2010年10月 8日

明日「ハーンの神在月」に出演します


ブログのシステムの不調で、こちらへの情報掲載が直前になってしまいました。申し訳ありません。 今日から松江市で「ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」が開催されています。 私はチラシ、ポスター、会場で配付するパンフレットのデザインもしていますが、明日10月10日(日)は11:00からのパネルディスカッション「小泉八雲ネットワークの構築に向けて」に、八雲会理事として登壇します。 3ケタもの人数を前にして話をするのは、高校の生徒会以来です(汗)。そこは本業を生かしてiPadでスライド見せつつ、「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とその事蹟を未来に生かす」というサミットのテーマに対して、八雲会の出版活動やサイト運営を通して考えていることをお話しします。お近くの方はどうぞ足をお運びください。

2010年1月27日

第34回島根広告賞 作品展示(01/27-02/01)

本日またひとつ年をとったタヌぼー(そろそろホントの年は言えんニャ)ですが、ちょーど今日から今年の島根広告賞の作品展示が始まります。石川陽春がデザインした出品作は以下の通りです。来週2月2日(火)にお目にかかるみなさん、ひとつ見てやっておいて下さい(私信)。

総合部門

「奥谷タイムトンネル:古くて新しい島根を探しに」
パンフレット表紙の画像

広告主、制作社:どこでもミュージアム研究所
※綜合パンフレットのデザインを担当

当時修覆工事中だった島根大学旧奥谷宿舎(国登録文化財)周辺地域でのアート・プロジェクト。表紙に登場しているのが、修覆予想図でもありました。昨年島根大学から埼玉大学に転じた石上城行先生の絵です。

「浮世絵遊覧:島根県立美術館開館10周年記念コレクション企画展」
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広告主:島根県立美術館
制作社:石川陽春デザインワークス

浮世絵が江戸時代の木版文化を牽引した存在でもあるという側面に注目して、手書きの風情が感じられる「あおい金陵」という明朝体を選ぶところからデザインを組み上げていきました。この展覧会、島根広告賞の作品展示と同じ会場で開催中ですので、あわせて御覧下さい。

折込チラシ部門

「ラフカディオ・ハーンとギリシャ:もうひとつのルーツと受け継がれる精神性」
日本語版リーフレット表紙の画像

広告主:小泉八雲記念館(松江ツーリズム研究会)
制作社:石川陽春デザインワークス

こちらの現在開催中の企画展。日本語が中心ではありますが、英語、ギリシャ語も重く扱ったリーフレットということで、混在する多言語をいかに美しく組み合わせるかを、いつも以上に追求しました。

パンフレット部門

『いつも、いつでも、大根島で:由志園物語』
表紙の画像

広告主:有限会社日本庭園由志園
制作社:アートワークス

私は途中から制作にかかわったのですが、それでも実に1年半以上かかりました(汗)。由志園の歴史をふりかえり、現在を見つめ、未来を展望するための手がかりとしての1冊。60頁足らずといえども、いろんな思いがこめられています。

パッケージ部門

妹尾哲巳+三浦芳男『2台のピアノによるスーパーデュオ〈ライブ2008〉』
ジャケット表紙の画像

広告主:ブレーメン
制作社:石川陽春デザインワークス

タヌキにゅーすが縁でデザインすることになったCD。連弾ではなく2台のピアノによるデュオであるという点を意識して写真を扱いました。一番の見どころは、縦方向に開くジャケット内面でしょう。手前から奥にかけて2台のピアノと2人のピアニスト。ジャケットでは、シアンとマゼンダで写真を覆いましたが、元のフルカラーの写真もよいので、どこかで日の目を見せたいものです。

第34回島根広告賞 作品展示

日時
1月27日(水)-2月1日(月)10:00-18:00
場所
島根県立美術館ギャラリー(松江市袖師町1-5)
入場料
無料
主催・問い合わせ先
島根広告協会
電話:0852-32-0503

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2010年1月 8日

島根県立美術館「浮世絵遊覧」展の出品目録がダウンロード可能に

石川陽春がポスター、チラシ等のデザインを担当している島根県立美術館の企画展「浮世絵遊覧」。出品目録のPDFファイルが、同館のサイトでダウンロードできるようになっています。これも私のデザインによるものです。

2009年9月24日

『新・小泉八雲暗唱読本』

recitationbookofhearn.jpg

27日(日)に松江市総合文化センターで、小中高生が小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の作品を英語で暗誦発表する「第43回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト」が開催されます。

このコンテストのテキストとして、八雲会が今年3月に刊行したのが『新・小泉八雲暗唱読本』です。八雲の作品を暗誦用に編輯した25篇を収めており、1980年代にワープロ入力の版下をもとに作られた『小泉八雲暗唱読本』全2集の全面改訂版です。

旧版と比べて次のような特色があります。

  • 収録作品を精選して2分冊を1冊にまとめる。
  • 日本語の対訳と脚註を加える。
  • モチロン組版も一新。
  • スピーチの練習方法のアドヴァイスもあり。
  • 実は「装幀:石川陽春」(←ココ大事)。

八雲会の出版物で、私が初めて関係したのがこの1冊です。もっとも、私はこのプロジェクトには途中から参加しまして、私がかかわり始めたときには、本文の行数と1行あたりの字数や頁数はすでに決まっていました。そのため、行数や頁数に影響が出るような変更はできませんでした。

だからと言って本文組みについて私のやることは残されていなかったかというと、そんなことはありません。脚註の英単語をbold(太字)にしたり、所定の頁数からあふれそうになっていた巻末の解説をを1段組から2段組に改めたり、ノンブル(頁番号)の横に柱(収録作品のタイトル。英文頁には原題、和文頁には和訳した題名)を添えて検索性を高める......といった指定やアドヴァイスを私から加えました。こういうこともデザイナーの仕事のうちです。

表紙については、小泉清(八雲の三男)の《ヘルン像》(小泉八雲記念館蔵)の使用、そして2色印刷といった編輯担当者からの指定はいくつかありましたが、ほとんど私の好きなようにやらせてもらいました。

英日対訳版であるということから、収録作品の一節を英日対訳で掲載しました。ただし、対訳版といえども本文があくまで英文を読ませるものという立場から、表紙の書名は英語を主とし、日本語を従とする組み方をとりました。用紙は、主要な読者層が小中校生という若い人たちであることも考慮して、従来八雲会の出版物の定番であったレザックという革のような風合いの紙から、パミスOKミューズバナナという少しラフな手触りの紙に改めました。横方向に小さく波を打ったようなひっかかかりがあります。

今は事情が変わっているかも知れませんが、私の経験の範囲では、学校で編輯された冊子の表紙といえば、たいていコート紙かレザックだったので、レザックには手垢のついたような印象が強かったのです。数多くの本に出会っているであろう児童・生徒のみなさんに、触感で記憶してもらえる1冊。そんなことを目指しました。

本書は八雲会事務局のほか、私が目撃した限りでは松江の小泉八雲記念館今井書店殿町店、同グループセンター店等でも頒布しています(頒価1,100円)。見かけたら手にとってみて下さい。

2009年9月11日

八雲会の講座「小泉八雲をよもう2009」初日

先日御紹介した八雲会の講座「小泉八雲をよもう2009」は今日が第1回でした。昨年に引き続く「怪談」「奇談」のシリーズで、今回は「青柳のはなし(The Story of Aoyagi)」(『怪談(Kwaidan)』)と「いつもあること(The Matter of Custom)」(『骨董(Kotto)』)を読みました。

このうち「青柳のはなし」は、大名の使者として都へ向かう友忠という若い武士が、柳が生えた丘にある家に宿を借り、老夫婦とその娘の青柳に出会うところから始まる、劇的な展開を持つ恋物語です。

その中盤、小泉八雲自身が「日本の原作では、物語の自然な進行に変な破綻」(田村三千稔訳)があると、わざわざ本文中でことわっているのが目をひきます。ここからが八雲ならではの再話の工夫がうかがえるところで、「青柳のはなし」のもとになった物語=原話(元禄年間の浮世草子『玉すだれ』所収の「柳情霊妖」)にはない設定(友忠が遣わされた細川侯が美人好きとされ、物語後半の伏線に)や、西洋の読者を意識した解説的な話の進め方(武士の結婚には主君の許しが必要であるという解説。これも重要な伏線)など、原話の書き換えの妙が随所にあらわれ、今日でも面白く読める物語に仕上がっている......ということが、原話との比較や先行研究を踏まえて読み解かれていきました。

原話を語り直すことによって生まれる再話文学の手法において、八雲やその協力者であった妻セツの果たした役割の大きさを感じさせる第1回でした。講座は来年2月まで月1回開かれます。

2009年9月 7日

祝 STORE ROOM 2周年

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タヌキにゅーすに時々出てくる、松江の出雲ビル3階にあるチクチクワクワクな手芸のお店「STORE ROOM」が2周年。石原いしこちゃん、おめっとさんナノダ。

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↑こちら新顔のくまさんキット。ちょと眠そうな顔がカワイイぞよ。

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今度の土日に記念セールだって。フライヤー↑の旗のポールがよー見ると(笑)。

布と糸のセール

日時
2009(平成21)年09月12日(土)―13日(日)12:00-19:00
場所
STORE ROOM(出雲ビル3階/島根県松江市白潟本町33)
問い合わせ先
STORE ROOM
電話:0852-25-0735
詳細情報
http://www.store-room.net/news/eid343.html

2009年9月 3日

『アートイニシアティブ:リレーする構造』

今、23:00過ぎなんですが、つい30分前に各種いただきものをしました(ちょい眠)。そのうちのひとつが↓

artinitiative.jpg

『アートイニシアティブ:リレーする構造』。横浜で歴史的建造物を活用したアート・プログラムに取り組むBankART1929が編輯した、主に美術館やギャラリー以外の空間(書中では「オルタナティブスペース」と呼ばれています)でのアート・プロジェクトの事例集です。先ごろまでBankARTで配布していたそうです。

高嶋敏展さん(どこでもミュージアム研究所代表、写真家、アート・プランナー)が「松江 街の中での新しい動き」と題して、「藤忠ビルプロジェクト」(2001)、「Time Piece:島の写真屋アートプロジェクト」(2006)、「奥谷タイムトンネル」(2009)を紹介しています。私にとっては、いずれもサイト制作や報告書のデザインなど、何らかの形でお手伝いさせてもらったプロジェクトです。

また、そういう縁とは別に、建築史で修士論文を書いてみた者として、美術館やギャラリー以外の空間とアートの関係には、詳しくはないまでも一定の関心を持ち続けているものですから、こうした何十もの事例をまとめたコンパクトな1冊(A5判、221pp.)があるのはありがたい。読むのが楽しみです。

2009年9月 2日

八雲会の講座「小泉八雲をよもう2009」(09/11-02/12)

八雲会理事就任の話を書いたところで、ちょっとだけ理事らしいことをやってみますけど(笑)、八雲会では、昨年御好評いただいた市民講座「小泉八雲をよもう」の第2弾を今月から開講します。

講師は昨年度と同じく常松正雄先生(島根大学名誉教授)。前回のシリーズでは、「怪談」「奇談」の日本語訳を読み進めながら、日本語訳では伝わらない英語の原文の味わいや表現のニュアンス、それぞれの物語の原典となった作品との比較にも丁寧な言及があり、新鮮な気持ちで八雲の作品に接することができました。今年度も引き続き「怪談」「奇談」が取り上げられます。

月1回の開講日は金曜日午後のため、出席できる方の層は限られてしまいますが、第2の人生を楽しんでいらっしゃる方、フリーランスで働いていて御自分の判断でスケジュールを決められる(例えば私と同じ身の上の)方などなど、ぜひお出かけ下さい。

日時
2009(平成21)年9月11日(金)〜2010(平成22)年2月12日(金) 14:00〜15:30(月1回)
会場
松江市総合文化センター 中会議室(青少年室)(松江市西津田6-5-44)
講師
常松正雄(島根大学名誉教授)
定員
30名
料金
1,000円(資料代ほか)
問い合わせ先
八雲会事務局 電話: 0852-25-1920

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詳しい情報
http://www.yakumokai.org/928(八雲会)
主催
八雲会

2009年9月 1日

八雲会理事に就任しました

ネット上でちゃんと報告していなかったのですが、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰団体「八雲会」の役員改選があり、7月5日の定期総会で承認を経て、理事に就任しました。

2年の任期中、来年の小泉八雲生誕160周年、来日・来松120周年をはさむことになり、忙しくなりそうです(汗汗)。

(八雲会サイトの役員一覧には、常任理事と理事は掲載されていませんが、事務局にお問い合わせいただければ間違いないかと〈笑〉)

私は八雲会ではこれまでに、今年3月刊行の『新・小泉八雲暗唱読本』の装幀や、7月に開設した八雲会のサイトの制作を手がけ、まさに本業を活かせる領域を担ってきたわけですが、今回の理事就任は、そうした私の八雲会における役割を、役員という形で位置づけてもらったものと、私なりに解釈しています。

八雲会は、小泉八雲が来日後最初の1年余を過ごした松江に拠点を置く団体なので、発信すべき情報が多いです。そして、出版活動が盛んな団体でもあります。八雲会理事としての私は、そうした側面を下支えする存在でありたいと思います。

ところで先月は、松江市と八雲会による来日120周年記念事業準備の一環として、小泉八雲が英語教師として松江から転任した熊本を訪れました。現地の研究・顕彰団体のみなさんにお会いしたり、市内の八雲ゆかりの地を案内していただいたりしました。その公式の報告は、後日八雲会のサイト等を通じて出ることになると思いますが、個人的な視点による報告はタヌキにゅーすに載せていきましょう。エントリー1本あたり1、2枚程度の写真にキャプションをつけて不定期で連載するか、Picasaにアルバムをアップロードするか、まだ検討中です。いずれにせよ、写真撮りすぎて整理がついていません(汗)。ぼちぼちやります。

2009年8月30日

今年も由志園『ぼたん通信』出ています

由志園の『るるぶ』『まっぷる』掲載広告を紹介しておきながら、もうひとつの由志園の仕事を取り上げるのを忘れていました(汗)。

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年刊フリーペーパー『ぼたん通信』のデザインを、昨年に引き続き担当しました。特輯は「ぼたん鑑賞入門」。A4判4頁。由志園で配布しています。

2009年8月27日

『るるぶ』『まっぷる』の由志園の広告

旅行のお供としておなじみ『るるぶ情報版』と『まっぷるマガジン』に掲載されている、松江市大根島の日本庭園 由志園の広告をデザインしました。

掲載誌は以下の通りです。

1頁広告

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読みもの風のPR広告です。表紙をめくると早速出てきます。

従来、『るるぶ』に掲載される由志園の広告のデザインは、ポスターやパンフレットの延長線上にあったものでしたが、「今年の広告は読みもの風でいきたい」というオーダーで、初めてワタクシにお鉢が回ってきました。

デザインしながら、高校時代に『サライ』をエディトリアル・デザインの手本にしていたことを、ふと思い出しました。

るるぶ松江 出雲 石見銀山'10 (るるぶ情報版 中国 6)

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1/3頁広告

記載内容やデザインを本誌の記事の体裁に極力近づけ、同じ頁の記事の一部のように読んでもらおうという広告です。

一見しても、ワタクシのデザインとはちょっと気づかないかも知れません(笑)。むしろそうあってもらった方が、この広告の意図としては当たっていることになります。ためしに手にとって広告を探してみて下さい。

るるぶ山陰'10 (るるぶ情報版 中国 2)

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2009年7月 1日

[速報]八雲会サイト公開しました

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小泉八雲の研究・顕彰団体「八雲会(The Hearn Society)」のサイトを、本日公開しました。このサイトの話題は、できれば明日にでも。

2009年4月20日

小泉八雲記念館企画展「ラフカディオ・ハーンとギリシャ」(04/25-)

日本語版リーフレット表紙の画像

25日(土)から、小泉八雲記念館(松江市)で企画展「ラフカディオ・ハーンとギリシャ:もうひとつのルーツと受け継がれる精神性」が始まります。

今年は、日本とギリシャの外交関係樹立110周年にあたることから、ギリシャとの文化交流を深めるために企画展を開催します。展示品は、2008年9月に小泉凡(引用社註:小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部准教授[民俗学])がギリシャ訪問の際に撮影した、ハーンの母ローザの生誕地キシラ島やハーンの生誕地レフカダの写真と、ギリシャでハーンを介した日本との文化交流の実現に奔走しているタキス・エフスタシウ氏が2008年11月に松浦正敬松江市長に寄贈したギリシャの美術品を展示・公開します。すなわちこの展示は、ハーンがギリシャから賜ったと告白する精神性が後世のアーティストへどのように受け継がれていったのか、また造形芸術によってハーンの精神性や文化背景を表現できる可能性を示唆するもので、新しいスタイルによるギリシャとの文化交流のささやかな布石になると考えています。(プレスリリースより)

私は会場で配布するリーフレットや展示パネルのデザインを担当しています。青と白......ギリシャのナショナル・カラーでもありますが、リーフレットにも掲載されるキシラ島の空と海、建物や土や町並みから想起した色を基調に、スミを使わない配色にしました。

また、それぞれ日本語版と英語版を作成しました。本格的に多言語の印刷物を手がけたのは初めてですが、地球がうんと狭くなった現代に生きるデザイナーとして、こういう仕事とは継続的につきあっていきたいものです。

なお、下記リンク先にプレスリリースのPDFファイルが公開されています。これもワタクシメのデザインです。あわせて御覧下さい。

日時
2009(平成21)年4月25日(土)〜2010(平成21)年3月31日(水) 8:30〜18:30(10月〜3月は17:00)(入館受付は閉館20分前まで)
会場
小泉八雲記念館(島根県松江市奥谷町322)
料金
大人300円(団体20名以上240円)、小人(小・中学生)150円(団体120円)、外国の方150円(小人80円)
問い合わせ先
小泉八雲記念館 電話:0852-21-2147

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詳しい情報
プレスリリース(日本語版)(LAFCADIO HEARN street)
プレスリリース(英語版)(LAFCADIO HEARN street)
企画展「ラフカディオ・ハーンとギリシャ」松江で開催(日本語で読むギリシャ)
主催
小泉八雲記念館(NPO法人松江ツーリズム研究会)

2009年3月 7日

奥谷タイムトンネル(03/06-22)

パンフレット表紙の画像

この仕事を始めたころから,2年に1回はアートプロジェクトにかかわる機会に恵まれていますが,今回は城下町松江の北端,奥谷地区が舞台.綜合チラシ,会場で配布しているパンフレット,webを担当しました.

また,webに「小泉八雲とセント・パトリックス・デイ・パレード in Matsue」「城下町松江を歩いてみよう」を寄稿しています.デザインの話は一切なし(笑).あわせて御覧ください.

奥谷タイムトンネル

会期
2009(平成21)年03月06日(金)--22日(日)(月--木曜日休み)
会場
島根大学旧奥谷宿舎周辺地域(島根県松江市)
詳細情報
http://okudani.dokodemo-museum.com/

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明日はセント・パトリックス・デイ・パレード in Matsue

ポスターの画像

今年で3回目の開催ですが,今回初めてポスターとチラシをデザインしました.パレードを中心に,松江の中心市街地は朝から夜までアイルランド一色になる予定です.

