「1年間,京都に住む制度があったら」
昨日の夜届いた,マガジンハウスのメイル・マガジン『magnetcafe news』#175に「1年間,京都に住む制度があったら」ってコラムがあったノダ.
1年間を通じて京都を体感する機会が与えられる…こんな制度があれば、日本の歴史への理解や認識、日本文化に対する共感、自然保護や味覚に対する感覚までもが、過去を大切にしながら生きる現代の日本人として、伝統的な味わいを理解する日常生活が送れるかなあ、と…。
いいねいいねー.タヌぼーもね,学生時代にゃ主に史料蒐集で何度か京都通いしてつくづく思ったノダ.京都ってとこは,短くても1年は住むべきとこだニャって.
建築ひとつとってみても,建築史で論文書いたわりにゃ,前近代のモノでじっくり見たのなんて,《京都御所》(1859;平安時代の様式による)くらいだったもの.それに,東京と並ぶ能・狂言の中心地なのに,どーしたワケだか能楽堂に行ったことないノダ.謡曲の舞台地や歌枕をあわせて訪ねたら,能・狂言の味わいも違ってくるんだろニャ.
なんたって千年の都だし,今日まで1200年以上の歴史がフクザツに入り組んだ日本屈指の大都市だからさ.どー考えたって1週間かそこらじゃ,京都を通して教えられることの,ほんのひとつまみすら読み解けないし,そもそも京都に住んでナニしたいかって,とてもひと言じゃ言えないニャ.京都は腰据えてじっくり相手にしたいモノナノダ.