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2005年12月15日

THE ECCENTRIC OPERA『NOEL』

世の中あちこちからクリスマス・ソングが聞こえる今日このごろ.「自分にとってのクリスマス定番の一曲/この1枚」を持つ人も少なくないでしょう.

かく言う私の場合は,THE ECCENTTIC OPERAのアルバム『NOEL』(ESCB1854,1997).フランス語でクリスマスを指す言葉がタイトルになっているように,クリスマス・ソング集です.「O Holy Night」などクリスマス・ソングの古典から,クラシックやオリジナル曲まで,さまざまな楽曲が収められています.

THE ECCENTRIC OPERAは,相良奈美さん(ヴォーカル)と書上奈朋子さん(キーボード,プログラミング,作曲,編曲)によるユニットで,その作風をひと言で表現すれば,「テクノなオペラ」といったところ.プログラミングを多用したオーケストレイションに,多重録音とさまざまな歌唱のスタイルを駆使したヴォーカルが絡み合って,独創的な音楽を創りあげていました.

『NOEL』では,プログラミングよりも弦楽器や打楽器の生演奏の比重が高く,また歌唱のスタイルも,THE ECCENTRIC OPERAの他のアルバム以上に,クラシックが基調になっているのですが,荘厳にして優雅,そして少し危険な香りもただようサウンドは,THE ECCENTRIC OPERAならではの持ち味でしょう.

1997年だったかと思います.当時よく聴いていた(しかも時々投稿もしていた)エフエム山陰の電話リクエスト番組で,パーソナリティーがオススメするクリスマス・ソングとして挙げたのが,『NOEL』に収録されているTHE ECCENTRIC OPERA版の「The First Noel」でした.すると番組時間内に,リスナーからのリクエストで,その曲が流れてきたのです.ポップでありながら神秘性を兼ね備えた,今まで耳にしたことのないアレンジメントに,グッと来ました.曲をバックに,パーソナリティーが「気分がよくなったところで」と乾杯したのとあわせて,今でも当時の記憶が鮮明に甦ります.パーソナリティーとリスナーの両氏に感謝感謝.

ちなみに,そのパーソナリティーと言うのは,日本海テレビ『Go! 5! 知っテレビ』(今年終了)にリポーターとして長年出演していた,原美津子さんという方です.ラジオで私はずいぶんと励まされたものでした.こちらの電波でお目にかかれなくなって1年余りになりますが,どこかで元気に活躍していらっしゃるでしょうか.

NOEL
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THE ECCENTRIC OPERA
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