2009 セント・パトリックス・デイ・パレード in Matsue

日時
2009(平成21)年03月08日(日)
会場
松江城周辺〜殿町・京店エリア(島根県松江市)
詳細情報
http://www.sanin-japan-ireland.org/parade/

2009年2月10日

第33回島根広告賞作品展示(02/11-16)

今年も島根広告賞に出品しました.作品展示が明日から始まります.石川陽春デザインワークスの出品作は以下の4点です.

(カッコ内は広告主)

ポスター部門

由志園「いつも,いつでも,大根島で」(由志園)

昨年の由志園ポスターコンペで次点となった,全4枚のシリーズ.由志園と大根島,出雲地方の自然や歴史とのかかわりを掘り下げました.少部数ながら印刷されて実際に使用されたものです.プランラングは高嶋敏展さん.コピーは高嶋さんの原稿に私が手を加える形で作りました.

パンフレット部門

「三原研 陶展(日本陶磁協会賞受賞記念展)」(一畑百貨店松江店,三原研)

同部門銅賞受賞.昨年は田部美術館茶の湯の造形展の大賞受賞やニュー・ヨークでの個展でも話題となった三原研さんの,地元での個展のDMです.全8頁の正方形の冊子で,陶藝作品のディテールに迫った写真を中心に構成しました.写真は古川誠さん.

ソープシェーカー・アワブル(エスシェーカーアライアンス)

洗顔用石鹸を泡立てる器具を,地元大学の生協で販売するに当たって,学生をターゲットに制作したパンフレットです.洗顔器具の使い方を解説した「あわぷらーへの道」は高嶋さんの企画.イラストレイションは,松江の書店DOORの高橋香苗さん.

折込チラシ部門

松江ゴーストツアー(松江ツーリズム研究会)

月照寺,大雄寺など,松江市内にある小泉八雲「怪談」ゆかりの地を,夜に巡るツアーのチラシ.「怪談」とは言っても別に肝試しではなく,暗闇の中で視覚以外の感覚を研ぎ澄ませて訪ねる旅を意識しての漆黒の闇.現在は今年3月から8月までの日程を盛り込んだチラシが出回っています.

第33回島根広告賞 作品展示

日時
2月11日(水)-16日(月)10:00-18:00
場所
島根県立美術館ギャラリー(松江市袖師町1-5)
入場料
無料
主催・問い合わせ先
島根広告協会
電話:0852-32-0503

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2008年9月11日

三原研 陶展:日本陶磁協会賞受賞記念展

タヌキにゅーすでの紹介が遅くなってしまいましたが,今日から始まった陶藝家・三原研さんの個展のDMをデザインしました.

チラシの画像
日時
2008(平成20)年09月11日(木)--17日(水)10:00-19:00(最終日は17:00まで)
会場
一畑百貨店松江店 5階 美術サロン(島根県松江市朝日町661)
問い合わせ先
一畑百貨店松江店 美術サロン
電話:0852-55-2523

2008年8月14日

松江ゴーストツアー:闇夜......小泉八雲〈ラフカディオ・ハーン〉が再話した「怪談」ゆかりの地を訪ねて

チラシの画像

小泉八雲にちなむガイドつきツアーのチラシをデザインしました.

小泉八雲が松江に取材した怪談ゆかりの地を,よりによって夜に巡ってみようという面白い旅行プランです.とはいえ,別に肝試しをしようというわけではないのです(笑).

闇をみつめることは自らの五感力を磨くことにもなり、灯りの溢れた現代社会に暮らす私たちには、とても新鮮なものになるでしょう。(チラシより)

視覚をさえぎる夜の闇の中,聴覚や嗅覚など,視覚以外の感覚をはたらかせることで,八雲が出会った明治期の松江を,あるいは,左目を失明し,右目も極度の近眼だった八雲の五感を,追体験する機会.......八雲と松江に親しむための新しい切り口が盛り込まれています.

近年,夏休みに松江で開催されている子ども塾「スーパーヘルンさん講座」が,八雲を通じて「五感力」を伝えるという実践を続けていて,子ども塾の塾長でもある八雲の曾孫・小泉凡さんの講演や著作にもしばしば言及されるところですが,今回のツアーのプランは,子ども塾での試みを,より広い年代層にも提供するものではないかと思います.

そういう企画ですから,デザイン上もこわ〜い感じは追求せず,あくまで夜のツアーであることを意識しての漆黒の闇.もっとも,文字や図が多いため,ずいぶんにぎやかなことになっていますが(汗).次の機会があったら,A4判より大きい判型にしようかな.

訪問先は「ギリギリ井戸」の松江城,「人食い大亀」の月照寺,「芸者松風の幽霊」の清光院,「水飴で子どもを育てた幽霊」の大雄寺.

なお,2種類用意されているコースのうち,「へるんコース」には,小泉凡さんの講演と,郷土料理の食事がついてきます.

夕方に集合してその夜のうちに現地解散するというものですから,遠方から泊まりがけで参加する人は,ツアーの前後に自分でスケジュールを組んで,旧居や記念館など,そのほかの八雲ゆかりの地や展示施設を訪ねることもできるでしょう.地元の人にとっても,低価格で日帰りができるという点で,参加しやすいのではないかと思います.

期間
2008(平成20)年08月―11月(へるんコース:全5回、カラコロコース:全11回)
訪問地
島根県松江市
詳細情報
http://genki365.net/gnkm01/mypage/mypage_sheet.php?id=14721
問い合わせ先
NPO法人松江ツーリズム研究会
電話:0852-23-5470
ファックス:0852-23-5490
電子メール:m.oshiro@web-sanin.co.jp

2008年8月13日

夢幻語り:夢、異界、そして猫(08/15-16) 公演目前

出演者のおひとり,安田登さんの著書『日本語を生かすメリハリ読み!』附属のCDに,今回の顔ぶれにウードが加わった漱石『吾輩は猫である』の「餅の段」(「猫がお雑煮を食べて踊を踊っている」あれです)が収録されています.聴いてみたら立派な狂言でした(笑).動物が食べ物の誘惑と葛藤するのは『釣狐』という狂言を連想させるところもあり(『釣狐(つりぎつね)』にただよう悲愴感はまるでありませんが),猫が雑煮に食いついてからの笛は狂言のアシラヒ笛ですし.去る〔7月〕12日(土)島根県民会館の能楽基礎講座での槻宅さんのお話によると,その前日が東京で今回とほぼ同じ内容の公演だったとのことで,「餅の段」を上演したところ,舞台上の安田さんもお客さんと一緒になって笑い出してしまったそうです.

夢幻語り:夢、異界、そして猫(08/15-16)(タヌキにゅーす)......以下同じ

安田さんのブログにも,7月の公演の報告が出ていました.「一瞬中断というハプニング」だったとか.どの場面だったのでしょうね.

『日本語を生かすメリハリ読み!』は私も持っていまして,CDはiPodでよく聴くのですが,たかが餅を食べたいだけのことにもっともらしい理窟をこねる猫の姿を,安田さんの,ワキ方らしく決して狂言的ではない語りで描き出しているという,ハマってるんだかミスマッチなんだかわからない組み合わせが何ともおかしいですし,「猫がお雑煮を食べて踊を踊っている」猫を発見した子どもたちやおさんを受け持つ水野ゆふさんの声の変幻自在ぶりがたまらない.おさんの「あらま」は生でも聴いてみたいです.

2006年の「松江・能を知る集い」が,まさに今回の出演者勢ぞろいでの実演と体験の場であり,島根県内各地でのワークショップでも上演されてきましたから,半ばこの土地でも育ってきた演目であり,上演形態であると言えます.ワークショップから切り離して独立した公演としては,松江では初めての登場です.小泉八雲の作品は私もまだ聴いていませんので,どのように料理されて出てくるか楽しみにしています.

中でも,夏目漱石『夢十夜』の「第一夜」と,小泉八雲「破約」には共通点があります.いずれも,死の床についた妻が,夫に遺言をする場面から物語が始まるのです.しかし,約束を守れたかどうかが運命の分かれ道,「第一夜」の夫は約束を遂げて妻との「再会」を果たし,「破約」の夫には悲劇が忍び寄る.......一対の作品として見る楽しみがあるふたつの作品.しかも,ともに能に共通する物語の構造を持つ点が,とりわけ面白いと思います.

「百年、私の墓の傍(そば)に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」と言い遺して死んだ「第一夜」の妻.彼女の墓の上に百合の花が咲いたとき,男は妻が遺言通り,自分に逢いに来てくれたのだと悟るのです.それは複式夢幻能といって,生身の人間の姿を借りて登場した何者かが,正体をワキにほのめかして去り,やがて本来の姿で再び出現する形式に重ね合わせることができる物語の展開です.......これはほとんど,安田さん,槻宅さんのお話のウケウリですが(笑).

男の妻として人間の姿で現れていたあの人は,百合の精であったのか......? 「百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」......だから「百」に「合」という名を持つ花が咲いたのか? そんなことを想像させる,不思議な物語です.

ちなみに『夢十夜』を書いたころ,漱石は能のワキの謡,安田さんと同じ下掛宝生流の謡を習い始めていたそうです.

一方,「破約」の夫は,いまわの際の妻に,再婚はしないと誓いながら,周囲の勧めを断りきれずに後妻を迎えてしまいます.すると,夫の知らないところで後妻は,先妻の亡霊に悩まされ,ついには凄惨な結末に至る.......

怖い話には違いないとは言え,先妻の亡霊は,夫に約束を破られたという悲しみを背負っています.亡霊の側にも,誰かに耳を傾けてもらいたい思いがあるのです.能で言えば,嫉妬に苦しむ「鉄輪(かなわ)」の妻や「葵上(あおいのうえ)」の六條御息所,あるいは一夜の宿を貸した客に約束を破られた「黒塚(安達原)(くろづか,あだちがはら)」の女......そういった人々に重ね合わせることができる存在.それが「破約」の先妻ではないかと,私は思っています.

奥の深い選曲がなされた「夢幻語り」です.特に15日(金)は夜の公演ですから,終演後は宍道湖北岸からの夜景がおみやげになるかも知れません.

日本語を生かすメリハリ読み!―漱石で学ぶ「和」の朗読法
安田 登
春秋社
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2008年7月17日

夢幻語り:夢、異界、そして猫(08/15-16)

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これまたタヌキにゅーすではおなじみの槻宅聡さん(能楽森田流笛方)出演,能の技法を採り入れた,小泉八雲と夏目漱石のテクストによる朗読劇のチラシをデザインしました.御紹介しましょう.

出演者のおひとり,安田登さんの著書『日本語を生かすメリハリ読み!』附属のCDに,今回の顔ぶれにウードが加わった漱石『吾輩は猫である』の「餅の段」(「猫がお雑煮を食べて踊を踊っている」あれです)が収録されています.聴いてみたら立派な狂言でした(笑).動物が食べ物の誘惑と葛藤するのは『釣狐』という狂言を連想させるところもあり(『釣狐』にただよう悲愴感はまるでありませんが),猫が雑煮に食いついてからの笛は狂言のアシラヒ笛ですし.去る12日(土)島根県民会館の能楽基礎講座での槻宅さんのお話によると,その前日が東京で今回とほぼ同じ内容の公演だったとのことで,「餅の段」を上演したところ,舞台上の安田さんもお客さんと一緒になって笑い出してしまったそうです.

2006年の「松江・能を知る集い」が,まさに今回の出演者勢ぞろいでの実演と体験の場であり,島根県内各地でのワークショップでも上演されてきましたから,半ばこの土地でも育ってきた演目であり,上演形態であると言えます.ワークショップから切り離して独立した公演としては,松江では初めての登場です.小泉八雲の作品は私もまだ聴いていませんので,どのように料理されて出てくるか楽しみにしています.

チラシに登場する百合の花は,漱石『夢十夜』の「第一夜」にちなんで.

日時
2008(平成20)年08月15日(金)19:00
2008(平成20)年08月16日(土)15:00
会場
松江イングリッシュガーデン(島根県松江市西浜佐陀町330-1)
出演
安田登(ワキ方下掛宝生流)
水野ゆふ(舞台俳優)
槻宅聡(笛方森田流/島根県安来市出身)
演目
小泉八雲『日本の面影』より「盆踊り」
小泉八雲『影』より「死骸にまたがる男」
小泉八雲『日本雑録』より「破約」
夏目漱石『吾輩は猫である』より「餅の段」
夏目漱石『夢十夜』より「第一夜」
夏目漱石『夢十夜』より「第三夜」
定員
各回先着300名
料金(全席自由)
一般:2,000円
小中学生:1,000円
未就学児:無料
チケット購入方法
8月10日(日)までに電話で予約。予約番号に基づき、当日チケットを販売。
チケット予約申込先
松江イングリッシュガーデン(担当:原、小村)
電話:0852-36-3030
主催
松江イングリッシュガーデン
後援
八雲会
詳細情報
http://www.plusvalue.co.jp/mugenkatari/

STORE ROOMの「真夏のハンカチ展」(08/02-06)

タヌキぼーやがかかわる催し物の情報を立て続けにお届けしておりますタヌキにゅーす(笑).ネタが集まるときは集まるもので,もう1,2回分けることになりそうですが(汗).

そんなワケで今日もさっそく.

タヌキにゅーす読者にゃすっかりおなじみ,出雲ビル3階のSTORE ROOMで初めての展示会.ふむふむ,テーブルの上に海と太陽を広げた展示会だって.夏休みって感じだニャ.タヌキぼーやもこんなの↓デザインしてお手伝い.

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日時
2008(平成20)年08月02日(土)―06日(水)12:00-19:00
場所
STORE ROOM(出雲ビル3階/島根県松江市白潟本町33)
問い合わせ先
STORE ROOM
電話:0852-25-0735
詳細情報
http://www.store-room.net/news/eid159.html

2008年7月16日

禁煙支援新時代:わかる・できる・てがるに楽しく! 職域・地域・教育現場での禁煙支援ノウハウ(07/21)

連休の催し物を,とどめにもうひとつ(笑).しまね子どもをたばこから守る会の研修会です.申込締切は過ぎていますが,興味をお持ちの方は参加可能かどうか,主催者へのお問い合わせをおすすめします.

チラシのデザイン↓やってます.

禁煙支援新時代チラシ(医療従事者用)
日時
2008(平成20)年07月21日(月・祝) 10:00-16:00
場所
松江市市民活動センター(STICビル) 5階 交流ホール(松江市白潟本町43)
参加費(昼食代を含む)
医療従事者:5,000円(禁煙アドバイザー単位認定費用を含む)
一般:1,000円
※無料託児あり(1歳〜就学前児対象 先着10名)
単位認定
島根県医師会生涯教育講座
薬剤師研修シール:4単位
日医認定産業医研修:単位取得(申請中)
全国禁煙アドバイザー講習会:1点
その他
日本禁煙科学会薬剤師部会作成のOTCマニュアル(冊子)を配布します(OTCとは、"over the counter"の略で、町の薬局のカウンター越しに買える薬のことです)。
主催
しまね子どもをたばこから守る会、日本禁煙科学会、禁煙マラソン
共催
島根県薬剤師会、島根県医師会、島根産業保健推進センター、プリエールねっと・松江市男女共同参画センター
お問い合わせ先
しまね子どもをたばこから守る会
ファックス:0852-26-1800
電子メール:
詳細情報
http://sayonaratabaco.org/info/20080721.html

Irish Summer:アイルランドに出逢う夏(北京オリンピック アイルランド陸上選手団応援企画)

『ONCE ダブリンの街角で』を含む,一連の北京オリンピック アイルランド陸上選手団応援企画のチラシもありますです,ハイ.すでに終了した催しもありますので,今後開催されるものをあわせて紹介します.

チラシの画像

北京オリンピックに出場するアイルランド陸上選手団が、松江市で事前合宿を行うこ の夏、アイルランドをより身近に感じることができるさまざまなイベントを開催します。

映画で楽しむアイルランド:『ONCE ダブリンの街角で』

ダブリンを舞台にミュージシャンの男女の恋を描いた『ONCE ダブリンの街角で』(ジョン・カーニー監督、2006年)を鑑賞。伝統音楽、紛争、悲しい歴史といった従来のイメージに頼らず映像化された、新しいアイルランドの姿に出会えます。

日時
2008年7月20日(日)14:00
場所
松江市市民活動センター(STICビル) 5階 交流ホール(松江市白潟本町43) [Google Maps]
ナビゲーター
酒井康宏氏(山陰日本アイルランド協会副会長)
定員
120名
料金
一般500円(当日600円)
高校生以下300円(当日400円)
チケット取扱
松江市国際交流会館
プラバホール
島根県民会館(しまね文化情報コーナー)
今井書店グループ各店
関連リンク
『ONCE ダブリンの街角で』日本語公式サイト

詳しくは別掲の記事をご覧下さい。

アイルランド音楽とダンスを楽しもう

アイルランド音楽を代表する管楽器のひとつ「ティン・ホイッスル」の演奏と、2―4人の組になって比較的簡単なステップを繰り返すアイルランドのダンス「ケーリーダンス」を、実際に体験してみましょう。

日時
2008年8月2日(土)14:00―16:00
場所
松江市国際交流会館 1階 イベントホール(松江市西川津町3405-5) [Google Maps]
講師
マリー・マッギル氏(松江市立湖東中学校ALT)
アダム・クック氏(松江市国際交流員)
コーディネーター
小泉凡氏(山陰日本アイルランド協会事務局長)
定員
40名
参加費
300円(テキスト・お茶代を含む)【参加申込が必要です】

アイリッシュ・パブ in フォーゲルパーク

京都のアイリッシュ・バー & レストラン「マクラクランズ」のシェフが腕によりをかけて料理する、アイルランドの味をお楽しみください。

日時
2008年8月11日(月) 18:50(松江フォーゲルパーク閉園後)
場所
松江フォーゲルパーク内 レストラン「フローラ」(松江市大垣町52) [Google Maps]
シェフ
タイグ・マクラクラン氏(「マクラクランズ」オーナー)
定員
50名
参加費
2,000円(ドリンク代別)【参加申込が必要です】
関連リンク
アイリッシュ・バー & レストラン「マクラクランズ」

※お酒を召し上がる方は、公共交通機関をご利用ください。

参加申込

参加申込は先着順で受け付けます

参加申込先
財団法人松江市国際交流協会
Tel: 0852-31-8345
E-mail: m.koryu@web-sanin.co.jp
主催
北京オリンピックアイルランド事前合宿松江市実行委員会
協力
山陰日本アイルランド協会
詳細情報
http://www.sanin-japan-ireland.org/event/20080628.html

映画で楽しむアイルランド:『ONCE ダブリンの街角で』(7/20)

『ひめゆり』に続いてもうひとつ,『ひめゆり』翌日に開催される映画上映会の御案内を山陰日本相撲協会......じゃなくて(ただいま名古屋場所中),山陰日本アイルランド協会から.こちらはワタクシがチラシをデザインしましたです.このチラシ,B5判で作ったんですが,A4判の紙に原寸でコピー機印刷されて出回ってしまいまして,外周の余白がやたらに空いてますが(笑),ほんとは↓な感じのものです.

