第34回島根広告賞 作品展示(01/27-02/01)
本日またひとつ年をとったタヌぼー(そろそろホントの年は言えんニャ)ですが、ちょーど今日から今年の島根広告賞の作品展示が始まります。石川陽春がデザインした出品作は以下の通りです。来週2月2日(火)にお目にかかるみなさん、ひとつ見てやっておいて下さい(私信)。
総合部門
「奥谷タイムトンネル:古くて新しい島根を探しに」
広告主、制作社:どこでもミュージアム研究所
※綜合パンフレットのデザインを担当
当時修覆工事中だった島根大学旧奥谷宿舎(国登録文化財)周辺地域でのアート・プロジェクト。表紙に登場しているのが、修覆予想図でもありました。昨年島根大学から埼玉大学に転じた石上城行先生の絵です。
「浮世絵遊覧:島根県立美術館開館10周年記念コレクション企画展」
広告主:島根県立美術館
制作社:石川陽春デザインワークス
浮世絵が江戸時代の木版文化を牽引した存在でもあるという側面に注目して、手書きの風情が感じられる「あおい金陵」という明朝体を選ぶところからデザインを組み上げていきました。この展覧会、島根広告賞の作品展示と同じ会場で開催中ですので、あわせて御覧下さい。
折込チラシ部門
「ラフカディオ・ハーンとギリシャ:もうひとつのルーツと受け継がれる精神性」
広告主:小泉八雲記念館(松江ツーリズム研究会)
制作社:石川陽春デザインワークス
こちらの現在開催中の企画展。日本語が中心ではありますが、英語、ギリシャ語も重く扱ったリーフレットということで、混在する多言語をいかに美しく組み合わせるかを、いつも以上に追求しました。
パンフレット部門
『いつも、いつでも、大根島で:由志園物語』
広告主:有限会社日本庭園由志園
制作社:アートワークス
私は途中から制作にかかわったのですが、それでも実に1年半以上かかりました(汗)。由志園の歴史をふりかえり、現在を見つめ、未来を展望するための手がかりとしての1冊。60頁足らずといえども、いろんな思いがこめられています。
パッケージ部門
妹尾哲巳+三浦芳男『2台のピアノによるスーパーデュオ〈ライブ2008〉』
広告主:ブレーメン
制作社:石川陽春デザインワークス
タヌキにゅーすが縁でデザインすることになったCD。連弾ではなく2台のピアノによるデュオであるという点を意識して写真を扱いました。一番の見どころは、縦方向に開くジャケット内面でしょう。手前から奥にかけて2台のピアノと2人のピアニスト。ジャケットでは、シアンとマゼンダで写真を覆いましたが、元のフルカラーの写真もよいので、どこかで日の目を見せたいものです。
第34回島根広告賞 作品展示
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