ドキュメンタリー映画《森聞き》出雲市佐田町で上映会とトークショー

ドキュメンタリー映画《森聞き》島根上映会ポスター(2011年)

柴田昌平監督のドキュメンタリー映画《森聞き》(2010年)の島根県内での上映会用に、デザインしたポスターとチラシ。その後も数年に1度は出番がありまっせ(=´∀`)
てなワケで、こんどの日よーび出雲市佐田町で上映と監督のトークショーでござい。

2/18/日 9:30
スサノオホール(島根県出雲市佐田町)
一般1,000円 高校生以下500円
https://susanoo-kaze.jp/publics/index/180/
[作品情報]
http://www.asia-documentary.com/morikiki/

その他の図版は、BahanceとAdobe Portfolioで↓

島根県立美術館「THE 新版画」展のおみやげに…『島根県立美術館 近代版画コレクション選』

島根県立美術館で、「新版画」って呼ばれる近代の木版画の企画展「THE 新版画—版元・渡邊庄三郎の挑戦」が3/18まで開催ちゅーだニャ。
「新版画」は、江戸時代の浮世絵の系譜につらなりながら、近代の風俗や、遠近法など西洋の絵画技法をとりいれて発展していった日本の版画の潮流ナノダ。
なつかしさと新しさが入り交じった絵画世界の味わいがエエノダ♪
タヌぼーはゆっくり見に行けるのが3月になりそーナノダけど、きょねんの暮れに美術館に行ったとき、館内ミュージアムショップで図録の先行販売してたんで、ひと足さきに買ってパラパラめくるこの冬でござい。

『THE 新版画—版元・渡邊庄三郎の挑戦』図録(右)と、石川陽春がデザインした『島根県立美術館 近代版画コレクション選』

そして手もとにゃ、日本の近代版画の図録がもう1冊。これ、ワタクシがデザインした『島根県立美術館近代版画コレレクション選』(2013年)ナノダ。
企画展「島根県立美術館・版画コレクション名品選 風景版画の変容—「浮世絵」の風景から「版画」の風景へ」の図録として世に出たモノでござい。
企画展は「風景版画」をうたってたけど、図録は美人画や役者絵なども対象にしてたり、明治前期に活躍した小林清親や、松江出身の平塚運一といった「新版画」以外の作家の作品もとりあげたりして、広く同館所蔵の近代版画作品をあつかってるノダ。

「THE 新版画」を見に行ったら、おみやげのひとつとしてチェックしてみてちょ(=´∀`)
オンラインショップでも買えるノダ。

ここでは本書の装幀についてちょこっとごしょーかい↓

『島根県立美術館 近代版画コレクション選』(2013年)の表紙は、担当学芸員さんリクエストでタトウ装を採用。表紙の見返しを、裏表紙に入った切り込みにはさむと、函装に近いたたずまいに。近代の幕開けを告げるガス灯ともる文明開化の東京を描いた小林清親《日本橋夜》(1881年)で、近代版画の歴史を包む。
『島根県立美術館 近代版画コレクション選』(2013年)のタトウ装。裏表紙の切り込みに、表紙の見返しをはさむ。
『島根県立美術館 近代版画コレクション選』(2013年)表紙を開いたところ。扉の小口は伊東深水《現代美人集第二輯 花火》(1932年)の着物の部分。

その他の図版は、BahanceとAdobe Portfolioで↓

NHK BS『バラカンが見た出雲』に登場、松江ゴーストツアーのスタッフ用ブルゾン

おやすみ前にハタと思い出したノダけど、今日深夜1:23放送のNHK BS『バラカンが見た出雲』にゃ、へるんさん(小泉八雲、ラフカディオ・ハーン)の怪談ゆかりの地をめぐる「a href=”https://www.behance.net/gallery/7884059/Lafcadio-Hearns-Matsue-Ghost-Tour-“>松江ゴーストツアー」の語り部さんが、ピーター・バラカンさんに怪談を語って聴かせる場面があるノダ。

語り部さん、ワタクシがプリント部分をデザインした、ゴーストツアーのスタッフ用ブルゾンを着て登場するんで、そこんトコもちゅーもくしてやってちょ(=´∀`)

番組は国際放送のNHK WORLD-JAPANで先に放送されて、NHKのサイトで全編見られるよーになってるんで、衛星放送の視聴環境がないヒトは
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/3025035/
で見ておくれやす〜。

「松江ゴーストツアー」ブルゾン 正面(2022年)
「松江ゴーストツアー」ブルゾン 背面(2022年)

