志賀島の金印(の実物)がやって来た
古代出雲歴史博物館で開催中の特別展「弥生王墓誕生」で,福岡県の志賀島で出土した国宝の金印の実物が展示されてるってんで,見てきたノダ.
- 弥生王墓誕生(島根県立古代出雲歴史博物館)
志賀島の金印ってのは,漢の武帝が奴(な)国の王に授けたという「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」って刻まれたあのハンコのことね.歴史の教科書でおなじみのアレでござい.
さすが金だけあって,2000年前のモンでもピカピカしてたノダ.それにしてもちっちゃいよ.アテンダントのおねーさんに勧められたルーペで覗き込んだくらいナノダ.ナンセ指2本でつまめる大きさだから(そのわりにゃ重いかも知れんけど).その昔,漢から海を渡ったお使いの人は,ウッカリ船のどっかに転がったらどーしよって,ヒヤヒヤしながら,この小粒な金のカタマリを運んでったんだろニャ.……なんてこと思うて見とりましたノダ.
(金印の実物の展示は12月2日までで,その後はレプリカの展示ナノダ.展覧会の会期は16日まで)
それにしてもだね,平日に行ったってぇのに,館内にゃセンセに引率された小学校児童諸君やら,団体のじさまばさまがわんさか来てて.特別展じゃ,やっぱ金印にいっぱい群がってたニャ(ワテもそのひとりじゃないかって説が有力).ヒサビサに常設展示室も一巡してみたら,これまた特別展以上にエラいにぎやかだったノダ.もし土日だったら,ほんとギューギューだったカモ.
もーすぐ12月だから,2階のカフェ「阿礼(あれい)」の古代米おにぎりにゃ,出雲名物の「十六島(うっぷるい)のり」がつくニャ(3月まで).開館してまっさきに食べたらウマかったんで,今度行くときにゃお昼に食べよっと.
- 島根県立古代出雲歴史博物館を巡る(いずもる)
↑十六島のりの古代米おにぎりの写真がちょこっと出てるノダ.