チラシの画像

ダブリンを舞台にミュージシャンの男女の恋を描いた『ONCE ダブリンの街角で』(ジョン・カーニー監督、2006年)を鑑賞。伝統音楽、紛争、悲しい歴史といった従来のイメージに頼らず映像化された、新しいアイルランドの姿に出会えます。

日時
2008年7月20日(日)14:00
場所
松江市市民活動センター(STICビル) 5階 交流ホール(松江市白潟本町43)
ナビゲーター
酒井康宏氏(山陰日本アイルランド協会副会長)
定員
120名
料金
一般500円(当日600円)
高校生以下300円(当日400円)
チケット取扱
松江市国際交流会館
プラバホール
島根県民会館(しまね文化情報コーナー)
今井書店グループ各店
お問い合わせ先
財団法人松江市国際交流協会
Tel: 0852-31-8345
E-mail: m.koryu@web-sanin.co.jp
主催
北京オリンピックアイルランド事前合宿松江市実行委員会
協力
山陰日本アイルランド協会
詳細情報
http://www.sanin-japan-ireland.org/event/20080720.html
関連リンク
『ONCE ダブリンの街角で』日本語公式サイト

『ONCE ダブリンの街角で』

伝統音楽、紛争、悲しい歴史といった従来のイメージに全く頼らずに描かれた新しいアイルランド像―豊かになった今だからこそできた、しかし決して気負いのない美しいラブストーリー。監督・脚本:ジョン・カーニー。出演:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ。2006年/アイルランド映画/87分。2008年アカデミー賞歌曲賞「 Falling Slowly」、2007年サンダンス映画祭ワールドシネマ部門観客賞、2007年ダブリン国際映画祭観客賞


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ドキュメンタリー映画『ひめゆり』松江上映会(07/19)

元ひめゆり学徒隊の生存者の証言からなるドキュメンタリー映画の上映会の実行委員会に加わっていますので,簡単に御紹介を.

この『ひめゆり』という映画,取材に応じた元ひめゆり学徒隊のみなさんと映画制作に携わったみなさんとの約束により,DVD等での販売や,上映会に先立つ関係者向けの試写会等は一切行っていません.そのため,今回の上映会関係者であっても,上映会当日に初めて実際の作品に接する人も何人かいます.私もそのひとりです.以前『ひめゆり』を見て,「何とかして,この映画はひとりでも多く人に見てほしい」と,松江での上映会実施のため立ち上がった人たちの話や,『ひめゆり』のチラシを持って行く先々での得た上映会への期待の声などに背中を押されながら,わずかばかりのお手伝いをしています.

実行委員会のスタッフから聞いた話ですが,柴田監督が,あるラジオ番組のインタヴューで「非常に重いテーマで,制作に13年もかかっていますが,どんな御苦労がありましたか?」との問いに答えて曰く,「苦労はありませんでした.制作費等の問題は確かにありましたが,ひめゆりのおばあちゃんたちにいろいろなことを教わる,また元気をもらう13年でした」と.60年前の経験の重みをかみしめるだけでは終わらない,次の60年への希望を切り開く映画,あるいは上映会になることを期待しています.

日時
2008(平成20)年07月19日(土)
会場
松江市総合文化センター プラバホール(松江市西津田6-5-44)
上映時間(開場は各回の30分前)
1. 10:30-12:40
2. 14:30-16:40
3. 19:00-21:10
※1回目、2回目の上映後には、柴田昌平監督によるお話も予定しています。
チケット
一般:前売り 1,000円、当日1,300円
中高生:当日500円
障害者の介助者:無料(障害者は一般券)
主催
「ひめゆり」松江上映実行委員会、松江キネマ倶楽部
後援
松江市教育委員会、松江市文化協会
チケット取扱
プラバホール、県民会館情報コーナー、今井書店グループ各店 など
問い合わせ先
電話:090-3638-5700(高嶋)、0852-21-1465(山代)

映画『ひめゆり』について

柴田昌平監督が、13年の時をかけて「ひめゆり学徒隊」の生存者22名の言葉を丹念に紡いだ作品です。これまでどんな「ひめゆり学徒隊」を描いた映画も満足できなかったという生存者本村つるさんの次の言葉に、この映画の意義が端的に表れています。「この映画は、生き残った者の真実の叫びであり、亡くなった友への心の奥底からの鎮魂の思いを綴ったものです。生存者はほとんどが80才を越えました。いつかは消えてなくなります。でも、何年たってもこの映画は、ひめゆりの記憶を後世に確かに語り継ぐ大事な財産になるだろうと信じています。」

柴田昌平監督/2006年/2時間10分

平成19年度文化庁映画賞大賞、2007年日本ジャーナリスト会議特別賞


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2008年6月21日

八雲会の総会へ行く

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が来日後最初の1年余を過ごした松江を拠点に,八雲の顕彰活動をしている八雲会の総会(年1回)が開かれました.私は一昨年に入会しまして,今年初めて総会の全日程に参加しました(昨年は途中からの出席でした).

八雲会のwebサイト開設や出版物の販売・刊行といった,私もお手伝いすることになる案件,2010年の八雲来松120年に向けた事業の構想なども取り上げられた議事に続いては,恒例の一般開放の講演会.今年の講師は,八雲の曾孫・小泉凡さんで,近年,八雲が国内外でどのような形で再評価されているか,研究や普及活動の動向の紹介がありました.例えば,村を津波が襲うことを予測した庄屋(モデルは浜口梧陵)が,稲の束を燃やして避難路を示し,村民を救った話「生き神」(『仏の畑の落穂』1898)をもとに後世再話され,戦前の国定教科書で広まった「稲むらの火」が,近年は人形劇や外国語訳などの形をとって,日本や世界の各地で防災の教材として見直されていること......など,八雲再読の新しい視点がさまざま提供されました.

講演会のあとは,別室で交流会.例年はホテルを借りていたのを,今年はざっくばらんな雰囲気に一新して,凡さんの奥方とオグちゃんが用意した手作りのお菓子(これがまたウマいのナンの)をいただきながらの歓談となりました.いろいろな方にお目にかかったり,最近松江に引っ越したばかりという方とお話ししたりと,我ながらよくしゃべったつもりでしたが,それでも御挨拶できずじまいになってしまった方もいて,それがちょっと残念でした.

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写真の右が本日のお菓子.左からチョコレート・ケーキ,マドレーヌ,アップル・パイです.写真の左の白い本が,できたてホヤホヤの年刊機関誌『へるん』No. 45.その下に隠れているのが,私がデザインした新作のチラシです.今日は私がデザインしたチラシが一度に4種類も出回るという,前代未聞の事態にもなったのですが,その内訳は追々御紹介していきましょう.

2008年6月20日

ゆめタウン出雲に無印良品だって(ワーイ)

明日開店の大型店「ゆめタウン出雲」......出雲市中心部に住んでるウチらにゃ,期待していいんだか不安に思ったがいいんだかビミョーな存在ナノダけど,その前日の今日になって知った個人的によろこばしー情報ってのが,ゆめタウン内に「無印良品」が入るってこと.

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ちなみに↑の地図にゃ誤植これあり.

  • ×山陰道→○国道9号
  • ×国道9号→○国道9号バイパス

でござい.

今まで一番近い無印良品が松江SATYだったノダけど,今改装中でさ,携帯用の洗面用具とかクリアファイルとか飲み物とか本とか,夏物の帽子や扇子とか,フラッと立ち寄って調達あるいは物色できずに困ってたんで,とりあえずこれだけは,そーこーぬーけーに(小草若かい?!)助かるノダ.ま,松江駅に近い松江SATYとは違って,ゆめタウンはウチから自転車で10分以上はかかるから,フラッと行けそーでいけないっちゅーのがアレだけど(汗).


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2008年6月10日

吉田君の出身地は雲南市吉田町だったのね

お母さんに「楽山公園の桜も満開のころでしょうか」なんて手紙出してたり,履歴書じゃ平田市(現・出雲市)在住って書いてたりしてたから,松江市か平田市の出身だとばかり思ってたら,たまごかけごはん用の醤油の宣伝までしちゃってますガナ

島根は鳥取の左側です」や「島根は日本で47番目に有名です!」でもおなじみの吉田君,島根征服着々進行中??

頭と胴体のバランスがタヌキぼーやソックリだとモッパラのウワサが立つ吉田君の出世だけど(んなウワサ聞いたこたぁないって?),祝福すべきか心配すべきか(汗汗)?? 六本のギヒルズが島根で小学校やダムの代わりになったとしても,「島根ではよくあることです」で済ませちゃいそーだもの(笑).

今朝起きたら,iPhoneの新しいにゅーすが,RSSリーダーに30件くらい来てたけど,昨日の延長で地元ネタを優先(いやはや).

2008年6月 9日

『鶴瓶の家族に乾杯』は出雲市だったノダけど

ウチのおかぁの元同僚が出てきたそーな.ダテに出雲市内に数十年生きてるワケじゃないニャ.だからって須谷さん(鶴瓶師匠の大学時代の同級生)じゃなかったらしいノダ.鶴瓶師匠の行く先々で出会う人に,須谷さんの親族や知人がワンサカいたけど(しかも須谷さんの近所とは言い難い知井宮にまで),さすがにウチまでは波及しなかったぞよ(笑).番組でわざわざこさえた須谷さん人形,番組のあとどこ行くんでしょ??

......それにしても,ラモス氏が行った鷺浦って漁村,街並探訪に一度行ってみたいとこナノダ.

2008年5月30日

この土日,松江にいろいろ出回ります

さーて,今度の土日は,タヌキぼーやがデザインさせてもろたモノが,松江市内あちこち出回るんで,まとめてごあんなーい.もーちょい早く載せぇよって話だけど(汗).

第102回パイプオルガン定期演奏会「コンドウ・レシピ、召し上がれ」

去年今年と,プラバホールのパイプオルガン演奏会の会場演出を,トコロドコロお手伝いしているのですが,今回カタチになってるトコでは,ホワイエの特設カフェ「Café de l'Orgue」のロゴなんぞを.

日時
2008年05月31日(土)15:00
場所
松江市総合文化センター プラバホール(松江市西津田6-5-44)
詳細情報
http://www.web-sanin.co.jp/matsue/plover/hall/e2008/0531.html

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2008年 能楽基礎講座:能楽の楽しみ方と学び方 第1回「楽しみ方:むずかしいと思わずにまずは観に行こう!」

チラシの画像

槻宅聡さん(能楽森田流笛方/安来市出身)による島根県民会館での講座が今年も開催.広告デザインも昨年に引き続き石川陽春が担当しています.

日時
2008年05月31日(土)15:00-17:00
会場
島根県民会館(島根県松江市殿町158)
詳細情報
http://www.civichall.pref.shimane.jp/hall/event/?20080531

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2008松江市健康福祉フェスティバル

イエローカード(表)の画像

石川陽春も会員として参加している「しまね子どもをたばこから守る会」も出展.5月に市販が始まったニコチンパッチの使い方や禁煙外来等を紹介する禁煙支援活動,専門医による喫煙に関する無料相談会,資料展示ほか.

会独自に製作したイエローカードも配布しますので,受動喫煙対策をしていない施設に対して,警告の意志をあらわすために御活用下さい.ここに挙げた画像はこれまでのカードですが,今回配布分からちょこっとマイナー・チェンジします.また,私が新たにデザインした入会案内も配布される予定です.

日時
2008年06月01日(日)10:00-16:00
場所
松江市保健福祉総合センター(松江市立病院となり/松江市乃白町32-2)
詳細情報
http://sayonaratabaco.org/info/20080524.html
http://genki365.net/gnkm01/pub/sheet.php?id=13981

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2008年5月 3日

大型連休中,出雲大社の神楽奉納は毎年恒例らしい

それで行ってみたら,たまたま神楽の奉納に出会ったノダけど,大型連休ってことで毎日やってるんだってね.しかも,毎年恒例らしいノダ.うーん,知らんかったノダ〜.ハタチ前にもなるっちゅーのにィ(ん? 今なんか変なこと言うたぞよ.誰がハタチ前やねん??).

暖かな日和の中、大勢の参拝者で賑わうゴールデンウィークには、毎年恒例の神楽奉納が行われます。繰り広げられる神楽に訪れる参拝者は暫し足を止め、"神々の国・出雲"に伝えられる神話の世界に心を深めます。

神楽日程及び奉納社中(奉納時間は9:00〜16:00を予定)

  • 4/26(土) 千原神楽団(邑智郡美郷町)
  • 4/27(日) 大土地神楽保存会(出雲市大社町)
  • 4/28(月) 万九千社・立虫神社神代神楽保存会(簸川郡斐川町)
  • 4/29(火) 出雲大社教神代神楽本部(雲南市市大東町)
  • 4/30(水) 見々久神楽保持者会(出雲市見々久町)
  • 5/1 (木) 出雲大社教神代神楽小河内支部(雲南市大東町)
  • 5/2 (金) 丸茂神楽社中(美濃郡美都町)
  • 5/3 (土) 出雲國大原神主神楽保存会(雲南市大東町)
  • 5/4 (日) 出雲大社教神代神楽日登支部(雲南市大東町)
  • 5/5 (月) 出雲大社教神代神楽波積支部(江津市波積町)
  • 5/6 (火) 出雲大社神代神楽佐世支部(雲南市大東町)
〈夜神楽〉
  • 5/4 (日)午後5時頃より 赤塚佐儀利保存会(出雲市大社町)

期間も奉納時間も長いし,タヌキ小屋から大社までは徒歩+電車でも自転車でも30分かかるんで,毎日見に行くってワケにゃいかんノダけど,交通の便はいいトコだから,来年からはお目当ての神楽の日は予定空けるよーにしなくちゃニャ.このところ地元の神楽にキョーミ持ち出したとは言っても,実はあんまり見たことないんでね.

ふーむ,見々久神楽は30日だったノダニャ.「節分詣り」もやったんかニャ? 「サンペイやサンペイ,サンペイはおらんかいのぉ〜」

2008年5月 2日

出雲大社の本殿が59年ぶりに一般公開なので行ってみる

出雲大社では,このほど60年に1度の遷宮のため,御神体が本殿から仮本殿(拝殿)に遷されましたが,そうして現在はいわば「留守宅」になってる本殿が,特別に一般公開されています.行ってきました.

IMG_0625.jpg

着いたときには仮本殿(拝殿)の脇で,石見神楽を奉納中.益田市美都町からやってきた丸茂神楽の「鍾馗(しょうき)」.

IMG_0651.jpg

仮本殿(拝殿)には立派な扉ができて御簾も下り,「仮」でありながら,いかにも本殿らしい体裁に.

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連休を避けて出かけたとは言っても,それなりに人は押し寄せていました.30分は行列して待ちました.最後の公開期間が8月に予定されていますが,そのころ行ったらエラいことになりそう(アタシャたぶん倒れます).

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「留守宅」でも本殿ということか,服装もそれなりにしなければいけない模様.実際,係の人に止められて,列に並べなかった人たちもいました.

IMG_0629.jpg

日付入りの拝観記念証とパンフレット.記念証の図版は,本殿の天井画「八雲之図」の写し.

IMG_0637.jpg

本殿へ通じる八足門から先は写真撮影不可ということで,この写真は瑞垣の外から撮影.本殿を囲む縁に並ぶ大勢の人々と比べると,この社殿の大きさがよくわかります.本殿の高さは,屋根の上で×の形に組まれた千木を含めて約24mといいます.

今でこそ,高層のコンクリート建築がそのあたりにゴロゴロしていますから,この程度の規模の建物なんて,珍しくもナンともないようにな気もしますが,木造建築,神社建築の範疇でとらえると,やっぱりバカデカい.本殿の扉に続く階段の下から見上げると,天に向かってそびえ立っているような印象を持ちました.

そして,本殿を囲む玉垣と瑞垣という二重の垣と本殿との距離感.普段は神職など限られた人々しか出入りがないと思われる空間がたっぷりとられて,本殿を取り巻く環境が静けさを保っている様子を確かめることができました.PAを通していた瑞垣の外の神楽の音はよく届きましたが,雑踏はほとんど遮断されていました.

神体が本殿にある常の姿ならば,本殿を取り巻く環境は,一段と静謐に保たれていることでしょうが,そのように想像させるには充分な機会でした.

縁を1周して,扉と蔀(しとみ)戸を開け放った本殿正面の縁に座り,神職さんの解説を聴きました.天井画の「八雲之図」もここから見ました.「八雲之図」は,現在の本殿が延享元年(1744)に造替されて以来,手が加えられることなく今日に至っているとの説明がありましたが,260年の歳月を感じさせないほどの極彩色で描かれていました.

現在の公開期間は6日(火)まで,その後,5月13日(火)--18日(日),8月1日(金)--17日(日)にも公開されるそうです.今月中にせめてもう1回,行きたいところですが,どうなりますやら.

2008年5月 1日

2008年 能楽基礎講座:能楽の楽しみ方と学び方(5/31, 6/14, 7/12. 9/6)

オモテ面の画像

山陰の能・狂言を見に行く会のサイトでも紹介しましたように,島根県民会館の「能楽基礎講座」が昨年に引き続き開催されます.

昨年,すべての回を通して出席して興味深かったのが,まだ能を見たことがないという受講者が多かったこと.東京や関西のようにいつでもどこかで能が見られるわけではない土地柄にもよるのだと思いますが,能に対して何らかの興味・関心を持っている人は,決して少なくはないと実感しました.今回も,そうしたこれから能を初めて見る人たちに向けての話題の提供が,多くあろうかと思います.

また,謡曲を声に出して読む機会は,昨年も少しありましたが,今回はより拡充されています.謡曲は,必ずしも謡の技術を持たなければ楽しめないようなものではなく,素読や黙読するだけでも,あるいは耳で聴くだけでも味わいがありますから,個人的にはいずれ「能楽基礎講座」か「松江・能を知る集い」でやって欲しいと希望していたところです.こちらも楽しみにするとしましょう.

なお,広告デザインも昨年と同様,ワタクシ石川陽春が担当しました.どーぞよろしく(ナニを?).デザインワークスのサイトには,これから載せます(汗).ちょとお待ちを.

日時
2008(平成20)年05月31日(土),06月14日(土),07月12日(土),09月06日(土)15:00-17:00(全4回)
会場
島根県民会館(島根県松江市殿町158)
講師
槻宅聡(笛方森田流/島根県安来市出身)
安田登(ワキ方下掛宝生流) ※第4回のみ
内容
第1回:05月31日(土)
楽しみ方:むずかしいと思わずにまずは観に行こう!
第2回:06月14日(土)
学び方(1)実技編:楽しいと思ったらやってみよう!
第3回:07月12日(土)
学び方(2)文献編:台本(謡本・狂言台本)を読んでみよう!
第4回:09月06日(土)
学び方(3)体験編:ことばと声=謡曲のたのしさ
参加料
一般:全4回通し3,500円,第4回のみ1,000円
学生:全4回通し2,000円,第4回のみ600円
※全4回通し受講者には07月18日(金)「野村万作・萬斎 狂言公演」の入場券割引特典あり。
参加申込先
島根県民会館 能楽基礎講座係
電話:0852-22-5502
ファックス:0852-24-0109
電子メール:info@cul-shimane.jp
※氏名,年齢,電話番号,住所を明記すること.
詳細情報
http://www.civichall.pref.shimane.jp/hall/event/?20080531
http://sanin-noh-kyogen.info/schedule/20080531.html

2008年2月21日

セント・パトリックス・デイ・パレード in Matsue 2008(03/09)

2007年のパレードの写真

連日催し物案内が続くタヌキにゅーすでござんすが(笑),山陰日本アイルランド協会会員なもんで,これを紹介しないワケにゃいきません.今年2回目となる松江でのセント・パトリックス・デイ・パレードでござい.ひきつづき参加者大募集中+見物大歓迎なんで,テーマ・カラーの緑色のモノ身につけて,寄ってらっしゃい見てらっしゃい.

タヌキぼーやは写真班になるノダ.走り回るんで,あんま仮装ってワケにゃいかんノダけど,緑のベレー帽でもあったらかぶりたいニャ.いつもは黒のベレー帽なんでね.

