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2007年8月 6日

寺の夜能

昨日の安来駅まっぷたつ(笑)を目撃したあと,夕方になって向かった先は,古い市街地に隣り合う山の麓の松源寺という禅寺.「のぞいてみよう!世界遺産 能楽空間」を見に行きました.前半は能の囃子の実演と解説,後半は半能「清経」でした.

このあたりでは(たぶん)珍しい,公共施設以外での能の催し.寺のお堂で見るというのは私も初めてでした.夕方とはいえこの夏の暑い時期に,お堂にギッシリ250人は集まっていたと思いますが,夕立のあとの涼しい風が,開け放った戸から入って心地よい.

公共ホールの舞台に仮設の能舞台を組むと,脇正面にムダな空間ができてしまって,客席と舞台との間に隔たりが出てしまうのに対して,今回は本尊の前に人と仏さんが四方を取り囲む舞台.これほど舞台と客席が近い能の催しは,この地域では貴重かも知れません.蝋燭と間接照明によるあかりの加減もよかったです.

詳しいリポートは,「宍道湖・中海圏の能・狂言を見に行く会」サイトに書くつもりです.

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コメント

今日初めてこの話題に気づきました、遅かった…!

堂宇を活用して、って京阪神なみの豊かさですねー。

行きたかったなぁ。。

むしろ能舞台がほとんどない地域だからこそ,お寺などのいろんな場所で能が見る機会が,これから増えていくといいですね.近ごろ私の周りで,よくそんな話が出ます.