新・津和野町章
日本各地でいろいろあった“平成の大合併”も,いよいよ大詰めでんな.タヌぼーが住んでる出雲市も,合併から半年でござい.
今日は同じ島根県内でもウ~ンと西の,津和野町と日原町が合併して,新しい「津和野町」が発足したノダ.
でさ,その新・津和野町の町章がナンともステキナノダ.
まずは『津和野町・日原町合併協議会だより』の第13号(PDFファイル)見ておくんなまし.「かねにともえ」って言って,家紋でよく見かける「矩(=曲:かね)」と「二つ巴(ふたつともえ)」の組み合わせナノダ.「矩(=曲)」ってのは大工さんの道具で,矩尺(曲尺)というL字型のものさしナノダ.
家紋ってのは,動植物や自然現象から道具,幾何学模様に至るまで,文字通り森羅万象を図案化した,日本の伝統的なグラフィック・デザインナノダ.その手法で直球勝負するあたり,近世の城下町の面影をよ~くのこしてる津和野をかかえる町のシンボルにピッタリだニャ.
この町章をデザインしたのは,旧・津和野町出身の画家・安野光雅翁ナノダ.
ちなみに町旗にゃ,上辺に横方向の赤い2本線が入ってるのは,石州の赤瓦だろニャ.赤瓦は石見地方の建築文化をもっともよく代表するノダ.町章といい町旗といい,ええ仕事しましたな,じっちゃん(誰?).
ちなみに旧・津和野町役場ってのが,木造平屋に石州瓦のっけて,土壁の塀に囲まれて城下町に溶け込んだ,これまたエエ感じの古い庁舎ナノダ.新町の庁舎が旧・日原町役場だってんで,どーなることか気になってたけど,ニュース見たら新町の津和野分庁舎として開庁式やっててホッとしたノダ.これからも長~く使われて欲しいニャ.