2023年度の石見銀山領33か所巡り復活歴史連続講演会チラシ

イベントチラシパンフレットなど、いろんな形でかかわってきた石見銀山領33か所巡り関連のおしごと。2023年度は、旧石見銀山領内の4市町で開催されてきた歴史連続講演会のチラシのデザインを担当しましてござい。講演会は年間通して戦国時代がテーマになってるこれまで3回が終わって、2/25の今年度最後の講演会のチラシが出回ってる今日コノゴロ。チラシ4点まとめてごしょーかいするノダ。

石見銀山領33か所巡り復活歴史連続講演会 part 4 川本町「戦国武将の山城と文化」チラシ
石見銀山領33か所巡り復活歴史連続講演会 part 3 美郷町「戦国時代からの歴史を語る樹木」チラシ
石見銀山領33か所巡り復活歴史連続講演会 part 2 江津市「戦国武将の信仰」チラシ
石見銀山領33か所巡り復活歴史連続講演会 part 1 大田市「戦国武将と巡礼、銀山領の仏像」チラシ

清明の会「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」…1/27、神戸・湊川神社で

第1回からたびたびチラシやチケットをデザインしてる日本文化舎の主催事業「清明の会」。約1年1か月ぶりの次回公演は1/27(そーいやワタクシのたんじょーびだニャ)、神戸の湊川神社神能殿での「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」でござい。

2022年10月に京都の能楽堂嘉祥閣で開催された、源平合戦にちなむ演目で聴き比べる催しにつづいて、ひとつのテーマで能の素謡(井上裕久さん)、落語(桂春蝶さん)、講談(旭堂南歩さん)を楽しむ企画の第2弾ナノダ。

演目のひとつ素謡「高砂」の舞台地・高砂の浦が、神戸とおなじ兵庫県の瀬戸内側にあるってことにちなんで、チラシにゃ高砂の浦の風景を、背景のグラデイションと松の文様で表してるノダ。

「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」チラシ 表
「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」チラシ 裏
「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」チケット

2020年以降の制作実績をBehanceとAdobe Portfolioに追加

長いコト掲載が滞ってた(;´Д`)制作実績を、クリエイター向けSNSのBehanceと、Behanceの投稿データと同期してこしらえることができるポートフォリオ・サイトのAdobe Portfolioに、一挙掲載しましてござい(掲載内容はBehance、Adobe Portfolio共通)。

Behanceの画面
Adobe Portfolioの画面

2020年以降の制作実績を追加したノダ。Behance、Adobe Portofolioとも、トップページにゃ制作年代の新しいモノから古いモノの順番に並べてあるノダ。上から順に数えたら、本記事掲載時点で48件あったノダ(2019年以前から継続中の実績に、新作を追加したものを含む)。未掲載の制作実績を、どんだけためこんでたんだか(@@;)

画像のうち、展示グラフィックの画像は、展示会場で撮影した写真を使ってるけど、それ以外の画像は、基本的にPDFファイルから書き出したデータござい。ホントは紙の質感を見せたい印刷物は写真で紹介したいし、文字による情報も改善の余地があるノダけど、まずは最新作までの情報をまとめて見られるよーにするコトを優先させたノダ。

気がつきゃBehanceとAdobe Portfolioにゃ、(デザインとは関係ないコトしてた)大学院出てから20年分の制作実績をのっけたことになるノダニャ。ザッと見渡すだけでも、ゲエフウが一貫してるトコも変わんないトコも見える気がして、ワレながらキョーミ深いコトになってるノダ。あらためまして、どーぞ見てやっておくれやす<(_ _)>

1/20は山陰日本アイルランド協会のオンライン講座「知られぬ文学者の面影―松江生まれのアイルランド文学者 勝田孝興とその周辺」

山陰日本アイルランド協会主催事業の会員宛はがき最新作。
あした1/20開催のオンライン講座、宮澤文雄さん(島根大学法文学部講師)の「知られぬ文学者の面影―松江生まれのアイルランド文学者 勝田孝興とその周辺」でござい。

ワタクシ山陰日本アイルランド協会の会員を17年してるけど、きょねん宮澤さんにはじめてお目にかかったときに教えられるまで、松江生まれでこーゆーヒトがいるなんて知らんかったノダ。
いつかくわしいお話も聞きたいニャと思ってたんで、おおいに楽しみにしてるノダ♪

