇居もバッチリ.世が世なら不敬罪?

New Yorkほどの都市にもなりゃ,摩天楼ニョキニョキの3D画像に,ホテルやレストランの所在地までつけてもらったりと,

Google Earthで見た天下のNew York

なんかね,いろいろ遊べそーナノダ.

ちなみに下の画像は島根半島だけど,松江城山は見えるかニャ?って思いつつ,ぐーんと拡大表示しても,今のところ荒い画像しか出てこないノダ.どーも世界の主要都市の仲間入りしてないらしいノダ(笑).

Google Earthで見た島根半島.いつか精細画像でタヌキ屋敷も見られるよーにしてね,Googleちゃん.

以前なら大型地図本の口絵で拝んでたよーな衛星写真が,手もとのPCで見られるのはたのしいノダ.しかもマウスで地球転がして好きなとこ見られるから,地球を周回する宇宙船に乗ってるみたいナノダ.気分は宇宙飛行士でござい.

地図画像をストリーミングで取得したり,3D画像も扱ったりするから,PCのスペックはそれなりのモノが要求されてるノダ.導入するときゃ,HDDの空き容量や,CPUの処理速度,RAMの容量とかにゃ気ィつけてニャ.

2005年9月14日

燃費が「向上」?

えっと,《TIME'S》の話するつもりだったけど,どーにも気になってしょーがないネタが飛び込んできたんで,明日以降にするノダ.

たまたま聴いたラジオ・ショッピングの番組.番組の進行役の人と販売業者の人が,「ネンピが向上する」とか「ネンピがよくなる」とかいう商品の案内をしてたノダ.どーゆー商品かイマイチわかんなかったけど,どーも自動車に取り付けて使うモノらしいノダ.

そもそも「ネンピ」って言葉が最初わかんなくて,「省エネに役立つ」って説明が入ったときに,よーやく「ネンピ」が「燃費」だってことに気づいたノダ.ハハン.ってこたぁ,燃費を節約できて省エネにも役立つ商品ナノダって言いたいワケね.

でも,ここで「?」なのは,燃費が「向上する」とか「よくなる」とかっていう表現ナノダ.費用を「節約する」「安く上げる」「抑える」とはよく言ったり聞いたりするけど,それを「向上する」「よくなる」って表現する例は,今までお目にかかったことないノダ.トコロがトロロがとなりのトトロが(ナンノコッチャ),Googleで「燃費 向上」「燃費 よくなる」ってキーワードを検索したら……ウヒャー,出るわ出るわ.そんな一般的に使われてるの?????

うーむ,世の中知らんことだらけナノダ.でも,ものすんごく違和感あるんですけどぉ.タヌキにゅーす御覧のみなさん,燃費が「向上する」「よくなる」って表現,気になりません? なんだかNHKの『気になることば』に投稿してみたくなってきたぞよ.

2005年9月13日

京都のミステリー・ドラマ

ミステリーもののドラマって,基本的にゃキョーミないノダけど,テレビ朝日系列で夜8時に放送してる,テレビ朝日+東映制作の京都を舞台にした作品だけはよく見てるノダ.シリーズ化したものだと,『新・京都迷宮案内』『おみやさん』『京都地検の女』『新・科捜研の女』とかナノダ.

京都市内でのロケイション撮影が多いんで,行ったことあるとこや,いつか行ってみたいとこがよく映るワケよ.タヌぼーは,「地元以外のどっかに住むなら京都がええニャ.1300年の歴史がフクザツに入り組んだ街を深~く知るにゃ,1度は暮らしてみないとニャ」って日ごろ思ってるから,それだけでも~タマランノダ.作品自体も,シリアスな部分とコミカルな部分がほどよく混ざってる傾向があって,くつろいで見てられるノダ.ま,京都が舞台のワリにゃ,京都弁あやつる登場人物がずいぶん少ないけどさ.

最初に見たこの枠のドラマは『京都始末屋事件ファイル』(1999).タヌぼーは大学院の1年目,史料調査で出かけた東京の宿で,「山陰じゃ見られない系列のTV番組見てみよっと」ってことで,テレビ朝日にチャネル合わせたら,田中美里さんたち何やら活躍っちゅーか暗躍っちゅーか,してるじゃござーませんか.実はその,田中美里さん目当てでそのまま見てたって面がなきにしもあらずなんだけど(笑),京都を舞台に全国放送の連続ドラマってのが,夜8時らしくなくってオモロいニャって思って,……で,今日に至ると.

