小泉八雲記念館企画展「ラフカディオ・ハーンとギリシャ」(04/25-)
25日(土)から、小泉八雲記念館(松江市)で企画展「ラフカディオ・ハーンとギリシャ:もうひとつのルーツと受け継がれる精神性」が始まります。
今年は、日本とギリシャの外交関係樹立110周年にあたることから、ギリシャとの文化交流を深めるために企画展を開催します。展示品は、2008年9月に小泉凡(引用社註:小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部准教授[民俗学])がギリシャ訪問の際に撮影した、ハーンの母ローザの生誕地キシラ島やハーンの生誕地レフカダの写真と、ギリシャでハーンを介した日本との文化交流の実現に奔走しているタキス・エフスタシウ氏が2008年11月に松浦正敬松江市長に寄贈したギリシャの美術品を展示・公開します。すなわちこの展示は、ハーンがギリシャから賜ったと告白する精神性が後世のアーティストへどのように受け継がれていったのか、また造形芸術によってハーンの精神性や文化背景を表現できる可能性を示唆するもので、新しいスタイルによるギリシャとの文化交流のささやかな布石になると考えています。(プレスリリースより)
私は会場で配布するリーフレットや展示パネルのデザインを担当しています。青と白......ギリシャのナショナル・カラーでもありますが、リーフレットにも掲載されるキシラ島の空と海、建物や土や町並みから想起した色を基調に、スミを使わない配色にしました。
また、それぞれ日本語版と英語版を作成しました。本格的に多言語の印刷物を手がけたのは初めてですが、地球がうんと狭くなった現代に生きるデザイナーとして、こういう仕事とは継続的につきあっていきたいものです。
なお、下記リンク先にプレスリリースのPDFファイルが公開されています。これもワタクシメのデザインです。あわせて御覧下さい。
- 日時
- 2009(平成21)年4月25日(土)〜2010(平成21)年3月31日(水) 8:30〜18:30(10月〜3月は17:00)(入館受付は閉館20分前まで)
- 会場
- 小泉八雲記念館(島根県松江市奥谷町322)
- 料金
- 大人300円(団体20名以上240円)、小人(小・中学生)150円(団体120円)、外国の方150円(小人80円)
- 問い合わせ先
- 小泉八雲記念館 電話:0852-21-2147
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- 詳しい情報
- プレスリリース(日本語版)(LAFCADIO HEARN street)
- プレスリリース(英語版)(LAFCADIO HEARN street)
- 企画展「ラフカディオ・ハーンとギリシャ」松江で開催(日本語で読むギリシャ)
- 主催
- 小泉八雲記念館(NPO法人松江ツーリズム研究会)