日時
2008年3月9日(日)12:30受付
場所
島根県松江市(松江城山周辺〜殿町)
水上コース(堀川遊覧船)
堀川ふれあい広場乗船場〜カラコロ広場乗船場
13:00 出発
※日本で開催されるセント・パトリックス・デイ・パレードで唯一の水上コース.
陸上コース
カラコロ広場〜カラコロ通り往復
14:00 出発
詳細情報
http://www.sanin-japan-ireland.org/parade/
↑当日は陸上コース沿道で「アイリッシュ・フェスティバル」も開催.

2008年2月20日

第32回島根広告賞 作品展示(02/20-25)

今年は搬入から展示初日までの期間が長くて危うく忘れるところでしたが,第32回島根広告賞の作品展示が,今日から始まりました.石川陽春デザインワークスからは,次の3点を出品しています.いずれもサイトで紹介したものですが,まだ実物を御覧になったことがない方は,ぜひこの機会にどーぞ.

(カッコ内は広告主)

パンフレット部門

―Time Piece―島の写真屋アートプロジェクト:活動の記録(あーと娘本舗+島の写真屋アートプロジェクト実行委員会)

折込チラシ部門

竹久夢二展 イベントスケジュール(島根県立美術館+株式会社SPSしまね)
ジャパン―アイルランド フレンドシップ in 松江:友好団体シンポジウム+ワークショップ(山陰日本アイルランド協会)

第32回島根広告賞 作品展示

日時
2月20日(水)-25日(月)10:00-18:00
場所
島根県立美術館ギャラリー(松江市袖師町1-5)
入場料
無料
主催・問い合わせ先
島根広告協会
電話:0852-32-0503

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2008年2月19日

2008年 松江・能を知る集い:能楽囃子の楽しみ 笛と小鼓(03/02)

チラシの画像

タヌキにゅーすでのお知らせが遅くなりましたが,今年も「松江・能を知る集い」のチラシのデザインを担当しました.イラストレイションは,前回に引き続き小西優子さんにお願いしました.

体を動かすことで能の魅力を味わう「松江・能を知る集い」は今年で5年目.今回は,笛と小鼓を通して、能の囃子をじっくり掘り下げる1日です.聴いているだけでは気づかないこと,笛や小鼓の稽古を体験したり実際に道具(楽器)に触れたりして初めて発見できること,きっとあると思います.講師は毎年おなじみの槻宅聡さん(笛方)と,「松江・能を知る集い」初登場の鳥山直也さん(小鼓).

参加応募期限が迫っていますが,まだ定員に余裕があるようですから,今からでも3月最初の日曜日の予定に御検討下さい.ちなみにワタクシ,実行委員のハシクレでございます,ハイ.

日時
2008(平成20)年03月02日(日)10:30-15:30(10:00受付開始)
会場
松江市総合文化センター 小ホール(島根県松江市西津田6丁目5-44)
講師
鳥山直也(能楽観世流小鼓方/島根大学卒業)
槻宅聡(能楽森田流笛方/しまねアーティストバンク登録講師/島根県安来市出身)
定員
60名
参加料
一般:2,000円
高校生以下:800円
参加申込期限
2008(平成20)年02月22日(金)
参加申込・問い合わせ先
「松江・能を知る集い」実行委員会
電話:090-7122-2940(生和)
詳細情報
http://sanin-noh-kyogen.info/tsudoi/

どこかのどかな風景:岡博之写真展(02/23-27)

ポストカードの画像

島根県出雲地方の簸川平野(出雲平野)の民家に見られる防風林「築地松(ついじまつ)」の剪定職人さんが,趣味の写真とバイク旅行を通じて撮影した島根県内の風景の写真による展覧会が開催されます.案内のポストカードのデザインを石川陽春が担当しました.

日時
2008年02月23日(金)―27日(水)12:00-19:00(最終日は17:00まで)
会場
SOUKA - 草花(島根県松江市白潟本町33 出雲ビル4階)
問い合わせ先
電話:0852-27-0933(SOUKA)

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2008年2月 3日

見々久神楽の「節分詣り」

見々久(みみく)の長者「今日は節分さんだけん,杵築(きづき)の大社さんへ節分詣りをさんといけん……なんだいかんだい面倒くさいかもしぇんが,支度してごせぇや.

(今日は節分だから,出雲大社へ節分のお詣りをしなければいけない……なんだかんだと面倒くさいかも知れないが,支度をしておくれ)

島根県立古代出雲歴史博物館のサイトにある「動画の泉」で公開されている,「見々久神楽」(出雲市見々久町)の映像から,「節分詣り」という狂言風の演目の冒頭です.

見々久の長者に呼び出されたサンペイという名の従者が「はてさてお呼びでございますやら.いかなる御用にて御座候」と畏まった言葉で用件を訊ねると,長者は「ずーずー弁でいいけん」と,以下出雲弁でのやりとり.出雲大社へ節分のお詣りに行くから供をせよと言いつけて,主従そろって出かけています.大社に到着して,「鬼は外,福は内」と豆をまく長者.サンペイも長者にならって豆をまきますが,言葉を取り違えて「鬼は内,福は外」と言ってしまったもんですから,さあ大変.

能楽の狂言の影響が随所に見てとれる,「出雲弁狂言」と呼んでよさそうな演目です.

出雲地方で勢力を誇った神社のひとつである佐太(さだ)神社(松江市鹿島町)に伝わる「佐陀神能」という神楽が,能楽の様式を採り入れて現在の姿を整えたとされ,出雲地方の各地に佐陀神能の流れを汲むと思われる神楽が伝わっています.この見々久神楽の映像でも,今日の能楽で「翁(おきな)」と呼ばれる,千歳(せんざい),翁,三番叟(さんばそう)による神聖な舞の様子が紹介されていますが,「節分詣り」のような狂言風の演目があるのもまた,能楽の影響によるものかも知れません.

ちなみに,節分に出雲大社へ参詣に行くという筋立ての演目は,能楽の狂言にもあります.「福の神」では,節分と称して出雲大社に年籠もりに行った参詣人一行が,豆をまきつつ祈りを捧げているところに福の神が出現します.あるいはその名もズバリ「節分」という演目では,夫が出雲大社への年籠もりに出かけた留守番の妻の前に,鬼が現れて言い寄ってきます.これらと比較して見々久神楽の「節分詣り」を見るのも面白いかも知れませんが,出雲の住人として何より興味深いことは,節分に出雲大社で豆をまいている点ですね.今の出雲大社で,そんなことやってましたっけ?

2種類ある動画のうち,短編と公開編それぞれにこの演目が収録されていますが,公開編では16分02秒ごろから「節分詣り」が始まります.おうちでの豆まきのあとのお楽しみにどーぞ.

2008年2月 2日

松江大橋北詰「川京」に行く[2]

「松江大橋北詰「川京」に行く[1]」のつづき

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鰻くん.人名じゃなくて,鰻の燻製のこと.ほんのりスモ〜ク.

20:00ちょこっと前ぐらいだったか,川京の名物おやっさんがついに登場.カウンター席だけの店内だってぇのに,小型の拡声器片手に「れでぃーす・あんど・じぇんとるめん……今日は外国人のお客さんはいらっしゃらないようなので,得意の日本語で」と,宍道湖のスズキといえばこのメニュー,鱸の奉書焼きの由来の解説はじまりはじまり.かの松平不昧公に,焼いた鱸をそのまま献上するは畏れ多しとて,奉書に包んで捧げたという,あの話ですニャ.ナンでも,奉書焼き食べて,松江大橋を南に渡った寺町の出世稲荷神社にお参りすると出世できるとか.今日は鱸さんまではお腹に入りそーにないんで,次回はゼヒ鱸の奉書焼き+出世稲荷コースといきやしょか.

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お刺身.手前左はのシラウオと,右のモロゲエビも宍道湖名物.うしろの白いお魚は海のものらしいけど,んーと,名前ナンだったっけ? でもこれがふわっとしててイケるのよね.

いや〜,あなたがあのピーナツおやじさんですか!

2年くらい前からあっためてた初対面の挨拶(笑),とーとー口にすることができやした.バンザ〜イ.ま,電話じゃ話したことあったけどニャ.こりゃまたビックラしたことに,ニャンとわが「タヌキにゅーす」の読者にてあらしゃるとか.ヒャー,はずかしわ〜んっ(大汗).

「ワタシもユーモアじゃ誰にも負けないと思ってるけど,イシカワさんにゃかないませんわ」って,そんなそんなワタクシなんぞ,ピーナツおやじさんの足もとにも及びやしませんですばい.

「(タヌキぼーやのデザインしたものを見た印象では)40歳くらいの感じの人かと想像してたら,少年みたいな感じが残ってて……」

気分はまだまだハタチ前のタヌキぼーや,面目躍如(ヲイ).デザインのゲエフウと当人のキャラクターが一致しないってのは,時々言われます,ハイ.

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鰻丼.焦げ目の香ばしさと言ったらもう.ごはんの下にゃ竹の皮が敷いてあるノダ.

お客さんの中にゃ,「仕事のあと,東京から食事に来た」っていう大移動の御一行がいたのにゃタマゲたニャ.うわ〜,はるばるそーやって来る人までいるのね.後日,タヌキぼーやの飼い主その2こと 女王陛下(誰?)からは「あそこはホント,名店なのよ.あちこちから食べに来てるよ」との仰せこれあり.あんま遠出しないタヌぼーなんで,そりゃビックリする話だけど,でもあの味は食べに行きたくなりますワナ.ナットクナットク.

そんなこんなで,念願かなって初めての川京.お店出て松江大橋まですぐってのもうれしいわニャ.大橋川とは言っても,湖と松江大橋の間に宍道湖大橋が架かる前の時代にゃ,目の前に湖が広がってたよーなトコだから,松江大橋の上までは,湖が間近に感じられるノダ.「ふむ,この宍道湖のおいしいモノ食べたんだニャ」とか思いつつ,駅へと向かうのでありんした.川京一家のみなさま,ごちそーさんになりやした.次は鱸の奉書焼き,いただきま〜す.

(おしまいししまい)

2008年1月29日

松江大橋北詰「川京」に行く[1]

(「松江大橋北詰「川京」に行く[0]」のつづき)

もーちょいで19:00になろうかってときにお店に入ったんじゃないかと思うノダけど,カウンター席だけのこぢんまりとした店内,10数席がほとんど埋まってワイワイガヤガヤ.カウンターの向こうから,キップのいいおっかさんと,そのムスメたる「よーわからんけど,ナンかの部隊」のA隊員に迎えられ,壁と椅子の間をくぐり抜け,どっこいしょと腰を下ろすノダ.

今日のお目当ては鰻としじみナノダ.夏の日中にお店の前通りかかったときが土用の丑の日のころだったのと,こないだ会ったA隊員からしじみの話聞いたのにちなんで.

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ワテも出雲人ってことで,解説なしで出てきたのは,お通しのサルボウ貝.赤貝の一種,って認識でエエんじゃろか? 左のお品書きの絵はA隊員の筆ナノダ.

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きざみネギたっぷり乗せた謎のしじみ汁「お助けしじみ」は川京オリジナル.味噌じゃなくて醤油を使ってるとか.貝のだしがきいてるノダ.残り汁で雑炊作るって話聞いたけど,あんまりうまくて,汁みんな平らげちゃったノダ.

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こちらも見るも初めて食べるも初めての「鰻のたたき」.蒲焼きみたいなタレは使わずに火ィ通して,にんにくとかの薬味と一緒に包丁でトントンしたものじゃないかニャ? 鰻と言ったら蒲焼きしか知らんかったタヌぼー,鰻の皮と身の味わいを再発見ナノダ.

おっかさんによると,川京一家じゃタヌキぼーやは「よーしゅんくん」の名で通ってるらしいぞよ.本名音読みされてまんがな.めったに正しく読んでもらえん名前なんで,よーある話だけど,一家で通じてるってんだから,「あなたのペット,タヌキぼーや」の面目躍如(笑).

A隊員はおっかさんともども,着物姿でお店に立って.うん,やっぱ顔白いわ.その上髪がのびて,近ごろじゃ「紫式部」って呼ばれてるらしいノダ.ワテも実は去年の春から髪切ってないノダけど,まだまだ大銀杏は結えまへんわ(そもそも体格で新弟子検査落とされそーだけど).

さて,川京一家でこの日はまだお店に登場してなかったのが,世に隠れもなき名物おやっさん.初対面の話はまた次回.

(つづく)

2008年1月28日

松江大橋北詰「川京」に行く[0]

ちょと前の話ナノダけど,松江大橋北詰の「川京(かわきょう)」に初めて行ったノダ.宍道湖のしじみやお魚の料理で知られるお店ナノダ.

ここの看板娘がですな,タヌキぼーや率いる「よーわからんけど,ナンかの部隊」の隊員なモンだから(謎),一度は行かねばなるまいとカネガネ思ってたところ,平日夕方に殿町で1日の日程終了とゆー見事なタイミングに合ったんで,ふらりとおじゃましまーす.

(つづく)


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2008年1月18日

速報:「2008年 松江・能を知る集い」は3月2日開催

詳しくは,公式サイトを御覧下さい.

松江・能を知る集い

http://sanin-noh-kyogen.info/tsudoi/

2008年1月14日

ちりとり時計

石原いしこちゃんの手芸店,松江市白潟本町のSTORE ROOMの壁に,ミョーなモノ発見.

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いやあのね,ちりとりが時計に化けてまんがな.

近所にアトリエがある松本樸さんからの開店祝いとか.うんうん,さもありなん.松本さん,木工だけじゃなくて,こーゆー身の回りの道具でトボけたことやっちゃうのよね.

2008年1月12日

雨の城下町……で発掘調査現地説明会

病み上がりだっちゅーのに,この雨ん中で発掘調査の現地説明会に行ってきたアタイって(汗).

場所は松江城山の内堀をはさんで東側,松江藩の家老屋敷があったところ.松江市歴史資料館(仮称)の建設予定地ナノダ.

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土を盛っては建てて,盛っては建てての繰り返しなモンだから,江戸時代の遺構とはいっても,けっこー深いトコに,昔の建物の礎石が埋まってるノダ.

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出土した「ゴミ」の一部.昔はゴミは焼かずに土に埋めて処分したノダ.17世紀から18世紀にかけてのものとか.唐津焼の湯飲み,土師質土器の灯明皿,使い込まれてツルツルになったすり鉢,漆器の家紋入りのお椀,箸,下駄,瓦,動物の骨,人形の首……

2008年1月 3日

大社周辺の交通規制

今年も三が日のうちに,出雲大社古代出雲歴史博物館に行ってきたノダ.出雲大社じゃ,普段は一般開放されてない瑞垣の内まで入ることができるんでね,本殿前の楼門をじっくり見たり,楼門の向こうに本殿の階を見たりしてきたワケでござい.歴博じゃ,古代米のつきたてお餅をもろて帰ったノダ.

去年に続いて,大社と歴博のまわりじゃ,車輌通行止めや一方通行で,一般の自動車の交通規制をしてたノダ.

交通規制を実施する神門通りの写真

いつもは自動車用の2車線が中央に鎮座ましまし,両脇に歩道が充分に確保されてない神門通りも,こんな具合に歩行者がわんさかナノダ.もう歩きやすいのなんのって.それに,これこそ門前町の風情ってモンでしょ.

やっぱ門前町ってのは,参拝客歩かせないことにゃ繁盛しないハズ.社寺参拝の行き帰りに,ぶらりと立ち寄れるのが,参詣道に面したお店のいいトコだもの.そこに自動車どんどん通らせて,しかも社寺の境内の隣りに大きな駐車場があろーものなら,参拝客は社寺に直行しちゃって門前町は素通りナノダ.JR大社線が廃止になったのも(1990年),神門通りの商店が激減して,生き残ったみやげ物店が出雲大社の駐車場附近に集中しちゃったのも,その結果なんじゃなかろか.

大みそかや三が日だけと言わず,「歩く門前町」の日,増やしてって欲しいモノだニャ.

2007年12月29日

中華料理で忘年会ナノダ〜

忘年会にお呼ばれして,出雲市の中華料理店「道楽」に行ったノダ.

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箸袋.

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油彩でっか?

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ビリっと来たノダ麻婆豆腐(←いろはかるたみたいな書き方だニャ).

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鰹のたたき.タヌぼーの一番の好物.

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たこのおさしみ+生姜.トロ〜リやわらか.そーいや(人間の方の)タコちゃん元気かニャ?(ひとりごと)

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中身がうんと詰まった焼き餃子.

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胡椒がきいてる麺と野菜の炒め物.この時点でけっこーお腹いっぱいで,あんま食べれんかったノダ(汗).

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デザートぷるるん.


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2007年12月12日

このごろよく聴く『仮名手本忠臣蔵』

もーすぐ12月14日,赤穂浪士討ち入りの日が近いせいか,ラジオで義太夫の『仮名手本忠臣蔵』を相次いで聴きます.今日もNHK-FM『邦楽のひととき』で,大序「鶴が岡兜改めの段」「恋歌の段」を放送していました.

『仮名手本忠臣蔵』はもともと人形浄瑠璃(文楽)のために書かれた作品で,初演は寛延元(1748)年の大坂・竹本座.赤穂事件を題材とした戯曲はそれまでにも数多く世に出ていたそうですが,四十七士討ち入りから47年後にして現れた大ヒット作が『仮名手本忠臣蔵』です.のちに歌舞伎に移植されたり,現代でもTVや映画の忠臣蔵ものに大きな影響を与え続けたり.ついには赤穂事件そのものまで「忠臣蔵」と呼ぶのが定着しちゃったという勢い.

もっともこの作品には,大石内蔵助も吉良上野介も浅野内匠頭も,実名では登場しません.江戸時代は幕府がうるさくて事件そのまんまを脚色して上演できなかったため,大石内蔵助は大星由良之助(おおぼしゆらのすけ),吉良上野介は高師直(こうのもろのお),浅野内匠頭は塩冶判官(えんやはんがん)と名を変え,時代設定は南北朝時代.塩冶判官が師直に斬りかかるのも,江戸城ではなくて鎌倉.そこで今日のラジオでも,鶴岡八幡宮で足利直義臨席のもと,討ち取った敵将・新田義貞の兜改めの場面が語られたわけです.兜の目利き役として召し出された塩冶の妻・顔世御前に,足利家を取り仕切る師直が横恋慕……すべての事件の発端です.

「塩冶」といえば,ワタクシが卒業した小学校は出雲市立塩冶小学校.しかも歩いてすぐの神門寺(かんどじ)には,塩冶判官高貞の墓なるものがあります.塩冶高貞(?-1341)は,鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての出雲国守護で,足利幕府から謀叛の嫌疑で追討を受け自害したという人物.この時代を取り上げた軍記物『太平記』では,高貞追討の原因を,幕府執事の高師直が,高貞の妻に横恋慕したことに求めています.その設定を『仮名手本忠臣蔵』は借りたのです.