今,島根・鳥取両県じゃ,『新・京都迷宮案内』第1シリーズ(2003)やっててるノダ.今日の放送分じゃ,主人公の新聞記者(橋爪功)が,三条通りの高瀬川沿いにある安藤忠雄設計の《TIME'S》で,待ち合わせた男をオレオレ詐欺の犯人と誤解して,川の中でつかみ合いになってたニャ.高瀬川って水かさが10cmちょいしかないから,水しぶきがピショピショで,つかみ合いったってカワイイのなんの(笑).しかもそのあと,連れ立って銭湯に行くんだものニャ.こんな流れがええノダニャ.

今日これをネタにしたのは,《TIME'S》の登場記念ナノダ.タヌぼーの学生生活の方向を決めた建築のひとつナノダよ.明日にでも《TIME'S》のネタやっちゃおっかニャ.

2005年9月12日

島根の食 屋台村 IN 玉造

「島根の食 屋台村 IN 玉造」の前売券

忘れたころにィやって来るゥ~
当選の品 第2弾~

浪花節やってみました(笑).

5月に,打ち合わせの足で「第1回出雲・玉造アートフェスティバル」ってのに案内されて行ってきたノダ.玉造温泉の旅館街のそこかしこに置かれた彫刻作品を見て回って,スタンプ集めて記念品のプレゼントに応募しようってのがあったノダ.

タヌぼーはそんな懸賞応募の趣味はないんだけど,ついつい連れてってくれた2人の仲間になっちゃったら,4か月経って「島根の食 屋台村 IN 玉造」なる催しり前売券が届いたと.そんな寸法ナノダ.

10月10日―11日だってさ.駅から遠いからちょいと行きにくいけど,舞茸天ぷらそばとか,しじみラーメンとか,食べてみたいニャ.

296/480議席

自民党,議席取り過ぎ」ってツッコミができる世の中になるたぁ思わなんだノダ.

これが小泉総理の言う「郵政民営化賛否の国民投票」の結果と言われりゃそーかも知れんけど,国会議員の選挙が,ひとつの政治課題のための国民投票になっちゃいかんでしょ.この顔ぶれのまま,郵政以外の無数にある課題まで任せていーのか,そこまで考える必要があるハズナノダ.ま,そのへんが投票行動のムズいとこでもあるノダけどね.

2005年9月11日

異文化交流

「異文化交流」にも石ちゃん語独自の意味がござーましてニャ(んなモン作るなって?).ヒトサマのオタクにおじゃまして,自分のウチじゃ食べる機会がないモノいただいたり,聴けない話をうかがったりすることナノダ.自分のウチとは違うってとこが大事ナノダ.ハイ,ここ試験に出まーす(ナンノダ?).

さーて本日の「異文化交流」は,大学教員Kさん御一家の,宍道湖の眺めがええオタクに,料理屋のお嬢のA隊員とおじゃましたノダ.スコンに紅茶をいただきながらってあたりから,ワテら一行にゃ「異文化交流」だったワケだけど(笑).

いろんなお話したニャ.昨日たまたまA隊員が手伝いに行って,Kさん御一家もお出かけだったアフリカ音楽の演奏の話題に始まって,A隊員が参加してるガムランのグループ,御一家がこれまで滞在・在住したアイルランドや米国各地の文化・教育・生活事情……とまあ,石ちゃん語の範囲におさまらん,まっとーな日本語の意味での「異文化交流」に発展してったノダ.

海の向こうのできごとって,つい他人ごとのよーに思ってしまうけど,ティー・タイムに聴く体験談ってのは,なごんだ空気も手伝って,自然と引き込まれて一緒に旅してる気分になるニャ.ウシさんヒツジさんの群れが道路を横切るアイルランドの風景も,ちょーど4年前のニュー・ヨーク以来の愛国心教育の強化も,親しみある眺め,切実な問題に変わってったノダ.そんな2時間ちょいの世界の旅だったノダ.

welcome!