「知られぬ文学者の面影―松江生まれのアイルランド文学者 勝田孝興とその周辺」はがき 通信面
「知られぬ文学者の面影―松江生まれのアイルランド文学者 勝田孝興とその周辺」はがき 宛名面
「知られぬ文学者の面影―松江生まれのアイルランド文学者 勝田孝興とその周辺」Facebookカヴァー画像

2024年、新年のごあいさつ

北陸のみなさんのゴブジを願いつつ、緊急地震速報が出たころに書き上げてた新年のごあいさつ(あるいは今年の年賀状の解説)をば↓

2023年の年賀状(年賀はがき用)

 

あけましておめっとさん(*´∀`*)
旧年中はまことにお世話になりました。本年も変わりませず、よろしゅおたのん申しますノダ<(_ _)>

ことしの年賀状は、国立国会図書館のNDLイメージバンクで公開されてる杉浦非水『非水創作図案集』(文雅堂、1926)にのってる十二支の動物から、龍でござい♪

杉浦非水(1876-1965)は、大正・昭和初期の三越呉服店の広告デザインで知られるグラフィック・デザイナーで、日本のデザイン史の本にゃ、必ずといっていいほど名前と作品がのってるノダ。浜田で教員をしてたこともあるってことで、島根県立石見美術館にも巡回した「杉浦非水—時代をひらくデザイン」や、ちょーど今、名古屋のヤマザキマザック美術館で開催ちゅーの「レトロ・モダン・おしゃれ 杉浦非水の世界」で知ったヒトもいるだろニャ。

今、NDLイメージバンクのサイトを見ると、「新年を迎える」って特集のトップに出てくるのがこの龍の画像だから、タヌぼーみたいにことしの年賀状に使ってるヒトは多いかも知れんニャ。

例年のよーに前年にリリースされた新書体をまじえつつ、この画にあわせた書体を組み合わせて、年賀状こしらえてみたぞよ。ここ数年の年賀状のデザイン作業は、先に使いたい書体を決めて、それにあわせて図版を選ぶ場合が多いノダけど、今回は先に図版を決めて、それにあわせて書体を選んでござい。そのためもあって、新書体の採用は例年より少なめになったノダ。

2024年の年賀状(Instagram投稿用)
2024年の年賀状(Instagram投稿用)
2024年の年賀状(Facebookカバー画像)
2024年の年賀状(X(Twitter)ヘッダー画像)
2024年の年賀状(年賀はがき用/宛名面の差出人欄)

 

使用書体

*は2023年リリースの書体。

通信面

宛名面



秋の夜は小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 6」

小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 6」チラシ

コロナ禍にも負けず、毎年開催されてきた小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲」、今年もチラシとポスターをデザインしましてござい。

開催中の企画展「小泉清:その生涯とコレクション展」にちなんで、清さんがおとっつぁんを描いた水彩画《ヘルン像》(同館蔵)にお出まし願ったノダ。

今回は提供画像の画質が粗めだったのを逆手にとって、新聞風の粗い網点のエフェクトを加えてたり、色もモノトーンにしたりしてるノダ。

モノトーンに使った紺青色は、このときまだ着手前だった小泉清展のテーマカラーの候補にあがってたモノ。結局小泉清展はローズグレイに落ちついたノダけど、この落語会の初回から配色の基本にしてきた夜のふんいきにゃ、この紺青色の方があってたかと。

歴代のチラシ、ポスターはBehanceにまとめてあるノダ。

4年ぶり開催…松江怪談談義(松江怪喜宴)のポスターとチラシは赤づくし

4年ぶりの開催、「松江怪喜宴」初日に小泉凡さんと木原浩勝さんが語り合う「松江怪談談義」のポスターとチラシをデザインしましてござい♪

松江怪談談義8 ポスター

今回のテーマは「妖怪と感染症」。コロナ禍で延期に延期を重ねてた企画ナノダ。感染症への警戒の意味をこめた強めの赤と、季節にあわせて秋の夕暮れや紅葉を思わせる柔らかい赤を組み合わせた赤づくし。

もともとは2021年の2月に開催予定で、そのときは同時開催の朗読会「酒林堂八雲」のテーマが「雪女」だったことも重なって、雪の白も強調した配色だったノダ。その色もいつか別の機会にでも世に出したいニャ。

松江怪談談義8 チラシ 表
松江怪談談義8 チラシ 裏

これまでの松江怪談談義、松江怪喜宴でデザインしたあれやこれやは、Behanceにまとめてあるノダ。