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2007年8月 7日

月遅れの七夕の思い出

今でもこの土地では,いろんな年中行事が月遅れでやってきます.七夕もそのひとつで,今日は月遅れの七夕でした.

七夕といいますと,なんかウットリするよーな話でもしなくちゃいけないところでしょうが,私の七夕の思い出は,このような歌詞の唄とともにあるわけですから,あまり多くを期待しちゃいけません.

ちいさなたまごが けむしになって
すこーしきもちがわるいけど
さなぎになって からをやぶって
あたまだしてチョン
はねだしてチョン
きれいなちょうちょになりました〜

(以下延々繰り返し)

忘れもしない1988年8月7日,小学生最後の七夕の朝,幼少の日々を懐かしんで(当時も幼少じゃないのか?)見た『ひらけ!ポンキッキ』で放送された(はずの)ものです.この歌詞そのままの図を延々繰り返すアニメイションつきで,「すこーしきもちがわるい」姿を経て,はじめて「きれいなちょうちょ」になるという子ども心には衝撃的な事実を,軽妙なこの上ないノリで突きつけてくれました(さすがに当時11歳の私はタフなもんでしたが).

この歌のインパクトが相当強かったせいでしょうか,その夜,町内の小学生を神社の境内に集めて開かれた七夕の会で,友達ふたりくらいとこの歌詞で,いつまでもいつまでも歌い踊ったものでした.人前に出たがらなくなった今となっては,とても考えられません(いやいや,あーたなら充分考えられるという説もあり).あのころあたしゃ若かった(あーた,タヌキの「ぼーや」はずじゃ).

あれから19年.今では私にも織姫さまがいるわけですが,あいにくそれは,「タヌキぼーやが女性と県庁前交差点を歩いていた」という目撃情報を昨日寄せて下さったセンセ(誰?)の期待に応えられるよーな香ばしい意味ではなく,里帰りで1年に1回だけ顔を合わせるという意味での「織姫さま」.そんなことが言えるうちは,当分私はタヌキの「ぼーや」なのでありましょう.

……こーゆー文章を「やおい」って言うのかな.

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