見てのとーり,タヌキにゅーすのデザインにほとんど手が回ってない状況だけど,9月前半のうちに移転って約束だったんで,今日から「石川陽春デザインワークス」のサイトは,ishikawakiyoharu.infoでの運用を始めるノダ.

新しいタヌキにゅーすにゃ,blog toolの代名詞と言ってもいいMovable Typeを使ったノダ.でもあたしゃほかのtoolは使ったことあるけど,Movable Typeってこれが初めてでさ,まだ勝手がよーわかってへんの.だからデザインは初期設定ほぼそのまんま.デザイナーにあるまじき所業でんな(どっひゃ~ん).

とりあえずネタを多少仕込んだから,早いとこ見せたいニャって思って.デザインはこれからボチボチ手ェ入れて,見た目じゃMovable Typeだってこと忘れるとこまで行きたいんで,ひとつよろしゅー.

6月までのタヌキにゅーすも引き続き読めるノダ.こっちも見てちょ.

2005年9月10日

『千都フォントライブラリー書体総覧[貮]ゴシック体編』

『書体総覧』のグリフ一覧

月刊誌の読者プレゼントに当選したってんでブツが届いたノダ.最近応募してなかったんで,「ふにゃ?」って思って同封の書面見たら,ナンと1月号のプレゼントだったノダ.だいぶ前やないか~い.でも当選発表なんてイチイチ見ないから,この半年間,当選したことすら知らんかったノダ(笑).ま,当選知ってたら知ってたで,「おっそいニャ~」ってず~っと気ィもんでただろーから,精神衛生上はまことによろしかったんじゃござーませんでしょか.

さてさて.当選の品ってのは,『千都フォントライブラリー書体総覧[貮]ゴシック体編』(大日本スクリーン製造,2004).千都の「ヒラギノシリーズ」のうち,ゴシック体フォントの見本帳ナノダ.仕事柄,書体見本帳ってできるだけ多く集めたいモノナノダ.

収録対象は「ヒラギノ角ゴシック体」「ヒラギノ丸ゴシック体」「ヒラギノ角ゴAD仮名」「ヒラギノ角ゴパッケージ用仮名」の4ファミリー.各ファミリーは,ウェイト(太さ)の違う3つから9つの書体で構成されてて,そのそれぞれについて1字ごとのサンプルや,組版のサンプルが載ってるノダ.同じファミリーでも,ウェイトによって文字を組んだときの印象が変わるし,一見しただけじゃどれも同じに見えちゃいそーな「ヒラギノ角ゴシック体」の仮名書体と「ヒラギノ角ゴAD仮名」「ヒラギノ角ゴパッケージ用仮名」との違いもよーくわかるノダ.違いを見つけるのが,書体見本帳を読む一番のたのしみナノダ.各ファミリーのデザインの特色を記した解説が,ちょーどいい参考になるノダ.

ナンと言っても大迫力なのは,「ヒラギノ角ゴシック Pro W3」フォントに収録された全部のグリフ(字形)20,317の一覧表.こりゃ一種の宇宙,世界地図でっせ,ダンナ(誰?).漢字,ひらがな,カタカナ,英数字,記号……日本語の表記がどれだけ多く文字の上に成り立ってるかってことを,改めて気づかされるノダ.

ヒラギノシリーズのうち6書体は,Mac OS Xに標準で入ってて,GUIにも採用されてるノダ.最初のOS Xが出て5年くらい経つハズだけど,あれ以上に美しい日本語のGUI持ったOSって,いまだに見たことないノダ.さすが林檎屋本舗,目のつけどころが違うノダって思うことしきりでござい.

2005年9月 9日

ACCESSがPalmSourceを買収へ

ACCESSって高校のブンゲエ部の先輩の勤務先なんで,それだけでちよっぴり身近なニュースに感じちまっただよ.

PalmってPDAOSの,あのPalmだよね.

iモードが出始めたころ,「ケエタイのボタンであれやこれやなんて,よーせんわいな」とか言いながら,CLIEをブッショクしてたの思い出すニャー.でも,ケッキョクあたしゃモバイルはノート PCPHSひとすじ5年半ですわ.DoCoMoから何度案内届こうと,ケエタイへの切り替え意思いまだなし(笑).

