プラバ話
プラバホールの第100回記念パイプオルガン定期演奏会の話を続けます.
改めまして.米山麻美さん,オルガンサポーターのみなさん,プラバホールのみなさん,おつかれさまでした.
会場大入りでしたね.開演直前,客席後方に補助席が出たような気がしました.
2時間を優に超えて,さまざまな切り口からオルガンに迫った演奏会でした.中でも,オルガンとマリンバの音の重なったときにおぼえた,不思議な感覚と言ったら…….全く新しい音色が生まれましたね.
終演後,パーティーにもおじゃましましたら,おなじみのお顔が予想以上に多くてビックリ.演奏会を支えてきたみなさんの,普段は見ることのないお姿の一端までも垣間見た気がしました.帰る際には,よねやまさんに贈られた100本の薔薇の花束から,1人1本ずつのおみやげをいただきました.やがて,我がタヌキ小屋で花開くことでしょう.
エントランスとホワイエには,1986年の第1回からのパイプオルガン定期演奏会のプログラムや写真の一部が展示されていました.一部とは言いながら19年分ですから,それなりの量があります.私は松江の大学に通い始めた1995年から,たびたび定期演奏会を聴きに行っていますが,中でも第75回「心が静かになりたい時」(1996年3月9日)が最も思い出深いものがあります.アロマのただようホール.舞台上のリード・オルガン.よねやまさんが弾くフランク作曲「前奏曲,フーガと変奏曲 作品18」.そしてプログラムの半ば,まつもとたかひろさん自身の手で舞台上にひとつひとつ置かれた,木のオブジェ.展示された写真を見るうち,ファンタジックなひとときの記憶が,これまで以上に鮮明に,懐かしさとともによみがえりました.
ところで,展示写真中のうちに私が一聴衆として不覚にも写っているものを発見し,何とも恥ずかしい次第(汗),関係者のみなさん,片づけにかこつけて探さないで下さい(笑).