さて,討ち入りの日は間近.TVの連続時代劇では終盤のクライマックスとなる討ち入りの場面をぶつけることが珍しくありませんが,『仮名手本忠臣蔵』では討ち入りがどう描かれているか……といいますと,えー,そんな場面ありません(爆)(討ち入り場面のテクストはあるのですが,文楽で上演したという話は聞かないです.もし例がありましたら教えて下さい.歌舞伎ではまた事情が違うかも知れませんが).師直邸に向かったかと思ったら,次の段ではすでに本懐遂げて,師直の首級を槍に掲げて引き上げちゃいます.しかしそこが人間の情を丹念に紡ぎ出すという人形浄瑠璃らしいところで,討ち入りに至る数々のドラマで,観客をさんざん泣かせるわけです.しかも全11段,まともに通して上演したら半日はかかる(汗)という一大長篇で(そのため文楽や歌舞伎では,一部の段を取り出して上演することが一般的です).

2007年12月 8日

大根島の由志園

昨日は大根島の日本庭園「由志園」に行ったノダ.

枯山水の写真

紅葉はぼちぼち見納め.

寒牡丹の写真

寒牡丹がほっかむりする季節でござい.

2007年12月 7日

2008年後期のNHK連続テレビ小説は「だんだん」

京都ともども,ニャンと松江が主な舞台地になるんだそーで.マナカナ和菓子対決でもやるんかニャとか思うたら(笑),歌手デビューするって話なのね.

通いなれた松江に,一度は住んでみたい京都が,どんな形で出てくるか,こりゃ見ものナノダ.

2007年11月10日

「インド料理 SPICE」のサイト,本日開設

新作の速報です.

松江市学園通りのインド料理店「SPICE」のサイトが本日開設しました.

トップ・ペイジのスクリーン・ショット

メニューと店舗の紹介のほか,月替わりのおすすめメニューなどお店の最新情報や話題をお届けするブログ,店内のインテリアや雑貨を紹介するフォトアルバムなどがあります.詳しいお話は,後日改めて.


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2007年11月 3日

ザ・ベース・ギャング:オクトバス4

071103_1936~01.jpg 松江のプラバホールで,イタリアから来たオモロいおっちゃんたちのコントラバス四重奏聴いたノダ.だいたいバスでおまわりさんのクルマのサイレン鳴らして逃げ出すし(笑).モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やるときなんか,典型的なクラシックな感じでちょこっとだけ弾いて,「オレたちゃこんな風にゃ演奏しないよ」って感じで,別アレンジで仕切り直してたニャ.4人それぞれで楽器の持ち方(持つって大きさじゃないけど)が違ってて.椅子にかけてたり立ってたり,後ろから抱きつくよーにしてたり.アンコールが「マツケンサンバ」歌と踊りつき(笑),これが一番盛り上がってた?? でもさすがにこれで終演にゃならんかったニャ.ラテンの名曲でおひらき.終演後はサイン求めて長蛇の列になってたぞよ.きっとまだまだにぎわったんだろニャ.

2007年10月29日

出雲市街地に鹿あらわる

出雲市駅の近くにゃ,こうしてタヌキのぼーやも生息してるノダけど,まさか鹿まで出てくるたぁ思わなかったニャ.

鹿にガラス戸破られた出雲地方合同庁舎って,駅から南西に歩いて3分くらいのトコで,その向かいの出雲郵便局がウチから一番近い郵便局なんで,あのあたりにゃよく行くノダ.ウチから歩いて10分かかんないノダ.そこから山の裾野みたいなトコまでは,一番近い出雲高校の裏手から一の谷にかけたあたりでも1kmは離れてるノダ.でもあのへんに鹿がいるって話,聞いたことないニャ.人里離れた山の奥ってほどのトコでもないし.

2007年10月27日

島根大学図書館蔵書リユース市の収穫

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昨日の話なんですがね,予告通り「第3回島根大学図書館蔵書リユース市」に行ってきたですだ.大学の近くで仕事があったんで,その前にちょこっと.

仕事で一緒になるO洲の若旦那(ワタクシが命名したわけじゃないよ)が先に着いてて,個人的にオイシイ本の大半まで先を越されました(グスン).杉浦康平+鈴木一誌のブック・デザインによる『セリーヌ全集』(国書刊行会,1978-)に,JTB発行時代末期の『旅』(2003ごろ)のバックナンバーに,小学館の『日本語大辞典』に…….赤の他人ならいざ知らず,思わぬトコに伏兵はいるもんで.

結局,ワタクシの収穫は2冊.まず,400pp.フルカラーの文字組で見せる年表,松岡正剛監修『情報の歴史』(NTT出版,1990).ブック・デザインは杉浦の系譜に連なる戸田ツトム.ザンネンながらカヴァーを欠いてますが.

もう1冊は,小田橋弘之編著『君が代は微風(そよかぜ)にのって』(晩聲舎,1983)こちらのブック・デザインは杉浦康平+鈴木一誌.雑誌『噂の眞相』で杉浦が手がけた黄色表紙を連想させる色遣い.見返し,扉も黄色の紙,そこに赤のインクで刷ってあります.

カウンターじゃ,たくさん本を買って自分で持ち帰れない人のために,着払いでの郵送の対応もしてましたニャ.なかなか備えよろしおす.

それにしてもいろんな人に会うもんで,O洲の若旦那が誘った佐陀神社の近くの木工職人に,現在大学院生の不昧流茶人が初対面で意気投合して,大山山麓野点計画が動き出すわ,大学非常勤講師の姐御(誰?)にゃ,いきなり「ありがとう」って言われて,ナニゴトかと思うたら,タヌキにゅーすでリユース市を知ったとの仰せこれあり(実は意外と読まれてる? タヌキにゅーす).

2007年10月26日

WEATHER_REPORT



ひとつき限定で復活という松江のジャズ喫茶。初代マスターのオーディオシステムを引き継いでいるとか。最初は迫力ありすぎてオドオドしたけど、20分くらいで慣れてきたノダ。ティファニーのグラスでコーラが出たのは二代目マスターの好みとは、もと常連氏の説。期間中行列のできる日もあるらしいけど、たまたま空いてるときにきたみたい。店内そのものがゆったり席とってあるけど。

2007年10月22日

図書館蔵書のリサイクル

読書の秋ってワケでも……ないこたぁないのでしょう,島根大学附属図書館本館の「第3回島根大学図書館蔵書リユース市」と,出雲市立出雲中央図書館の「本のリサイクル市」の情報が入ってきました.

第3回島根大学図書館蔵書リユース市

日時
2007年10月26日(金)10:00-17:00
2007年10月27日(土)10:00-17:00
2007年10月28日(日)10:00-13:00
場所
島根大学大学会館 3階 大集会室(島根県松江市西川津町1060)
詳細情報
http://lisa.shimane-u.ac.jp/new/new.asp?disp=2&id=309

廃棄処分される蔵書を手ごろな価格で買えるチャンス.しょーじきなところ,図書館の蔵書の廃棄処分ってのは,蓄積された情報の切り崩しとも新陳代謝ともつかなくて,あまり感心しないのですが,話としてはオイシイと思ってしまうのは隠しきれません,ハイ.このリユース市には一度も行ったことはないのですが,期間中に大学の近くまで仕事で出かけるんで,寄ってみましょかね.


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出雲中央図書館創立60周年図書館フェスタの「本のリサイクル市」

日時
2007年11月03日(土)12:30-17:00
場所
出雲市立出雲中央図書館 玄関前(島根県出雲市大津町1134)
詳細情報
http://izumolib.icv.ne.jp/toshoseisakuka/sub_img/07fesuta/fesutatop.html

こちらは「保存期限の過ぎた本や雑誌」を無償で譲ってくれます.家から自転車で行けるんで,ほぼ毎回出かけてます.仕事柄,デザインが気になる雑誌を持って帰ることが多いです.早いモン勝ちの世界(汗).


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2007年10月20日

島根県立大短大部の情報誌『のんびり雲』創刊

読みものが中心の定期刊行物のデザインのお仕事お待ちしています,石川陽春です(営業).

島根県立大学短期大学部総合文化学科の文化情報誌『のんびり雲』の創刊号が出たとのこと.

去年刊行された創刊準備号を,同大学の小泉凡さんから1冊いただいて持っていますが,なかなかよくできていて感心したのです.取材,執筆,編輯,レイアウトのほとんどを教員と学生で手がけたそうです.映画『白い船』の舞台となった海辺の小学校や,松江の醤油屋に,学生が出かけては日常の営みを丁寧に書き記し,誌面のレイアウトにも勉強の成果が現れて,読みやすく目にも楽しい.出だしとしては上出来だと思ったものでした.

以下のリンク先に,創刊準備号のPDFファイルがあります.

手応えのある第一歩を踏み出していたものですから,創刊号のスタッフはさぞかし大変だったろうと思いますが(笑),どんな出来映えになっているか,書店での出会いに期待しましょう.

2007年10月13日

松江の秋の夜

水燈路の写真

今夜は松江に行ってたノダ.城山周辺じゃ,夜の堀端に灯籠並べて「松江水燈路」.次の土日の「鼕行列」に備えてか,鼕をたたく音も重なって,当世松江の秋らしい夜の風情でござい.

2007年10月 8日

出雲駅伝

体育の日と言やぁ,島根県の出雲市とゆートコでは「出雲駅伝」の日でごんす.今年もTVで全国放送されたニャ.

実はウチから歩いて10分くらいのトコがコースになってるんで,その気になりゃ沿道で旗ふって,タヌぼーは「ハタ坊だじょー」(by 赤塚不二夫)になっちゃうこともできるノダけど,大会始まって19回,一度も見に行ったことがござーませんの.

これが沿道住民なら,あたいみたいに陸上キョーミない生き物でも,窓開けるなりサンダル履いてちょこっと出るなりするかも知れんけど,10分歩いてまで,全選手があっとゆー間に走り去ってく図を見に行く気にゃなりまへんワナ.むしろ,日ごろ使ってる道路,見慣れた景色をTVの画面で見る,なんて年に1度だけの体験の方が,なんぼかオモロいノダ.

一方,陸上好きのウチのオトンはと言うと……これまた家でTV観戦.オトンにしてみりゃ,沿道で見てても競技全体の様子がわかんないから,シンミョーにTVで見てた方がエエんだろニャ.

2007年10月 5日

島根の吉田君,アメリカのブッシュとスゴロクする

総統,総統(誰?).鷹の爪団による世界征服に貢献しているかどーかはギモンだけど,少なくとも島根県の知名度アップには役に立ってると思われる吉田君が,アメリカ合衆国大統領ジョージ・ブッシュ君とスゴロクしているのを目撃しましたですわ.

そのスクリーン・ショット

映画『大統領暗殺』のプロモーション・サイトで,吉田君のコマを使って,ブッシュのコマとどっちが先にホワイトハウスに着けるか勝負するっちゅーもんですわ.で,吉田君がコマをふるたびにブッシュ語録が画面に出るもんだから,名づけて「ブッシュ素!語録(スゴロク)」……いやあのね(笑).

勝ったら鷹の爪団のショート・ムーヴィーが出てきましたわ.しかも2本のうちどっちか選ぶよーになってたんで,鷹の爪団戦闘員(誰?)は,少なくともブッシュに2回は勝つべし.

2007年9月20日

ご縁を結ぶ神在月展(09/22-10/08)

6月の「タウンプラザしまね リニューアルオープン企画 vol. 1」に続く,タウンプラザしまねの年間シリーズの催しのチラシの2作目が,松江市内を中心に出回っている......はずです(当方出雲市に生息).

チラシの画像

デザインの話は,石川陽春デザインワークスのサイトにチラッと書きました.そちらもあわせて御覧下さい.

期間
2007年9月22日(土)―10月8日(月)9:00-18:00
会場
タウンプラザしまね(島根県市町村振興センター/島根県松江市殿町8-3)
詳細情報
http://www.tp-shimane.com/topics/natural.html

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2007年9月19日

地域で取り組む禁煙活動:大人も子どもも、男も女も、家庭で職場で学校で(10/14)

私も会員として参加している「しまねこどもをたばこから守る会」で,講演会とシンポジウムを開催します.広告デザインは石川陽春です.

チラシの画像
日時
2007年10月14日(日) 13:00-16:00 (受付12:30)
会場
松江市市民活動センター 2階 201・202号室(STICビル/松江市白潟本町43)
講演
子どもたちのすこやかな成長を願って--益田市のたばこ対策
松本祐二(松本医院 院長/益田市)
ビデオで紹介 喫煙防止授業の実際
杉浦弘明(すぎうら医院 院長/出雲市)
シンポジウム
地域で取り組む禁煙活動
松本祐二(松本医院 院長/益田市)
杉浦弘明(すぎうら医院 院長/出雲市)
狩野武志(出雲禁煙を考える会 会長/出雲市)
青戸有子(島根県健康福祉部健康推進課健康増進グループ 主幹)
建部彰子(出雲市健康増進課成人保健係 主任保健師)
渡部通恵(しまねこどもをたばこから守る会 副代表)
司会:鐘築剛(しまねこどもをたばこから守る会/ベル歯科医院 院長/安来市)
参加申込締切
10月9日(火)
詳細情報
http://sayonaratabaco.org/info/20071014.html

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2007年9月18日

2007年 大社・能を知る集い:語り・舞・囃子を楽しもう(09/30)

これまでにも御紹介してきましたように,私は「松江・能を知る集い」の広告デザインを毎年担当していますが,その「松江・能を知る集い」の講師陣によるワークショップが,大社にやって来ます.

日時
2007(平成19)年09月30日(日)13:00-17:00
会場
手錢記念館(島根県出雲市大社町杵築西2450-1)
講師
安田登(ワキ方下掛宝生流)
槻宅聡(笛方森田流/島根県安来市出身)
定員
30名
参加料
1,000円(入館料を含む.申込が必要)
問い合わせ先
手錢記念館
電話:0853-53-2000

「松江・能を知る集い」の経験から言いますと,能楽方面の体験型の催しでよくあるような,面装束の着付け体験や,囃子の楽器を参加者が順番に触るといった内容は,まずほとんど出てきません.能楽師が身につけている呼吸法や筋肉の動き,発声法,リズムの取り方などを通じて,能楽師の身体感覚を体験するという,この講師陣ならではのワークショップになることでしょう.

また,安田さん,槻宅さんに現代演劇の俳優を加えた3人による,能の技法を取り入れた朗読の催しが,東京の能楽堂で上演されたり,「松江・能を知る集い」などのワークショップで披露されたりしています.その成果もきっと反映されたものになると思います.

能に限らず演劇,音楽,ダンスが好きな地元の方にも,きっとお楽しみいただけるはずです.


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2007年9月17日

連休の巡回

3連休も今日で終わりだニャって思ったら,今度の土日月も3連休なのね.今ごろ気づいたノダ.

タヌぼー,今日は1日ウチにいたノダけど,土日の午後は巡回してきたノダ.

09月15日(土)
世界遺産登録記念 輝きふたたび 石見銀山展(島根県立古代出雲歴史博物館)
万作・狂言十八選 第三回:出雲狂言会(出雲大社)
09月16日(日)
大正ロマンの美人画家 竹久夢二展:夢二郷土美術館コレクションより(島根県立美術館
ギョーザ食べながら異文化交流(笑)(島根県内のどっか)

展覧会2本はやっっっっっと行けたノダ.石見銀山展は,石見銀山資料館でもやってるんで,会期末まであと1週間のうちに出かけてみたいニャ.

狂言の報告は,近いうちに「山陰の能・狂言を見に行く会」に書くノダ.スタッフに客席に,門前町住人さんとか,ねむりねこにゃんとか,こすもすライフのおねーさんとか(誰が誰だか?),おなじみの顔がいくつもあったぞよ.能楽基礎講座でお目にかかった「亀井広忠さん呼んで下さ〜い」の人(これまた誰?)は見つけられんかったけど,どのへんの席だったのかニャ?

2007年9月14日

松江初のアイリッシュ・パブ開店

畏くも山陰日本アイルランド協会の 女王陛下(誰?)から,「宣伝してね」と勅命が下りましたんで,御心に沿い奉るべく.

実はアイリッシュ系だった小泉八雲の縁で,日本におけるアイルランド友好の聖地(?)のひとつになっちょります島根県の松江市に,初めてのアイリッシュ・パブが,本日開店したんだそーですわ.

今日から16日(日)は,ギネスはじめお酒が終日お安くなってるとのことなんで,我と思わん酒豪の各位は行ってみましょー.3ヶ月前ワタクシにサインを求めてきた奇特な酒豪大学生(誰?)は,さっそく出かけるよーに.

あたしゃお酒は飲みませんから,代わりにとりあえず生ハムのサラダ食べたいです.

セント・ジェームス・ゲート(ST. JAMES'S GATE)

営業時間
18:30-
ハッピーアワー(お酒が安くなります):18:30-20:00
所在地
島根県松江市伊勢宮町501-12
phone:0852-25-9595

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2007年9月11日

山陰・秋の演能情報

島根県民会館で3回にわたって開かれました,槻宅聡さんの「2007年 能楽基礎講座」は,先日8日で最終回を迎えました.長年にわたって謡や仕舞を習っている人から,まだ実際の能を見たことがない人まで,実に幅広い層の人たちと能のお話ができるという,ユニークな場になりました.「来年もやって欲しい」という参加者の声が多数,県民会館に寄せられているとか.

さて,私が管理しているサイト「宍道湖・中海圏の能・狂言を見に行く会」改め「山陰の能・狂言を見に行く会」では,山陰地方の演能情報を順次掲載しています.講座を通じて能・狂言への関心を深めた方も,講座には参加しなかったけれども能・狂言が何となく気になるという方も,どうかお役立てのほどを.

現在,同サイトで紹介している主な催し物は,以下の通りです.

2007/09/15 出雲大社(出雲市大社町)
万作・狂言十八選 第三回:出雲狂言会(チケットは完売)
2007/09/30 手錢記念館(出雲市大社町)
2007年 大社・能を知る集い:語り・舞・囃子を楽しもう
2007/10/01 鳥取県民文化会館(鳥取市)
狂言を楽しむ:茂山一門の世界(2007年度)
2007/10/18 島根県民会館(松江市)
現代狂言II:狂言とコントが結婚したら
2007/11/11 大田市民会館(大田市)
創作能「石見銀山」(石見銀山遺跡世界遺産登録記念)

2007年9月 9日

日曜日もちょこっと松江巡回

今日は昼まで松江の白潟本町でござんした.

STICビルの「ジャパン―アイルランド フレンドシップ in 松江」は,朝から講演会2本立て.八幡先生は次の講演の武部のおっちゃん(←と言った方がしっくり来るノダ)と掛け合い始めるし.武部のおっちゃんも大阪弁そのままで誌上採録したいくらいだったし,それだけでなかなかの収穫.

marches.jpg

そのあと移動の列車に乗る前にゃ,おべんとーは出雲ビルで調達ナノダ.4階で昨日からやってる「おいしいで祝う、9月」.スタッフはだいたい顔なじみ.地中海方面で留学して帰ってきたA隊員(ナンの隊員だか)などなど,ウマいものはおまかせの面々ナノダ.パエリアと魚介類のリゾットと,おみやげの桃入りのパンを買うたノダ.モグモグ,ほんのこて,うまかごわす.

南へ数分歩いた天神町じゃ,昨日で能楽基礎講座が終わった笛方の槻宅さんの稽古日.こっちは時間切れで立ち寄れんかったノダ.近ごろはお弟子さん連中との交流も出てきたんで,顔出したかったニャ.

2007年9月 8日

松江巡回

今度の土日は松江へ行こう」で取り上げたところを巡回してきたノダ.

STORE ROOM店内の写真

出雲ビルに開店したSTORE ROOM.いしこちゃん,おめとっさんナノダ.シンプルな空間に色とりどりの手芸素材や,石原まゆみオリジナルのバッグやエプロン.上の階の「おいしいで祝う、9月」ともどもにぎやかなことになってたノダ.お菓子ウマかったっす,Mme Lume(誰?).