でもwebもやってるデザイナーって仕事柄,ケエタイの動向そのものにゃキョーミないこともないノダ.ACCESSってケエタイ向けアプリケイションでならした会社だし,そこがPalmsとおててつないでナニやるのか,注目したいもんナノダ.

2005年9月 8日

iPod nano 発表

Apple Computerの新製品発表って,いつもワクワクするノダ.

確実な製品情報は事前に出回らなくて,CEOのSteve Jobsの講演で初めて,新製品のビックリするよーな概要も実物も発表されるノダ.しかもAppleのweb見ると,もう販売まで始めてる(笑).昨日までとは違う世の中がトツゼンやって来たって気になるノダ.

今回の目玉のiPod nanoなんて,iPod mini売れ行き好調の話題のあと,Today we're replacing itって言いつつ取り出したってじゃないの.やってくれますニャ.

iPod nano,とーとー鉛筆と薄さ張り合ってるノダ(笑).ここまでくるとゼンゼン荷物にならんだろニャ.それでいてiPod miniと比べて機能も遜色なさそーだし.iPodって次から次に新製品が出るから,かえってなかなか買えへんのだけど(いやはや),タイミングが合えば欲しいもんナノダ.

もっとも,タヌぼーが外に音楽持ち歩く機会なんて,月に数回列車に乗って松江とかに行くときくらいだから,そもそもあまり使いそーにないノダ(自滅).でも,わりと手ごろな価格でステキなプロダクト・デザインを手もとに置けるってオトク感は間違いなくあるニャ.iTunesの新ヴァージョンも一緒に出たから,自宅PCに入れて,ワクワク感の余韻を味わっちゃおっと.

2005年9月 7日

第4期タヌキにゅーすの基本方針

「タヌキにゅーす」って,さるさる日記(過去ログは現在非公開)→EranDiaryとわたり歩いて,これで4期目ナノダ.

たくさん書く時期とたま~にしか書かない時期の繰り返しだけど,それでもまだ「タヌキにゅーす」の灯を消さないってのは,コリないっちゅーか,ナンちゅーか(笑).だいたい,モノ書きの延長で編輯もやって,それが昂じてデザインにまで手ェ出したんだから,モノ書きをキレイサッパリ忘れるってワケにゃいかんみたいナノダ.

今回「タヌキにゅーす」をblogにしたってのは,御時世っと言っちゃそれまでだけど(笑),webもやってるデザイナーって仕事柄,自分でもblogをいろいろいじっておべんきょしなきゃいかんノダ.発表できる段階のモノはまだないけど,このところblogの仕組みを使ったサイト構築が向いてる案件が続いてて,おべんきょ自体はこれまでもやってきたノダ.でも,どーせなら毎日blogにさわる環境がほしい.それにゃ,好き勝手が書ける「タヌキにゅーす」以上のモノはなかろーと.ま,そんなとこナノダ.

blogって,導入のしやすさとカスタマイズの幅の広さから言って,今考えられるweb更新のシステムとしちゃ,一番おてがるナノダ.webオーサリングの経験がないクライアントでも,自分で更新できるワケだし.ここ1週間,にゅーす記事を仕込んでて,ほんにラクチンしてるノダ.アタマん中じゃ,2年前からわかっちゃいたんだけど,実際やってみると,今さらながらblogのおさかんぶりがよーわかるノダ(笑).

第4期の「タヌキにゅーす」じゃ,もーひとつ考えてることがあって.「石ちゃん語」じゃない記事を増やそっかなって思うノダ.「タヌキにゅーす」は,タヌキの「ぼーや」がエタイの知れない「石ちゃん語」で自分の「生態記録」を書くってな,ワケのわからん設定(ヲイ)でやってるノダけど,去年,能楽師の追悼記事を出すときに,こりゃさすがに「石ちゃん語」じゃ書けんニャって気づいたノダ.あと,デザインや建築についての考察とか紀行モノとか,タバコ問題の話とか,「石ちゃん語」での表現に限界を感じてお蔵入りになったり,ふつーの日本語に書き直したいモノがいくつかあるノダ.

よーするに,「石ちゃん語」にこだわらんよーにして,もっといろんなネタを出したいってことナノダ.いつどんなネタが,ふつーの日本語で登場するか,ひとつたのしみにしてやっとくんなまし.

