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2006年1月24日

雁木

NHKのお昼のニュースに続いて目に入った『生中継ふるさと一番!』ってTV番組で,新潟県上越市から雁木のある街並みを紹介してたノダ.

軒先を道路に張り出した木造の商家が何軒も何軒も並んで,アーケード状の歩道になってるノダ.雪深い町を歩きやすくするための工夫でんな.厳しい雪国の暮らしが生みだした知恵の結晶であると同時に,趣深い景観でもあーる.木造のアーケードだなんて,ステキナノダ.

上越ってことでピーンときて,『北越雪譜』に雁木について書いてないか探してみたら……あったぞよ.『北越雪譜』を「刪定」した山東京山(京山人百樹)が越後を訪ねたときの感想ってことで載ってたノダ.たのしかったみたいよ.

江戸の町にいふ店下(たなした)を越後に雁木(がんぎ)又は庇(ひさし)といふ、雁木の下広くして小荷駄(こにだ)をも率(ひく)べきほどなり、これは雪中にこの庇下を往来(ゆきゝ)の為なり。余越後より江戸へ皈(かえ)る時高田の城下を通(とほり)しが、こゝは北越第一の市会(しくわい)なり。商工軒をならべ百物備(そなはら)ざることなし。両側一里余庇下つゞきたるその中を往(ゆく)こと、甚(はなはだ)意快なりき。

鈴木牧之『北越雪譜』二編巻之一「家内の氷柱」(岩波文庫版)

ちなみに雁木って,広島じゃ太田川の船着場を指すんだって.最近は水上タクシーの発着に使ってるって話題になってるノダ.ところ変われば名は変わらねども品変わるってとこかいな.

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