開場前のシンポジウム会場の写真

そのご近所,STICビルの「ジャパン―アイルランド フレンドシップ in 松江」で,キャベツとベーコンの煮込みでおひるごはん.各種ワークショップはなかなかの盛況.そのあと開場前のシンポジウム会場を見せてもろたノダ.看板もいちおー,デザインしやした.明日は午前中の講演会に行きやすノダ.

んでもって,最後は島根県民会館で能楽基礎講座.大ホールでミュージカル「あいと地球と競売人」,中ホールの名画劇場で「不都合な真実」やってて館内フル回転.それでも40人近く来てたかニャ.ワタクシ,ガラにもなく全3回,受付やっとりました(笑).「来年もやってね」って声がいっぱい寄せられてるとか.詳しい報告は「山陰の能・狂言を見に行く会」で改めて.

2007年9月 5日

今度の土日は松江へ行こう

さーて,今度の土日,8日と9日は,タヌキぼーやとゆかりある人たちが,松江市内でいろーんな催しやるノダ.ここでひとまとめにして,ごあんなーいでござい.

ジャパン―アイルランド フレンドシップ in 松江:友好団体シンポジウム+ワークショップ

チラシの画像

日本各地で活動するアイルランド友好団体が一堂に会するシンポジウムと,同時開催のアイルランド文化を知るためのワークショップ.広告デザインは石川陽春.

開催日
2007年9月8日(土)―9日(日)
場所
松江市市民活動センター(STICビル/島根県松江市白潟本町43)
詳細情報
http://www.sanin-japan-ireland.org/event/20070908.html
http://www.sanin-japan-ireland.org/event/20070908.html

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おいしいで祝う、9月

STORE ROOMのサイトのスクリーンショット

「ジャパン―アイルランド フレンドシップ in 松江」会場と目と鼻の先にある出雲ビルで,4階のギャラリー「SOUKA - 草花」の1周年と,3階の「STORE ROOM」開店を記念して,おいしいもの大集合とか.SOUKAのメカちゃんも,STORE ROOMのいしこちゃんもおともだち.

開催日
2007年9月8日(土)―9日(日)12:30-17:30
場所
SOUKA - 草花(出雲ビル4階/島根県松江市白潟本町33)
詳細情報
http://www.store-room.net/news/eid66.html

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2007年 能楽基礎講座:鑑賞のヒント 第3回「能の器楽:囃子の魅力」

チラシの画像

「松江・能を知る集い」の槻宅聡さん(能楽森田流笛方/安来市出身)による新シリーズの講座も,いよいよ最終回.広告デザインは石川陽春.

日時
2007年09月8日(土)14:30-17:30
会場
島根県民会館 第1多目的ホール(島根県松江市殿町158)
詳細情報
http://hw001.gate01.com/tktk/basic2007/
http://www.civichall.pref.shimane.jp/hall/event/?20070707

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映画上映会「夢二映画特集」

表紙の画像

島根県立美術館で開催中の「大正ロマンの美人画家 竹久夢二展:夢二郷土美術館コレクションより」(09月23日まで)の関聯イベントひとつ.夢二を主人公とする映画2作品を上映.「竹久夢二展 イベントスケジュール」の広告デザインは石川陽春.

日時
2007年09月9日(日)
会場
島根県立美術館 ホール(島根県松江市袖師町1-5)
詳細情報
http://www1.pref.shimane.lg.jp/contents/sam/

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2007年8月25日

そば屋 奥出雲 風水

今週も土曜日は,そば屋でござんしたノダ.

この暑いのに,松江から自転車で来客がありましてな(汗汗),パラオ1階の「そば屋 奥出雲 風水」に行ってみたいってんで,そこでお昼にしたノダ.ナンでも,奥出雲の「山県そば」で修業した御主人のお店だとか.

カウンター以外の席は,周りのラーメン屋やハンバーガー屋などなどと共用なんで,家族連れやらなんやらで,ワイワイガヤガヤ.店の風情は一切期待しないよーに.

そばを待つ間につまんだ「そばのかりんとう」.ポリポリしてて,塩味もちょーどいい感じだニャ.

割子そばの写真

さーて,出てきた割子そば.コシがしっかりしてて風味よし.ふつー夏はそばがおいしくない時期だって言うけど,んなこたぁ忘れちゃったい.

薬味のわさび,練りわさびでも粉わさびでもなく,ニャンと茎わさび.見るからにおいしそうナノダ,お店の人によると辛いらしいから,ちょびちょびと乗せてと(自転車氏は,ざるそばのつゆに半分くらい入れたところ,けっこーキタらしい),もみじおろしも,大根の辛みがよう出てたノダ.

パラオにそば屋ができたなんて,あたしゃ実はゼンゼン知らんかったノダけど,自転車氏ともども,こりゃまた大収穫と満足しましてござ〜い.ちゅーわけで,ねむりねこにゃん,今度行ってみましょーや(私信).

2007年8月22日

石原まゆみさんの「STORE ROOM」9月7日開店

松江・能を知る集い」のイラストレイション(2004-2006)をはじめ,いろいろオシゴト一緒にしてきた石原まゆみさんからDMが届きました.手芸素材やオリジナル・グッズを扱う,石原さんのお店兼アトリエが,9月7日(金)にオープンするという案内です.

ダイレクト・メイルの写真

サイトも新しくなりました.

サイトのスクリーンショット

場所は松江市白潟本町,1937年竣功の出雲ビル3階です.ここからどんな“チクチク,ワクワク”のまゆみわーるどが展開するやら,石原まゆみファンクラブ会員(自称)は楽しみにしています.

出雲ビル.撮影:1999年.今は「ラーメン」ののぼりや「クリーニング」の看板はありません(笑).


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2007年8月18日

蕎麦処八雲

大社で無線LAN使って打ち合わせすることになって,FREESPOTの公衆無線LANが利用できる蕎麦処八雲の本店に入ったノダ.

割子そばの写真

ここのそば,初めて食うたら,ツルッとした麺もつゆも甘みがあって.だいたいタヌぼーの好みは,ザラッとした麺に辛口のつゆナノダけど,対照的に甘みがハッキリ出てるのも意外とエエにゃ,とちょいとした発見.

それにしても16:00(閉店1時間前)とかだったのに,このへんのそば屋にしちゃ広い店内(まつえ・まちづくり塾『出雲そば通』[2006]によると,約80席)に,お客さんワンサカいてビックリ.出雲大社の駐車場の前で地の利がいいのにもよるのかニャ?

2007年8月16日

「のぞいてみよう!世界遺産 能楽空間」鑑賞記を掲載

こちらでのお知らせを忘れていましたが(ヲイ),「寺の夜能」のエントリーで先日予告しました通り,「のぞいてみよう!世界遺産 能楽空間」(8月5日,松源寺[島根県安来市])を見に行った感想を,「宍道湖・中海圏の能・狂言を見に行く会」のサイトに載せました.

住民が主体となって,このような催しが盛んに行われるようになればと思い,紹介するものです.

2007年8月15日

島根県立美術館「竹久夢二展 イベントスケジュール」のチラシ

島根県立美術館で開催中の「大正ロマンの美人画家 竹久夢二展:夢二郷土美術館コレクションより」(2007年8月10日―9月23日)の会期中を中心に実施される,数々の関聯イベントをまとめて紹介するチラシのデザインを手がけました.

表紙の画像

石川陽春デザインワークスのサイトで,簡単ながら紹介しています.もしお出かけ先で実物を見かけましたら,拾ってやって下さい.

2007年8月14日

一畑電鉄の50系電車が引退へ

昨日,NHKの夕方のローカル・ニュースで,一畑電鉄の最古参車輌である50系電車を取り上げていました.出征兵士を乗せて駅を発つ様子を収めた古い映像,汗だくになりながら定期点検にあたる整備士,炎天下の温度変化の激しさで車輌が発する音,静態保存の車輌で遊ぶ子どもたちなど,この車輌の「夏」を映し出す,といったものでしたが,「老朽化や部品の確保が困難になってきたため,数年のうちに引退することが決まっている」とも伝えました.

50系電車の写真

写真:2005年,出雲大社前駅で撮影.

1927年製造の50系電車をはじめ,昭和戦前期に製造された電車は,1990年代なかばの新型車輌導入を境に,そのほとんどが現役を退きました,今ではお座敷電車として不定期運行されている電車が,現役としては最後の生き残りだったかと思います.

全国各地で復活した蒸気機関車や,新旧さまざまな車輌の路面電車が行き交う広島電鉄の例を引くまでもなく,製造年代の古い車輌が現役で活躍していること自体が,その鉄道路線の魅力につながるわけですから,これに変わる新たな魅力の創出に向けて,鉄道会社も沿線自治体・住民も,智慧を絞って行動に移さなければならないでしょう.

2007年8月10日

「いずもる」を見て出雲の旅へ

世の中ぼちぼちお盆休み.帰省や観光で出雲地方に向かう人,すでに到着した人もいると思われる時期にちょうどよい話題をば.

「いずもる」のスクリーン・ショット

これまでタヌキにゅーすで紹介する機会がありませんでしたが,今年2月に開設した「いずもる」というサイトの仕事で,デザイン・スタッフの末席に加わっていました(デザイナーとしての職歴が一番浅かったので,本当の末席です).

「いずもる」は,今年3月に島根県立古代出雲歴史博物館が開館するのに先立ち,博物館本体のサイトと同時進行で準備されてきたサイトで,博物館のある出雲地方を中心に,島根県の魅力を紹介する役割を担っています.

「いずもる」スタッフの独自取材による記事が,今のところ約30本あります(これとは別に,博物館のスタッフが用意した博物館の展示解説記事も,徐々に加わってきました).そこらへんの観光ガイドブックとは毛色の違う話題ばかりです.読み手が関心を持った記事を組み合わせて,旅のプランを作る機能が用意されています(一部機能の利用には,無料の「マイページ会員」登録が必要).各記事は対象地域やカテゴリーなどで分類され,読み手の関心に応じた記事を探すことができます.また,3-5本ずつの記事を束にして,「いずもる」が提案する旅のプランとしても紹介しています.画面上のメニューにある「コンテンツを選ぶ」から進んで下さい.

「トランスしまねマップ」のスクリーン・ショット

また,夏休みを前に「トランスしまねマップ」なるコーナーが登場しました.「いずもる」の対象地域にある主な観光スポットと主要駅・空港との位置関係を地図画像で確認しながら,出発地〜目的地間の公共交通の時刻を検索できるというものです(時刻検索機能は「どこでもバスネット島根旅案内+大山・中海」を利用).

「電車でチャリ旅」のスクリーン・ショット

なお,「コンテンツから選ぶ」の中の「電車でチャリ旅」,実はこの企画の元ネタを出したのはこのタヌキぼーやでございます.スタッフの会議で,「一畑電鉄という地元の鉄道は,有料で電車内に自転車を持ち込めるようになっている」という話をしたところ,電車と自転車を組み合わせた旅を提案しようということになったのです.その名残で,記事のどこかに「グラフィックデザイナーの石川さん」なる生き物が出てきますが,まぎれもなくワタクシでございます.探してみて下さい.このあたりの話のつづきは,日を改めて書きましょう.

2007年8月 9日

ジャパン―アイルランド フレンドシップ in 松江:友好団体シンポジウム+ワークショップ(9/8-9)

今年も,山陰日本アイルランド協会が主催する行事のチラシをデザインしました.

チラシの画像

昨年は,ピーター・バラカンさんの選曲とおはなしで,アイルランドのポピュラー音楽を紹介してもらうという会でしたが,今年は,日本各地で活動するアイルランド友好団体が一堂に会するシンポジウムと,同時開催のアイルランド文化を知るためのワークショップです.

  • 内容もりだくさん,従ってそれなりに多量な情報の整理.
  • シンポジウムのようなアカデミックな催しの品位と,ワークショップの親しみやすさの共存あるいは融合.
  • アイルランドの空気をや文化の一端を伝えること.かと言って,ケルト文字や緑色を基調としたチラシは,当地では松江市国際交流協会が出してくれるので,こちらは別のアプローチをとってみよう…….

といったあたりが,今回のデザインで考慮したことでした.

山陰日本アイルランド協会のサイトに,詳しい情報と,さらにこのチラシのPDFファイルが出ていますから,まずは御覧になって下さい.8日はパブ屋台でお昼ごはんにしましょかね.

ちなみにワタクシ,アカデミックな方面の仕事は重点的に取り組みたい分野です.そもそも自分の論文を書くためにDTPやwebを始めたようなもんですから.大学・学会の関係者のみなさま,ひとつよろしくお願いします(營業かっ).

2007年8月 6日

寺の夜能

昨日の安来駅まっぷたつ(笑)を目撃したあと,夕方になって向かった先は,古い市街地に隣り合う山の麓の松源寺という禅寺.「のぞいてみよう!世界遺産 能楽空間」を見に行きました.前半は能の囃子の実演と解説,後半は半能「清経」でした.

このあたりでは(たぶん)珍しい,公共施設以外での能の催し.寺のお堂で見るというのは私も初めてでした.夕方とはいえこの夏の暑い時期に,お堂にギッシリ250人は集まっていたと思いますが,夕立のあとの涼しい風が,開け放った戸から入って心地よい.

公共ホールの舞台に仮設の能舞台を組むと,脇正面にムダな空間ができてしまって,客席と舞台との間に隔たりが出てしまうのに対して,今回は本尊の前に人と仏さんが四方を取り囲む舞台.これほど舞台と客席が近い能の催しは,この地域では貴重かも知れません.蝋燭と間接照明によるあかりの加減もよかったです.

詳しいリポートは,「宍道湖・中海圏の能・狂言を見に行く会」サイトに書くつもりです.

2007年8月 5日

安来駅まっぷたつ

新旧安来駅舎の写真

約1年ぶりでJR安来駅に下りたら,うわっ,駅舎がまっぷたつになってまんガナ(汗).

ちょーど駅舎の建て替え工事中で,旧駅舎を半分だけ残して,解体した半分の跡地に新駅舎を半分だけ先に建ててるトコナノダ.新駅舎は木造みたいだニャ.

2007年8月 3日

この夏流行の髪飾り

変わった髪飾りの胸像の写真

JR松江駅前の松江テルサでみっけた古代ギリシア風の胸像.髪飾りに温湿度計をつけるのが,この夏の流行みたいナノダ.電話中の図に見えんこともないニャ.

2007年6月 6日

タウンプラザしまね リニューアルオープン企画 vol. 1

チラシ(表)の画像

タウンプラザしまね(島根県市町村振興センター)のリニューアルを記念した催し物の広告デザインを,1年間担当します.先週あたりから,その第1弾のチラシが出回っています.

なんだかいろ~んな催しがありまして,こちらじゃとても紹介しきれませんので,詳しくは下記のリンク先を御覧下さい.今度の土日,6月9日―10日が,にぎやかなことになっています.

デザインの話をちょっとだけしますと,年間シリーズの広告ということで,広報や雑誌連載のような感覚で,基本的なレイアウト,色彩計画,書体の選択には,一定のルールを持たせます.ただし,目玉企画が毎回変わりますので,メインの色や目玉企画の見出しの書体は,毎回異なるものになるでしょう.今回の目玉は,世界文化遺産登録を目指す石見銀山に関する展示・販売ということで,銀山のおひざもと・大森の町並みを象徴する赤瓦から連想した色を,メインに使いました.第2弾以降は,さてどうなりますか.

それにしても,近ごろタヌキにゅーすは,新作情報に便乗した催し物の宣伝ばっかりなってますな(汗).一度blogを休んじゃうと,生活の中にblogを書く習慣を取り戻すのが大変でして.そろそろこっちも,リニューアルする時期かもニャ.一応,計画はあるんですけどね.

2007年5月18日

3年に1度? 佐野行徳+高嶋敏展+米田由美子の「三人展」(5/17-30)

島根県出身の3人による3年ぶりの展覧会が,松江市内で始まりました.一説によると,通称「松江トリエンナーレ2007」だとか.2会場で,異なるテーマで開催されています.

作家
佐野行徳
高嶋敏展
米田由美子

モノクロームの小品たち

日時
2007年5月17日(木)―20日(日),24日(木)―27日(日)10:00-17:00
会場
Gallery桜蔵(松江市島根町大芦3862)
詳細情報
http://gallery-sakura.jp/

カラーズ

日時
5月25日(金)―30日(水)11:00-19:00(最終日は17:00まで)
会場
SOUKA - GALLERY & SHOP(松江市白潟本町33 出雲ビル4階)

3人とも公私にわたってお世話になっているみなさんですから,会場でどなたに私の話をしていただいても,大いに盛り上がっていただけるようになっています.中には「鉄道が足代わりの石川陽春は,駅ごとに女を囲っている」という説を唱える人もいますが(笑),そんな香ばしい話題は持ち合わせていませんので,御理解のほどを(ナンジャそりゃ),

2007年1月 2日

大社で食べる古代米のお菓子

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昨日の話ナノダけど,古代米で作ったスコンを食べてきたノダ.外も中もサクサクしてるし香ばしくて,ひと口でタヌぼーのお気に入り.

これはですな,出雲大社の東隣に3月10日に開館する島根県立古代出雲歴史博物館にできるカフェのメニューのひとつナノダ.開館前だけど,この三が日にやってる「れきはくのお正月」って催しで,カフェのメニューの一部が出てるノダ(写真の「古代米のスコーンのセット」は800円).

ほかにも古代米使ったお菓子がいくつか用意してたぞよ.ミルフィーユもあったよーな気がするニャ.

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昨日の元日だけだったけど,庭では古代米の餅つきぺったんぺったん.

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つきたてをもらっちゃったノダ.餅米で作った餅よりもねばりがあって,香りもよろし.

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大社の古い門前町にゃ「御菓子司とみや」って言って,古代米で作った饅頭やカステラを売り出した和菓子屋さんもあるノダ.

古代米で作ったお菓子が,なんだか大社名物になりそーな気配ナノダ.

2006年10月15日

石原まゆみさんの個展(10/21-29)

「松江・能を知る集い」のイラストレイションとかで,ちょくちょく一緒におしごとしてきた石原まゆみさんの個展が,もーすぐ始まるのでありま~す.石原まゆみファンクラブ会員(自称)としちゃ,うれしい限りナノダ.

まゆぼーは,松江で毎年のよーに個展をやってるノダけど,今回の秋・冬の雑貨なんだって.まゆぼーの『山陰Wink』でのご長寿連載「STORE ROOM」でも,ほんわかあったかな,かわいいモノこしらえて,いろいろ発表してるニャ.そーゆーのが間近で見られるってのは,わくわくするノダ.見に行ってやっておくんなせぇ.

秋冬 手芸展

日時
2006年10月21日(土)― 29日(日) 13:00-18:30
23日(月)は休み
場所
DOOR BOOKSTORE 内ギャラリー
松江市上乃木1-22-22
電話:0852-26-7846
詳細
http://ishiharamayumi.info/

そーそー,8月にね,そんないしこちゃんのwebができたノダ.デザインは本人ナノダけど,HTML化したりブログのシステムを取り入れたりするお手伝いは,実はタヌぼーがしてまして.開設したとき,日記にとりあげてくれたノダ.ありがとさんナノダ.