2005年9月 6日

Windows XPの自作CD-ROMで自動インストール

ここ10日ばかり,自作のPC/AT機が,Windows起動させて使ってるうちに動作がエラい重くなってたノダ.特に動画再生とFirefoxでのwebブラウジングがね.今日は時間ができたんで,システム・ドライヴをフォーマットして,Windowsのインストールをやり直したノダ.そのあと,必要なアプリケイションも再インストールして,バックアップをとっておいたデータを復旧させて,にゅーすに戻ってきたとこナノダ.

去年の5月はじめにパーツそろえて組み立てたときに,Windows XP Professionalを1回インストールしただけで,1年以上問題なく動いてたんだけどね.先月下旬に出た「Outlook 2003 迷惑メール フィルタ更新プログラム (KB902953)」をWindowsの「自動更新」機能で入れたあたりからおかしくなったみたい.Windowsの「システムの復元」とか,Outlookの修復や再インストールを試しても,症状が変わらんかったんで,キレイサッパリ出直したってとこですわ.

今回Windowsの再インストールに当たってはね,SP+メーカーってフリーウェアで特製のCD-ROMをこしらえたノダ.

SP+メーカー使うと,手持ちのCD-ROMに入ってるWindows XP Professional Service Pack 1aに,Microsoft Updateで手に入るService Pack 2と「重要な更新」の各種プログラムを適用した,つまりWindowsの最新CD-ROMを自分で作ることができちゃうノダ.

あわせて,市販のWindowsのCD-ROMにこっそり入ってるsetupmgr.exe(Windows セットアップ マネージャー)を起動して,Windowsをインストールするときに入力しなきゃいけないユーザー情報やネットワークの設定,プロダクト・キー(25桁の英数字)とかをまとめた設定ファイルを作った
ノダ.これも自作CD-ROMに収めといたノダ.こうするとWindowsのインストールが,モロモロの入力作業で中断することなく,最後まで一気に進むノダ.次回以降の再インストールでも,設定ファイルの内容に変更がない限りは,同じCD-ROMでスイスイできるって寸法ナノダ.

このへんの作業の詳しいこたぁ,SP+メーカーのヘルプ・ファイルを読んで下さいまし.難度がちょっぴり高いんで,ヘルプの説明を理解した上でCD-ROM作るノダよ.

ノンストップでインストールしてる約40分間は,好きなことして過ごせばいいけど,今日はナンでもおっきな颱風が近づいてるそーだから,颱風への備えを固める作業に動員されることになると(汗).どっちの作業も颱風が接近しないうちに終わってよかったノダ.ふ~.今はWindows,スイスイ動いてるノダ.

2005年9月 5日

「丹下健三DNA」@『Casa BRUTUS』

そろそろ10月号発売って時期だけど,『Casa BRUTUS』9月号が,タヌぼーの修士論文のネタのひとつになった丹下健三大特輯の特別号だったんで,今さらながら触れときますノダ.

とりあえずざっと第一印象.

  • 《国立屋内総合競技場(現・国立代々木競技場)》(1964)のまわりで牛の放牧かい(笑).やってくれるニャ,GROOVISIONS.でもナンデ牛??
  • インタヴューの顔ぶれと頭数……じゃなかった,人数多っ.藤森照信,森泉,槇文彦,谷口吉生,丹下憲孝,Giovanna G. Ferragamo,酒井順子,大谷幸夫,加賀まりこ,川添登……全部で25人前後出てるぞよ.でも,一番読みたかった磯崎新が出てへんの(シクシク).5月号の追悼記事読めってかい?
  • 跡継いだ丹下ジュニアがあちこち出没.特輯タイトルの「丹下健三DNA」ってそーゆーことでもあるワケかいな.「丹下建築100選」のうち“新生・丹下事務所”作品が15ってのは,いくらナンでも多いよーな.
  • その昔,《東京都庁舎(新宿)》(1991)か鈴木都知事(当時)がらみで週刊誌の新聞広告に出てた写真が,戦前の大礼服みたいなの着て文化勲章佩用してる姿だったんで,「ナンジャこの明治政府みたいなカッコしたジイサン???」って思ってたけど,今回の掲載写真のキャプションで10数年ぶりに疑問がとけたノダ.Academie de Beaux-Arts会員の正装だったのね.帯用の剣について,ええ話が載ってるノダ.
  • “ゴジラが壊した”なんて角度で,まともに丹下建築取り上げる雑誌なんて,めったにないだろニャ(笑).
  • 六角形+「丹」+日の丸の特輯ロゴがカワエエ.

