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2005年11月18日

絵図の世界:出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図

今でこそタヌキぼーやはデザイナーだけど,実は島根大学法文学部/人文社会科学研究科(修士課程)の歴史学の出でござい.

その島根大学で,附属図書館所蔵の絵図の展示があるってんで,紹介しとくノダ.日韓間で領有権問題がある竹島の記載があるってゆー,19世紀半ばに英国海軍が作成した地図が出展されるとかで,地元じゃあちこちで報道されてる(山陰中央新報),あの展示会でござい..

絵図ってのは,平たく言やぁ古地図のことナノダ.今の測量技術でできるよーな,地形を寸分狂わず表した地図を期待しちゃいかんノダけど,地図の性格によって作図の表現はさまざまあるし,記載される情報もいろいろ.ナニより,その土地土地の時代ごとの様子を知る手がかりにもなるノダ.

島根県内や城下町松江の絵図も出るだろーから,なじみある土地の昔の姿を思い浮かべながら見るのも,愉しみ方のひとつじゃなかろか.

江戸時代以前の絵図が多いはずなんで,字ィ読めへんガナってこともあるかも知れんけど,わかりやすい解説が用意してありゃエエですニャ.

会期中の26日(土)にゃ,学生が展示解説してくれるそーな.絵図見物初心者は,このときに行くのも手でしょな.それにしても,学外の人を受け容れる行事で学生が前面に出て働く.エエこっちゃ,エエこっちゃ.ワテはよーせんノダけど(自滅).

その日の午後にゃ講演会も.うわー,行きたいわあ~.でも「光の道」の上映会と重なってるノダ.どないしよ~?? おとといのチラシ配りにゃ,歴史の学生部屋にも顔出したけど,こりゃ学生諸君にゃ「上映会いらっしゃ~い」なんてよー言えませんわ(笑).

歴史部屋の掲示板に「光の道」のチラシ貼ってくれた なおねーさん,ありがとさんナノダ(また私信始まったぞよ).でも,時間帯が完全に重なっちゃったんで,学生諸君にゃ,展示会と講演会をしっかりお手伝いして,お話を聴いて,質問もするよーにススメてやっておくんなせぇ.あ,できれば図書館か研究室か『歴史学通信』で,講演会を活字化してくれたらニャ~なんて(ボソッ).いやあの,こりゃ半ば本気で思うナノダ.のちのちのための記録も大事だからニャ.

ま,少なくとも展示会だけは見に行かにゃいけまへんな.

主催
島根大学附属図書館
後援
島根地理学会
島根史学会
入場料
無料

展示会

期間
11月21日(月)―12月2日(金) 9:00-17:00
会場
島根大学附属図書館本館(松江市西川津町)

学生による展示説明会

日時
11月26日(土) 10:00-11:00

講演会

日時
11月26日(土) 13:30-16:30
会場
島根大学教養講義棟 1号館 302号室
講師・演題
松尾寿(島根大学名誉教授)「堀尾期の松江城下町」
林正久(島根大学教育学部教授)「松江平野の地形とその形成過程」
池橋達雄(島根史学会会長)「出雲の近代絵図について」
藤原茂(島根地理学会会員)「絵図にみる近世の隠岐」
舩杉力修(島根大学法文学部助教授)「絵図のデジタルコンテンツ化の取組み」
司会
竹永三男(島根大学法文学部教授)
詳細
http://lisa.shimane-u.ac.jp/new/new.asp?disp=2&id=62

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