2006年9月 7日

夜あかり蓬莱荘

「夜あかり蓬莱荘」チラシの画像

ピーター・バラカンさんの催しのエントリーに,ワタクシの世渡りとネット生活と漫才の師匠である「ひろこ」がコメントつけてワーワー言うとりますので,「夜あそび蓬莱荘」……じゃなかった,「夜あかり蓬莱荘」についてお知らせしておきます.ひろこ師匠は両方の催しの関係者,ワタクシも両方の催しの広告のデザインを担当しています.

日時
2006年9月16日(土)、17日(日)、18日(月)、23日(土)、24日(日)、30日(土) 18:30-21:00
場所
蓬莱荘(松江市殿町101) [Google Maps]
Live
[1]19:00-19:30 [2]20:00-20:30
16日(土) 小泉凡[1]/Neutrino[2]
17日(日) Village Suite ゲスト:仲春樹[1][2]
18日(祝) Voga[1][2]
Cafe
山陰日本アイルランド協会
還組(追加決定)
Shop
acco
青蛙
てれんと
還組 ほか
主催・お問い合わせ
松江まちづくり株式会社(蓬莱荘開設準備室)
phone 0852-20-0207 (直通)
詳細情報
http://www.horaiso.com/

2006年9月 5日

ピーター・バラカン氏が語るポピュラー音楽の原点:それはアイルランドから……

チラシ(表)の画像

今年度から山陰日本アイルランド協会のデザインのお仕事をしているわけですが,サイトと同時に世に出たのが,今月22日に松江で開催される「ピーター・バラカン氏が語るポピュラー音楽の原点:それはアイルランドから……」の広告です【石川陽春デザインワークス】.

ちょっと昔の音楽雑誌風.ポートレイトのまわりを見出しがにぎやかに(ただし書体はオーソドックスに)踊っています.色使いは,バラカンさんの知的なイメイジを損なわないよう,クールな感じを目指しました.

バラカンさんによるアイルランドのポピュラー音楽についてのお話を,音源とあわせて聴くという催しです.'80年代からラジオ番組で,バラカンさんのガイドを聴いて数多くの音楽に出会ってきたというあなたも,現在放送中のレギュラー番組『ウィークエンド・サンシャイン』(NHK-FM,土曜7:15-9:00)を毎週楽しみにしているあなたも,坂本龍一/YMO経由でその名を知ったワタクシと同類のあなたも(笑),バラカンって誰だか知らないけどアイルランドの話,音楽の話とあってはいてもたってもいられないあなたも,どーぞお出かけのほどを.

ナビゲーター
ピーター・バラカン氏(ブロードキャスター)
日時
2006年9月22日(金) 19:00(開場18:30)
場所
島根県立美術館ホール(松江市袖師町1-5) [Google Maps]
入場料
前売1,000円
当日1,200円
チケット取扱
[松江]島根県立美術館 ミュージアムショップ
[松江]島根県民会館 しまね文化情報コーナー
[米子]米子しんまち天満屋 チケットぴあ
[出雲]パラオ インフォメーション
主催
山陰日本アイルランド協会
後援
財団法人しまね国際センター
お問い合わせ
山陰日本アイルランド協会事務局
phone/fax: 0852-20-0207 (直通)
e-mail: info@sanin-japan-ireland.org
詳細情報
http://www.sanin-japan-ireland.org/event/barakan.html

2006年8月 4日

大社宮島鉄道(一畑電鉄立久恵線)写真パネル展

木曜日の午前中,出雲市内の外出先で山陰中央新報をめくっていたところ,一畑百貨店出雲店(ツインリーブスホテル2階)で,一畑電鉄立久恵(たちくえ)線【Wikipedia】に関する,山陰の鉄道研究家による写真パネル展がある記事を見つけ,早速帰りに立ち寄ってみました.

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2006年8月 2日

山陰日本アイルランド協会がサイトを開設

山陰日本アイルランド協会サイトのスクリーン・ショット

2006年度から,山陰日本アイルランド協会のグラフィック・デザインを担当しているのですが,その第1弾として同会のサイトが開設の運びとなりました.

開設したとは言いましても,グラフィックとコンテンツともに最低限のものしか形にしていません.今後もう少し時間をかけて,アイルランド/ケルトとの架け橋になるサイトにふさわしい体裁を整えていきます.

なお,サイトで告知してますように,山陰日本アイルランド協会の主催で9月22日,ピーター・バラカンさんがアイルランドのポピュラー音楽を紹介する催しが開催されます.場所は島根県立美術館ホール.この催しの広告が,同会でのお仕事第2弾になります.後日別のエントリーで御紹介します.

2006年7月20日

豪雨

「てるてるぼーや」の画像

歴史に残る豪雨になりました.犠牲になられた方の御冥福をお祈りするとともに,被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます.

私が住む出雲市駅周辺は,普段とまるで変わらない様子なのですが,市内を流れる神戸川をさかのぼると,避難勧告が出ている地域があったり,避難所に向かっていた人たちの中に死者が出たりしているということで,決して油断してはいられません.

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2006年7月 3日

デルフィーノ

出雲市駅の南口出てちょいのトコにある,デルフィーノってイタリアンなお店で仕事の打ち合わせ.

アイルランドの写真を広げながら話してたら,店内にアイルランドのものらしき音楽がかかってきたじゃござーませんか.ストリングスといいバグパイプといい,こりゃ間違いにゃーですわ. こりゃ偶然? それとも……??

帰り際に聞いたお店の人のお話では,わざわざ選曲して下さったノダそーで.ほほー.

てなワケでゴキゲンな夕方でござんしたから,お店紹介へのリンクを貼っとくノダ.

ついでにGoogle Mapsで位置をば.

35.358863,132.756778

2006年7月 2日

『観世』6,7月号に,松江におけるワキ方進藤流の記事

能楽の月刊誌『観世』6月号と7月号に,「松江・能を知る集い」でおなじみ,森田流笛方・槻宅聡さんによる「松江の進藤流について」と題する報告が掲載されています.

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2006年2月11日

殿町オトノマチ

「殿町オトノマチ」チラシの画像

石川陽春が広告デザインを担当した催しが,明日始まります.

空洞化の進む松江市殿町地区に賑わいを取り戻すための実験を兼ねた催しです.“若者”を主なターゲットに,地元のミュージシャンによるライブのほか,カフェ,ショップなどが開かれます.

明日は朝が早いので,作品解説は後日.

日時
2006年2月12日(日),18日(土),19日(日)
場所
山陰中央ビル2階(松江市殿町.みしまや中央店の上階)
問い合わせ先
殿町賑わい創出実験実行委員会
事務局:松江市都市計画部市街地整備課
電話:0852-55-5525

2006年1月28日

話題のホテル

東横インの写真

出雲市図書館まつり(タヌキにゅーす)の会場,パルメイト出雲のお向かいにゃ,お騒がせの○横イン…….ここも不正改造が指摘されちょりましたノダ.

出雲市図書館まつりへ行く

出雲市図書館まつり主会場の写真

おととい情報のっけた出雲市図書館まつりに行ったノダ.

まずはパルメイト出雲1階ロビーでの古本市がさ,「この本をこんな値段で買っちゃっていいんですかい? ダンナ(誰)」てくらいのお手ごろ価格で.文庫判が1冊10円,単行本も1冊30円から100円だったノダ.

本日のお買いもの↓

  • 谷崎潤一郎『新々訳源氏物語』単行本,全10巻+別巻(ただし巻七を欠く)
  • NHK取材班『シルクロード』全6巻(NHK特集の書籍化)
  • 『江戸東京博物館総合案内』
  • 『戦後日本を駆け抜けた異色の前衛 勅使川原蒼風』展覧会カタログ,全2巻
  • 宮脇俊三の文庫本5冊

これほど買って1,000円札出しておつりがもらえたノダ.こんな機会めったにないノダ.さて,いつ読もっか(爆).

主会場の4階ホールは,図書館5館と文化団体のブースと講演会場がひしめきあって,老若男女で大にぎわい――あ,写真は“小にぎわい”の時間帯に撮ったんで,ちとさみしそーに見えちゃうノダけど(笑).さてさて,タヌキぼーやは昔とったキネヅカで,歴史方面のブースに足が向いたノダ.明治初年にアイルランドに私費留学したあと大津町で私塾を開いた勝部其楽(きらく)とか,大社の古文書を読む会とか,出雲の阿国とかね.

海辺の多伎図書館は,絵図のおっきなプリント出してたノダ.

まずは広島大学附属図書館所蔵「中国五県土地・租税資料文庫」から,明治初年の地租改正のときに作られた多伎地区5ヶ村の絵図.土地に課税する制度を始めたときの絵図なんで,土地の区画と通し番号がこまか~く書いてあるノダ.「中国五県土地・租税資料文庫」の絵図は,高精細ディジタル画像化したものの一部を,島根大学附属図書館の「絵図の世界展」で去年見たノダけど,多伎図書館じゃ,その多伎地区版が見られるらしいノダ(会場で配付のパンフレットによる).一度行ってみなくちゃ.小田駅から200mちょいみたいだし.

もーひとつは出雲国全体の絵図.うち1点は,『出雲国風土記』が書かれたころの出雲国を描いたモノナノダけど,絵図に記されたところによると,『風土記』に記された天平5年(733)の出雲国の様子を,寛政11年(1799)に尾張名古屋藩主が描かせた絵図を,大正12年(1923)に誰かが書き写して,それをまた昭和14年(1939)に大津村(現・出雲市大津町)の人が書き写したっちゅー,ヤヤコシイことこの上ないシロモノ(笑)ナノダ.今の宍道湖にゃ,島は嫁が島ひとつしかないけど,この絵図にゃ,宍道湖から日本海に注ぐ今の佐陀川の入口あたりに,「出島」ってのが描いてあるノダ.こんな島,聞いたことないぞよ.『風土記』にゃ載ってるのかニャ? うーむ,『風土記』くらい読まなきゃニャ.

ウチから一番近い市立図書情報センターの展示は「昭和を振り返って」.関聯書のほか,同じ場所の異なる年代の写真,歴代市旗,歌謡曲のレコード,前身館の蔵書印を押した本,各年代の雑誌やらなんやら,小さなブースにいろいろ見ものがあったノダ.

戦時中の『週刊朝日』なんてビックラこいたニャ.B4判なんだもの.今どきのちょいとこじゃれたfree paperみたいナノダ.表紙にゃ切手貼る位置が指定してあって,“兵隊さんの慰問品として贈ることができます”みたいなことが書いてあるのは時代でんな.

昭和24年(1949),29年(1954),39年(1964)の島根県の電話帳なんてのも出てたぞよ.頁数は15年間で約100頁から約300頁にう~んと増えてるけど,どれもB5判で2段組.昭和39年になっても多くの市町村じゃ,電話番号が市内局番なしの1桁,2桁,3桁で済んじゃってるノダ.その後いかに電話が普及したかってことだよね.今じゃひとり1台携帯電話の世の中だもの.

そんなこんなで,いや~,タマランかったノダ.

2006年1月26日

出雲市図書館まつり:図書館は宝箱

やむにやまれず進められたという感の強い「平成の大合併」でしたが,こういう話題に接すると,合併してよかったこともたまにはあると思えてきます.

合併前の旧市町から引き継がれた図書館や,そこを拠点に活動する文化団体などが一堂に会して,子どもからお年寄りまで楽しめそうなことを,何やらいろいろやる模様です.

島根大学附属図書館所蔵の国絵図も展示されるとか.ということは,昨秋の「絵図の世界」展(タヌキにゅーす)の展示品の一部を,再び見られるのかも知れませんね.

日時
1月28日(土)10:00-17:00
場所
パルメイト出雲(JR出雲市駅北口徒歩1分)
内容
古本市(10:00-13:00)
今市小2年「図書館たんけんお宝はっけん」(10:00-10:15)
其楽会(きらくかい)講演会(10:15-10:45)
落語絵本の読み聞かせ(10:45-11:15)
昔なつかし紙芝居屋さん(11:15-12:00)
絵本作家野坂勇作さん講演会(13:30-15:30)
図書情報センター「昭和を振り返って」
佐田図書館「郷土須佐 探訪」
大社図書館「出雲阿国と大社」
平田図書館「おり紙と絵本の世界」
海辺の多伎図書館「絵図展(写真版)」
絵本作家ワイルズ一美さん原画展
島根大学附属図書館提供「出雲国絵図の世界」
古文書を読む会「古文書から知る出雲平野の開発」
漢詩を楽しむ会「漢詩展」
其楽会「其楽会の歩み:郷土の偉人を知ろう!」
しおり作り教室
本の病院:こわれた本、直します
折り紙教室
問い合わせ先
出雲市立図書情報センター
電話:0853-21-0487

2006年1月 9日

出雲そばの拍子木食い

そばどころ出雲の国より発信しておりますタヌキにゅーす.

……ナニあらたまってんかって(笑)??

ゆんべの『NHKアーカイブス』で,『日本の伝統』の「そば」の回(1964)放送してたでしょ.われらが出雲もバッチリ出てたノダ.

松江の人はどんな風にそばを愉しんでるかって視点での取り上げ方だったニャ.

中でもビックリしたのは「拍子木食い」.割子そばを盛った角形の器を,左右の手にひとつずつ手にして口に近づけ,拍子木みたいにカチカチ打ってそばを口の方に寄せながら,箸を使わんで食べるってな,「んなアホな」って言いたくなる食べ方ナノダ(笑).そば好きぼーやだけど,こんなの見たことも聞いたこともなかったぞよ.でもGoogleで「拍子木食い」を検索したら,ちょこっと出てきたノダ.

ま,タヌぼーが見たことないってのは当然と言やぁ当然で.今の割子そばの器は,丸形って相場が決まってるから,「拍子木食い」なんてとてもできんと思うノダ.あーやって「拍子木食い」の映像が残ってるってことは,40年前はまだ角形が健在だったのかニャ? ある老舗のそば屋さんにゃ,明治期に使われてた角形の器ってのが展示してあるノダけどね.

2005年12月24日

正月準備

午後にゃ大社方面に出かけたノダ.雨やら雪やら霰やら,いろんなモノが代わる替わる降る中,出雲大社のにも寄ったら,ホラ.境内にこんなモノができてましたわ.

仮設小屋の写真

これ,絵馬やおみくじ扱う窓口(こーゆーのって何て言うんだっけ?)ナノダ.初詣に備えて臨時に増やされる仮設の小屋.さすがに中は見ての通り,まだカラッポだったノダけど,もういくつ寝るとお正月でんな.

写真右手に映ってるのが常設の窓口,その奥の真ん中で,千木と勝男木をいただいた大きな屋根を覗かせる社殿が,国宝の本殿でござい.

2005年12月22日

雪景色

今朝の出雲市内の写真

本日の大雪の代表,山陰地方でござんす.一夜明けてみりゃ,雪がふかふかの真っ白.奥出雲あたりじゃ,今日は出雲横田-備後落合間,終日運休するって,昨日の段階で予告が出てたくらいナノダけど,あたり一面平地の出雲市駅近辺も,雪国のおすそわけをもらったノダ.小中学生諸君,雪合戦は楽しいかニャ?

2005年12月20日

集団登校の列に自動車突っ込む[2]

11月22日の記事「集団登校の列に自動車突っ込む」で取り上げた,出雲市枝大津町の交通事故の被害者のうち,意識不明の重体となっていた児童が,一昨日18日に亡くなったそうです(asahi.com).故人の御冥福をお祈り申し上げます.

2005年12月18日

積雪

雪だるまの写真

やー,今日こそは積もりましたわ.10cmかそこらじゃなかろか.出雲市駅近くで12月にこれだけの積雪って,近年なかったんでないかい?

写真は外出中にみっけた雪だるまさんのおふたりでござい.カワイイ顔して,花かざりもつけちゃって.

2005年12月13日

松江は積雪らしいけど

松江は20cmもの積雪で,「12月の平野部にしちゃ6年ぶりの大雪だわいな」とかニュースで言うとりますけど,

こちら出雲市駅附近は,てんで積もってまへんガナ.

そりゃ朝は,屋根や道路がうっすら白くはなっちょりましたよ.でも午までにほとんど溶けて消えちまっただよ.島根半島も広いモンですわ.

あたしが松江に住みたい思うのは,こーゆー日なんですわ.雪遊びできるから(笑).こちとら雪合戦の玉ひとつも作れやしねぇ.

2005年12月12日

出雲市駅近辺の平野部でも雪が降ったノダ.まだ積もりゃせんけどね.ときどきチラチラするくらいナノダ.

そーは言っても,この冬は寒くなるのも早けりゃ,雪も早いニャ.

近年は暖冬が当たり前になっちゃって,12月中なんて冬って気ィせんかったから,今年はどーも体がついてってないよーな.ウォームビズってワケじゃないけど,タヌキ部屋ん中じゃ,この時期にゃめずらしく厚着してるし.

……まさか年のせいってんじゃあるまいニャ(汗).

いつもはタヌキの“ぼーや”にふさわしく(?),「気分はまだハタチ前」で通してるんで(ヲイ),そりゃちとマズいワナ.わがタヌキ一家のうちじゃ,全会一致で「今年の12月は寒い」ってことになってるけど,世間じゃどーニャンだろ?? 出雲の国平野部の住人御一同,どげですかね.

2005年12月 5日

この冬の一番の冷え込みでございやす.

松江あたりじゃ平野部でも雪が積もったよーでござんすが,その30km西,島根県は簸川平野のど真ん中,出雲市駅のほど近く.確かに寒うはござんすけれど,雪なんてゼンッゼンッ積りゃしねえ.残念(ナニが?).降るのは雨と霙ばかりでござんす.

長いこと列車で松江まで通学したもんだから,よくわかるんでござんすが,40分しかかからねぇのに,同じ平野部でもだいぶ景色が変わるんですな.一度その,降るものが変わるところの境目を,この目でとくと拝みたいものでござんす.

そんなこんなを書いてるうちに,神鳴さまがゴロゴロ言ってますわいな.オヘソの心配もしますけど,神鳴さまが落っこちて,停電した日にゃPCに大いに影響出ますんで,今宵はにゅーすも早じまい.おとなしく寝るといたしやしょ.オヤスミコスミ.

2005年12月 1日

「絵図の世界:出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図」に行く[2]

昨日の報告とは異なる視点から見た展示会の感想を,別のメイリング・リストに投稿しました.文面の一部を改変して下記に掲載します)

私が島根大学に在籍していたのは2003年9月まででしたが,当時は附属図書館の所蔵資料を展示公開する機会というものはなかったはずです.最近は,研究プロジェクトの進展や,昨年の歴史地理学会松江大会,大学法人化に伴う新たな取り組みの要請……など,さまざまな背景があるのでしょうが,こうして所蔵資料が一般市民の目にも触れる形で活用される機会が増えたことは好ましい傾向であると思います.

学生による展示説明会が行われたのも結構なことです.私の在籍時には,教員と学生が共同で一般向けの行事に参画することがありませんでした.そういう機会があれば学生にとってもよい勉強になるだろうとは考えていたのですが,具体的な構想を持つには至りませんでした.

図録とともに講演会の記録も出版されるのもうれしいです.所用で聴講できなかったため,誰か活字化して世に出してくれないものかと思っていた折節の朗報.“個人的事情”はさておいても,記録を残し公開することも大事ですよね.