タヌぼーが修士論文で取り上げた丹下作品は,日本建築の伝統を溶け込ませた1940-50年代の建築だったノダ.'50年代の建築界で起きた伝統論争が,当事者のひとりであーる川添登のインタヴュー(pp. 182-183)中心に取り上げられてるけど,丹下と日本建築の伝統との取っ組み合いって,モダニズム建築家たちが「建築における日本的なもの」論を打ち出した1930年代からボチボチ始まって,戦時中の《忠霊神域計画》(1942),《日泰(タイ)文化会館》競技設計1等当選案(1943)から戦後の《広島ピースセンター(現・広島平和記念資料館)/広島平和記念公園》(1955),《香川県庁舎(旧館)》(1958)へつながっていくノダ.だから,戦争をはさんだ時期にさかのぼった「丹下と伝統」の総括を読みたかったし,紹介してほしかったニャ.「衛生陶器」発言とか,「丹下健三伝説」(pp. 90-91)のネタにも事欠かないしね(ケッキョクそれかい?!).

それはそれとして,'50年代までばかり見てきたタヌぼーにとっちゃ,'60年代以降の作品,特に海外の都市計画の話ってのは,知らんことだけでオモロいノダ.この人《忠霊神域計画》や《広島ピースセンター》といった最初期から都市計画やってるノダ.日本初の本格的な“建築家兼都市計画家”として世に出てるノダ.

そーいや『Casa』が日英のbilingual issueになる9月号,ここ4年は毎年買ってるノダ.'02年と'03年は,そもそもタヌぼーが現代建築にキョーミ持つキッカケを作った安藤忠雄.'04年は修士論文のネタにした作品が満載のDOCOMOMO 100選ナノダから,手もとに置きたくなりますワナ.

Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 09月号 [雑誌]

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2005年9月 4日

藤忠ビルのランプ?

たぶん藤忠ビルのランプ

藤忠ビルプロジェクトの聖地・藤忠ビル跡(そのまんま)に建った高齢者・障碍者向けフロアもある団地兼商業ビルなんだけど,1階外壁のランプってまさか,藤忠ビル(竣功1928)にくっついてたあのランプ?? 知ってそーな人に今度訊いてみなくちゃ.

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粥川風土記

御案内をちょーだいしたんで,『粥川(かいがわ)風土記:岐阜県郡上市美並町高砂』って記録映画(姫田忠義監督,民族文化映像研究所,2005)の上映会に,島根県立美術館まで出かけたノダ.

会場着いたらスタッフ,客席に知った顔少なからず(笑).それでも100人以上は来てたノダ.

この作品,長良川支流の粥川流域に取材したモノで,山林に囲まれ,清流の恵みを受けてきた土地と,そこに生きる人たちの暮らし,歴史,産業,祭礼,信仰,伝説……が2時間42分の映像に収まってるノダ.“風土記”って名前がピッタリの内容ナノダ.

長丁場なんだけどね,4年の撮影期間に比べりゃどーてことないのカモ.で,その長丁場の末に時間かけて紹介された,鉄道開通以来70年以上途絶えてた「筏流し」の再現が,この土地と人々の暮らしの縮図のよーな,ほんに迫力のある映像になっててさ.粥川集落の人たちが「木馬(きんば)」って線路みたいなのを組んで,そこに木を載せて粥川まで運ぶノダ.それを高原(こうばら)集落の人たちが筏に組んで,川に浮かべて下流へ届けると.しまいにゃ山あいの急流に筏をこぐ映像と川の瀬のとどろきだけが3分近く続いたノダ.山林と川あればこその営みナノダ.ええモン見せてもろたノダ.

そのへんから「へぇ」ボタンの連打が聞こえそーだったのが,星宮神社の氏子さんたちはウナギを食べないって話.神社を創建した藤原高光は,ウナギの道案内のおかげで,勅命による鬼退治を果たしたって伝説が残ってるそーな.

