『功名が辻』のタイトル・バック
今日から始まった大河ドラマ『功名が辻』のタイトル・バックが,すんごくいいノダ.
全篇CGで,主に桃山時代の美術品から引用した花鳥風月に動きをつけたり再構成したりしながら,主人公の山内一豊と千代の生涯を描いたモノナノダ.
具体的にどの美術品から引用してるかだなんて,タヌぼーにゃそこまで特定できんノダけど,鳥の尾とか無数の矢とか風に揺れる草花とか,大胆に動きつけてるのに,オリジナルの様式をまったく損なってないから,桃山美術だってひと目でわかるし,その結果,ドラマで取り上げる時代の雰囲気も伝わってくるノダ.
終盤,一豊が入封した高知の城下町のものとおぼしき絵図が少しずつ浮かび上がって,(たぶん)高知城の天守,(きっと)土佐湾の夕景につながってくあたりは,グッときますニャ.この間,左から右へグィっと大きくスクロールする,パノラマ的な場面転換との相乗効果が出てるノダ.
ワタクシ,大河ドラマウォッチャー歴20年目に突入しまして,それ以前の作品も大半は総集編のヴィデオで見てきましたノダけど,タイトル・バックに関しちゃ『功名が辻』,屈指の名作でございますわ.
↓さえあれば,全作タイトル・バック観察完了するノダけどニャ~.