貴重資料をディジタル・コンテンツ化して公開するという流れについては,'90年代後半のインターネットやPC,ディジタル・カメラの急速な普及を目の当たりにしつつ,先生方や学生と話題にしたものでした.ようやくここ数年,日本の歴史学界でも多くの成果物が現れてきたように見受けられます,前者の「貴重図書デジタルアーカイブス」は,スライダーの所在が,スペースの細長さや周囲の色との近似のため気づきにくかったものの,全体として操作がシンプルで覚えやすかったです.1年前,島根県立美術館のコレクション展で,IAMASが開発した「洛中洛外図屏風」の精細画像によるディジタル・コンテンツを見た際にも感じたのですが,実物の資料ではむやみに顔を近づけて見るわけにはいかなくとも,ディジタル化したものはそのあたりの気兼ねが少ない点ひとつとっても便利です.

2005年11月29日

「絵図の世界:出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図」に行く[1]

(展示会の紹介と感想を,あるメイリング・リストに投稿しました.文面の一部を改変して下記に掲載します)

会期が残り少なくなってしまいましたが,先日「光の道」上映会の前に,島根大学附属図書館の所蔵資料による「絵図の世界」展(タヌキにゅーす)を見てきましたから御紹介します.

絵図というのは,平たく言えば古地図のことです.作成年代や用途によって,作図の表現や記載される情報はさまざま.また,出展資料の多くは松江はじめ出雲国内を扱ったものですから,当地の地形や街並み,人々の暮らしの変遷を知るという意味でも,見どころはたくさんあるのではないでしょうか.昨年春,県立博物館,県立図書館,松江郷土館で開催された「絵図でたどる島根の歴史」展の展示品も多数含まれています.

私が普段お世話になっている方のうちに,松江に在住/お勤めの方が多いですが,そうしたみなさんに鑑賞のポイントをおすすめをするならば,やはり城下町松江の絵図かと思います.城下町全体を取り上げた「松江城下町絵図」は,堀尾氏が治めていた17世紀前半のものと,松平氏が治めていた19世紀前半のものの2点.いずれも武家や寺社の名称が1軒1軒書き込まれ.さながらゼンリンの地図のようです.中でも堀尾期の絵図に関しては,原図では毛筆で記入された文字情報を活字に起こしたトレイスの図面もあわせて展示されていますから,「昔の人が書いた字なんて読めないよ~」という方には鑑賞の助けとなるでしょう.

そのほか,「松江雑賀町絵図」(1824年以前),「松江末次本町絵図」(元禄年間[1688-1704]に作成された絵図を1856年に書き写したもの)といった町ごとの絵図,松江大橋以東の水路や開発された新田を描いた「川下辺絵図」(1786?)も展示されています.

今日県庁所在地となっている江戸時代の城下町の中には,災害や空襲,再開発などを期に大幅な都市改造の手が加えられた都市も少なくないのですが,その点松江は江戸時代以来の道路や水路が比較的多く残っています.しかし一方で武士の時代が終わった明治期以降,土地の用途は大幅に変わりましたし,拡幅された道路,埋め立てにより失われた水路,用いられなくなった通りの名前もあります.現在の松江と変わらない点,変わった点,それぞれに多くの発見ができることと思います.

ところで,大学図書館主催の展示会だけに,精細画像化した絵図を活用したデジタル・コンテンツという気合いの入った成果物もいくつか公開されています.パネル・タッチ式の大型ディスプレイに絵図を映し,画面を手で触れることで見たい絵図の選択から細部の拡大までできる,といったものなどです.

今年の春のお披露目以来,松江市内のあちこちに出没している「松江歴史マップ(マルチメディアテーブル)」も,ヴァージョン・アップして登場.堀尾期,松平期,明治期,現代の4枚を同時に見ることができたり,松平期の絵図から「白潟天神町絵図」(1841)にジャンプして,その細部をトレイスと対照させながら見ることができるのは,新しいコンテンツではなかったかと思います(「白潟天神町絵図」は,家ごとに所有者や借家人,間口に奥行,さらには土蔵やかまどの所在まで記された,大変詳細なものです).

展示会場の様子(島根大学附属図書館).

2005年11月27日

道路拡幅中

《島根県立古代出雲歴史博物館》(2007年3月開館予定.設計:槇総合計画事務所)の現場見学会に行ってきたノダ.その報告は近いうちに出すんで,ちょいと待ってておくれやす.

博物館は国道431号線沿い,出雲大社神苑の東隣にできるノダけど,開館に備えて国道の歩道を拡幅工事中だったノダ.拡幅のため,大社の勢溜(せいだまり)をはさんで南東の位置にあった門前の店1軒が取り壊されて,今まで隣の建物で隠れてた,古代出雲大社模型展示館「雲太」の北側があらわになってたノダ.

道路拡幅工事現場から見た古代出雲大社模型展示館「雲太」の写真

みやげ物屋さんだった数年前も,ファサードや内装がキレイだったんで気づかなかったけど,こーして見ると瓦屋根が一部崩れてるし,土壁と竹で編んだその下地も見えるし,築後7-80年は経ってるカモ.

北側壁面に隠されていた文字の写真

何より大書された店の名前.右から左に読んで「おみやげなら/大社物産館」が昔なつかし.こんなとこに昔の店の名前が大書してあったなんて.もしかして,今回取り壊された建物ができる以前って,物産館が勢溜に面してたのかニャ?

2005年11月26日

「絵図の世界」展の図録に講演記録が

「光の道」島根上映会の前に,島根大学附属図書館の「絵図の世界」展(タヌキにゅーす)に行きました.詳しい報告は日を改めて書きますが,どうしてもひと言だけ.

上映会の時間帯に,展示会関聯行事として大学で講演会があるということで,さきのタヌキにゅーすに,

あ,できれば図書館か研究室か『歴史学通信』で,講演会を活字化してくれたらニャ~なんて(ボソッ).いやあの,こりゃ半ば本気で思うナノダ.のちのちのための記録も大事だからニャ.

と書きましたら,図書館のカウンターに置いてあった展示会のチラシに,

絵図展の図録および講演会の記録を合わせた本を来春出版する予定です。

の1行を発見.

いや~,思いが通じたのか,考えていることが一緒だったのか,ただの偶然なのか(笑)知れませんが,ともかくうれしいです.このテーマではこれ以上ないと思われる講師陣が勢ぞろいしていますから,大いに期待しましょう.

「光の道」島根上映会,終了

私が広告デザインを担当しました「光の道」島根上映会に行き,無事終了を見届けました.関係のみなさん,おつかれさまでした.何でも今ごろは「24時間耐久慰労会」だそーで(笑).

2005年11月22日

集団登校の列に自動車突っ込む

全国の放送のニュースや新聞社サイトでも報道されましたので,島根県外にお住まいでも御存知の方がいらっしゃると思いますが,今朝,出雲市枝大津町の市道で,集団登校の小学生の列に軽乗用車が突っ込み,児童1人が意識不明の重体となり,1人が軽傷を負うという交通事故が発生しました(山陰中央新報朝日新聞).また,軽乗用車の運転手は,業務上過失傷害の容疑で現行犯逮捕されたとのことです.

事故現場は,私の自宅から少々離れたところですが,月に2,3回は所用で通行しますので,今回の事故は他人事とは思えない次第です.被害に遭われたおふたりの御恢復をお祈り申し上げます.

2005年11月19日

塩冶判官

外出の支度をしながら見ていた,ETV『日本の伝統芸能 文楽入門』再放送で,赤穂事件を扱った名作『假名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』を取り上げていました.歌舞伎の演目としても名高い『假名手本忠臣蔵』ですが,もとは人形浄瑠璃(文楽)のために書かれた作品です.

徳川幕府の治世にあっては,この事件を実在の人名を用いて劇化することがはばかられたため,例えば大石内蔵助は大星由良助(おおぼし・ゆらのすけ),萱野三平は早野勘平といった具合に,役名が置き換えられ,時代設定も元禄年間から南北朝時代に移されています.

さて,赤穂事件の発端となった,いわゆる松の廊下の刃傷事件の当事者である吉良上野介と浅野内匠頭.『假名手本忠臣蔵』ではそれぞれ高師直(こうのもろなお)と塩冶判官高貞(えんや・はんがん・たかさだ)の名で登場します.師直も判官も実在した人物で,師直は足利幕府初期の執事,塩冶判官は婆娑羅大名として知られる佐々木道誉と同族にして,出雲国の守護です.

『假名手本忠臣蔵』は刃傷事件の原因を,師直が判官の妻・顔世御前に横恋慕したことに求めていますが,この設定は,鎌倉時代末期から南北朝時代の動乱を描いた軍記物『太平記』から借用されたものです.『太平記』には,塩冶判官の妻は絶世の美女であると聞かされた師直が,判官の妻に横恋慕したことで判官との関係がこじれ,ついには判官に謀叛の罪を着せて自害に追い込む……というエピソードが盛られています.

その塩冶判官と塩冶一族のものとされる墓が,私が住む島根県出雲市の,その名もズバリ塩冶町にある古刹・神門寺(かんどじ)に現存しています.実は私の家が神門寺の檀家で,『假名手本忠臣蔵』も『太平記』も知らなかった幼少のころ,親に連れられ墓参りに行くと,明らかに昨今のものとは異なる様式の墓石を見ながら,「昔は塩冶って苗字があったノダニャ」などとつぶやいたものでした.

あいにく私は見る機会を逃してしまいましたが,先日,神門寺にほど近い塩冶コミュニティセンター(公民館)で,出雲市出身の漫画家・平野勲さんの筆になる,塩冶判官の生涯を描いた絵巻『出雲塩冶太平記』の披露と一般公開があったそうです(山陰中央新報).塩冶判官は著名な古典文学・藝能の登場人物としては名高い一方,実像が今ひとつよくわからない人物であり,ゆかりの地である塩冶地区でもその名をあまり知られていないのではないかと思います.そのような中で塩冶判官が,ほのぼのとした筆致で賑やかな祭の絵を多く手がける平野さんの手で,どのように描かれているものなのか興味あるところです.

かく言う私も,中学時代に在籍した美術部での最終作として,出雲市内に来演した松竹の歌舞伎が上演した『假名手本忠臣蔵』「判官切腹」の段までを,登場人物に南北朝時代の装束を着せて描いたことを,このにゅーすを書くうち思い出しました.今となってみなくても正視に堪えない仕上がりのため,世間さまには決してお目にかけられたものではありません(笑).当時の私を知る人ならば,私が今デザイナーとして振る舞っているなどと,にわかには信じられないはず.自身でさえ,こうなるとは予想もしなかったのですよ…….

2005年11月18日

絵図の世界:出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図

今でこそタヌキぼーやはデザイナーだけど,実は島根大学法文学部/人文社会科学研究科(修士課程)の歴史学の出でござい.

その島根大学で,附属図書館所蔵の絵図の展示があるってんで,紹介しとくノダ.日韓間で領有権問題がある竹島の記載があるってゆー,19世紀半ばに英国海軍が作成した地図が出展されるとかで,地元じゃあちこちで報道されてる(山陰中央新報),あの展示会でござい..

絵図ってのは,平たく言やぁ古地図のことナノダ.今の測量技術でできるよーな,地形を寸分狂わず表した地図を期待しちゃいかんノダけど,地図の性格によって作図の表現はさまざまあるし,記載される情報もいろいろ.ナニより,その土地土地の時代ごとの様子を知る手がかりにもなるノダ.

島根県内や城下町松江の絵図も出るだろーから,なじみある土地の昔の姿を思い浮かべながら見るのも,愉しみ方のひとつじゃなかろか.

江戸時代以前の絵図が多いはずなんで,字ィ読めへんガナってこともあるかも知れんけど,わかりやすい解説が用意してありゃエエですニャ.

会期中の26日(土)にゃ,学生が展示解説してくれるそーな.絵図見物初心者は,このときに行くのも手でしょな.それにしても,学外の人を受け容れる行事で学生が前面に出て働く.エエこっちゃ,エエこっちゃ.ワテはよーせんノダけど(自滅).

その日の午後にゃ講演会も.うわー,行きたいわあ~.でも「光の道」の上映会と重なってるノダ.どないしよ~?? おとといのチラシ配りにゃ,歴史の学生部屋にも顔出したけど,こりゃ学生諸君にゃ「上映会いらっしゃ~い」なんてよー言えませんわ(笑).

歴史部屋の掲示板に「光の道」のチラシ貼ってくれた なおねーさん,ありがとさんナノダ(また私信始まったぞよ).でも,時間帯が完全に重なっちゃったんで,学生諸君にゃ,展示会と講演会をしっかりお手伝いして,お話を聴いて,質問もするよーにススメてやっておくんなせぇ.あ,できれば図書館か研究室か『歴史学通信』で,講演会を活字化してくれたらニャ~なんて(ボソッ).いやあの,こりゃ半ば本気で思うナノダ.のちのちのための記録も大事だからニャ.

ま,少なくとも展示会だけは見に行かにゃいけまへんな.

主催
島根大学附属図書館
後援
島根地理学会
島根史学会
入場料
無料

展示会

期間
11月21日(月)―12月2日(金) 9:00-17:00
会場
島根大学附属図書館本館(松江市西川津町)

学生による展示説明会

日時
11月26日(土) 10:00-11:00

講演会

日時
11月26日(土) 13:30-16:30
会場
島根大学教養講義棟 1号館 302号室
講師・演題
松尾寿(島根大学名誉教授)「堀尾期の松江城下町」
林正久(島根大学教育学部教授)「松江平野の地形とその形成過程」
池橋達雄(島根史学会会長)「出雲の近代絵図について」
藤原茂(島根地理学会会員)「絵図にみる近世の隠岐」
舩杉力修(島根大学法文学部助教授)「絵図のデジタルコンテンツ化の取組み」
司会
竹永三男(島根大学法文学部教授)
詳細
http://lisa.shimane-u.ac.jp/new/new.asp?disp=2&id=62

2005年11月10日

「光の道」島根上映会のチラシ

昨日御紹介しました映画「光の道」島根上映会(タヌキにゅーす)のwebで,上映会のチラシのPDFファイルを公開しました.

下記よりダウンロードして御覧下さい.
http://shimane.topophiria.com/info/

2005年11月 9日

石倉慎吾監督作品「光の道」島根上映会

チラシの画像

石川陽春デザインワークス」には未掲載ですが,松江市出身の映画監督・石倉慎吾さんの作品上映会のための広告作品(チラシ,チケット,web)を手がけました.

上映会の詳細は,http://shimane.topophiria.com/で御確認下さい.

日時
2005年11月26日(土)
開場14:00
上映14:30
場所
島根県立美術館ホール(松江市袖師町1-5)
鑑賞料
前売券800円
当日券1,000円
チケット取扱
今井書店グループセンター店 STUDIO WONDER
NU RECORDS
島根県民会館 しまね文化情報コーナー
島根県立美術館 ミュージアムショップ
今井書店出雲店
ブックセンターコスモ出雲店
ビッグハート出雲
主催
映画「光の道」島根上映会実行委員会
後援
有限会社向村電気
松江サッシ建材株式会社
wato design
お問い合わせ
e-mail: phonicnova@ybb.ne.jp
tel: 090-2291-7432(itagaki)

2005年10月23日

大人の華展

会場のいけばなの写真

タヌキぼーやが広告のデザインを担当した「春の夜の夢:薩摩琵琶と朗読の夕べ」の実行委員だった山根さんのお店「暮らしのギャラリーなすの花」が,「春の夜の夢」と同じ会場で,古布のリフォームを中心にした作品展をやってるってんで,顔出してきたノダ.

会場は宍道湖北岸の,湖が見下ろせる高台に建ってる古い民家ナノダ.閑かなとこだけど,会場だけはにぎわってたノダ.季節感たっぷりのしつらえともてなしを愉しんできたぞよ.囲炉裏端でいただいた,ふかし芋と平田・来間屋の生姜湯,おいしかったニャ.

2005年10月22日

滝翼出雲魂咲会跳

滝翼出雲魂咲会跳

↑読める?

これで「タキツバ イズモ コンサート」なんだって.ナンのこたぁない,タッキー & 翼の出雲公演が今日あったノダ.

お昼に電車乗りに出雲市駅まで行ったら,会場の出雲ドームへ行くシャトル・バスに乗り込む人の群れがバス乗り場にできてたノダ.大規模校の修学旅行様御一行並みの人数だったニャ,ありゃ.まだ車内に入ってない人だけでも,100人は軽~く超えてたぞよ.氷山の一角とは言っても,観客動員力のスゴさがよーわかるノダ.

タヌぼーは一畑電鉄で大社まで出かけたノダけど,途中の高浜駅でけっこー降りてる人いたノダ.沿線でも出雲ドームが一番間近に見えるあたりだから,この駅からも「魂咲会跳」行ったのかニャ?  ともかく,公共交通機関で出かけるってのはいいコッチャ.

同じ電車にゃ,フランス人形並みにメルヘンな服来て,小さなぬいぐるみの入った大きなバッグ持ってた母娘2人組がいたノダ.こーゆー人まで「魂咲会跳」行くんかいな?? って思ったら,終点の出雲大社前駅まで同乗だったノダ.あの2人はどこへナニしに行ったんだろ? 出雲大社で結婚披露宴に呼ばれて余興でもするつもりだったんかニャ?? それともタダの外出着??? んー,ナゾ(笑).

最後に.コンサートのレヴュー探してこの記事見っけた人,期待ハズしてごめんちゃい(ペコリ).地元住民によるタダのまちかど観察でござんした.

2005年10月 7日

連休の大学図書館

この連休,島根大学は松江・出雲両キャンパスで大学祭と聞きますが,それぞれの大学図書館でも,何やら面白いことがありそうです.

どちらも自分の言葉で紹介を書きたいところですが,どうにも眠くてかなわいので,とりあえず日時とリンクだけ.

教育者としての小泉八雲
附属図書館(松江)

企画展示
10/9/Sunまで 9:00-17:00
講演会・シンポジウム
10/8/Sat 13:30-16:00

島根にもたらされた華岡流医術:大森文庫からみた江戸後期の診療
附属図書館医学分館(出雲)

企画展示
10/9/Sunまで 10:00-18:00
講演会
10/9/Sun 10:00-11:30

2005年9月12日

島根の食 屋台村 IN 玉造

「島根の食 屋台村 IN 玉造」の前売券

忘れたころにィやって来るゥ~
当選の品 第2弾~

浪花節やってみました(笑).

5月に,打ち合わせの足で「第1回出雲・玉造アートフェスティバル」ってのに案内されて行ってきたノダ.玉造温泉の旅館街のそこかしこに置かれた彫刻作品を見て回って,スタンプ集めて記念品のプレゼントに応募しようってのがあったノダ.

タヌぼーはそんな懸賞応募の趣味はないんだけど,ついつい連れてってくれた2人の仲間になっちゃったら,4か月経って「島根の食 屋台村 IN 玉造」なる催しり前売券が届いたと.そんな寸法ナノダ.

10月10日―11日だってさ.駅から遠いからちょいと行きにくいけど,舞茸天ぷらそばとか,しじみラーメンとか,食べてみたいニャ.

2005年9月 4日

藤忠ビルのランプ?

たぶん藤忠ビルのランプ

藤忠ビルプロジェクトの聖地・藤忠ビル跡(そのまんま)に建った高齢者・障碍者向けフロアもある団地兼商業ビルなんだけど,1階外壁のランプってまさか,藤忠ビル(竣功1928)にくっついてたあのランプ?? 知ってそーな人に今度訊いてみなくちゃ.

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2005年9月 2日

湖上の雲

タダの画像投稿テストナノダ.4年前の11月に撮った宍道湖ですな.

写真

撮影した足で,藤忠ビルプロジェクトのwebの初打ち合わせ行ったんだっけ?