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2007年12月22日

JR全面禁煙をめぐる裁判

今年3月から新幹線や特急を全面禁煙としたJR東日本を相手取り,その措置の取り消しを求める訴訟が起こされていたというのは,実はこの記事見るまで知りませんでした(このところ顔が出せないでいる「しまね子どもをたばこら守る会」の会合では,もしかしたら話題になったことがあるのかも知れませんが).

裁判の詳しい経緯は,この記事だけでは充分にわかりませんが,受動喫煙による乗客や乗務員への健康被害の防止や,密室化した乗り物内での防災という点から,車内での喫煙はそう簡単に認められてよいものではないでしょう(むしろかつての,車内で喫煙できるのが当たり前だった状態の方が問題なわけで).

ただ,公共の空間での全面禁煙化の流れに対して,世の中あちこちにくすぶっている反発の一端が,こういう訴訟の形であらわれたことは,「守る会」を通じてタバコの問題にかかわっている身として,記憶にとどめるべきことかも知れません.禁煙化の流れを「喫煙者の肩身が狭くなる」ととらえる人たちも,まだまだ世の中には多いですから,私たちのような立場の者が,禁煙化の意義をちゃんと説明できるようにならなければいけないと思います.

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