でも,タヌぼーは出雲の国の住人さ.タヌキ屋敷に帰ったら,夕食に用意してあったのは鰻丼だったノダ.

2005年9月 3日

今井書店出雲店

店舗の外観

山陰両県最大の書店グループなのに,両県庁所在地に次いで人口の多い島根県出雲市とゆートコには今まで手ェ出してこなかった今井書店.それがとーとー出雲店をこしらえて今日開店.午前中行ってきたノダ.

場所は大型農道沿い,石川陽春(本名)とはエンもユカリもない「いしかわ」ってスーパー・マーケットの高岡店のおとなりナノダ.出雲市駅前から自転車で20分かかったぞよ.一畑の武志駅からは,歩いて10分ちょいで着けるかニャ? 自動車は……各自調べてくんなまし.ワテ運転せんからよーわからへんのや(笑).自動車,けっこー混んでたノダ.店ん中も大にぎわいナノダ.

グループセンター店(松江市田和山)みたいに,カフェやレコード屋,レンタル屋が入って,「センター店を上回る山陰最大級の店舗」って触れ込みだけど,本に限って言えば,店頭の品ぞろえはセンター店の方が充実してるニャ.でも,出雲市近辺にゃこれほどおっきい本屋さんってなかったから,ある程度はセンター店や本の学校(米子市新開)の代わりになるカモ.バック・ナンバー置いてるデザイン雑誌もあったしね.

食育の企画展示やってたニャ.協賛は奈津子社長の会社でっか.奈津子さん,先生,ゴブサタしてます……スンマヘン,私信を書いてしまいました(ペコリ).

レンタルのCDは,KraftwerkとかEmerson, Lake & Palmerとか,このへんの店じゃあまり見かけないモノもあってさ.アンサンブル・プラネタに至っては,たぶん全作そろってたノダ.今日はヴィデオが100円だったんで,チェン・ミンのライヴ借りたノダ.

TULLY'S COFFEE目当てで出かける人,多いだろニャ.オシャレ~な店構えだったぞよ.人出がモチついたトコで,タヌボーもちょこっと行ってみよっと.

TVの取材が来てたけど,ウチのムスメ(日本語で「おっ母」を意味する石ちゃん語)によると,夕方のニュース(こっちはカタカナね)にタヌぼーがバッチリ映ってたらしい.いや~ん,はずかしわ~ん.カメラ避けてたつもりだったのニィ.

2005年9月 2日

湖上の雲

タダの画像投稿テストナノダ.4年前の11月に撮った宍道湖ですな.

写真

撮影した足で,藤忠ビルプロジェクトのwebの初打ち合わせ行ったんだっけ?

2005年9月 1日

はじめてのおひっこし

さーて,これからwebの移転にとりかかるワケだけど,移転完了報告のときにナニか新ネタがあるといいニャって思って,今日からにゅーすをいくつか仕込んでおくノダ.書きためたものなのに「にゅーす」ってのはどーゆーこっちゃ? ってなツッコミは,先に自己申告しとくノダ(笑).

タヌキぼーやが最初のwebを作ったのが1998年から,今までずっとhttp://www.enjoy.ne.jp/~ghum/を使ってきたノダけど,8年目にして初めてお引っ越しするノダ.

webの仕事の関係で,blogCMSのおべんきょしてるノダ.

今までのwebに使ってた,プロヴァイダーが用意するwebサーヴァーとか,無料サーヴィスのwebサーヴァーだと,ディスク容量やサーヴァーの機能が限られてて,blogCMSの動作に不便な点が少なくないノダ.

近ごろじゃ無料のblogサーヴィスがさかんだけど,タヌぼーは仕事柄,webサーヴァーにインストールして動作させるblogCMSをイジらないことにゃ話にならないノダ.で,それらを動かすのにちょーどいいレンタル・サーヴァーを借りることにしたノダ.

そんなこんなで,今までのトコよりディスク容量がグンと増えて(10MB→1GB),サーヴァーの仕様も充実してるから,タヌキぼーやのwebも,ついでにこの際レンタル・サーヴァーに移しちゃおうってワケナノダ.