秋の夜は小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 6」

小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 6」チラシ

コロナ禍にも負けず、毎年開催されてきた小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲」、今年もチラシとポスターをデザインしましてござい。

開催中の企画展「小泉清:その生涯とコレクション展」にちなんで、清さんがおとっつぁんを描いた水彩画《ヘルン像》(同館蔵)にお出まし願ったノダ。

今回は提供画像の画質が粗めだったのを逆手にとって、新聞風の粗い網点のエフェクトを加えてたり、色もモノトーンにしたりしてるノダ。

モノトーンに使った紺青色は、このときまだ着手前だった小泉清展のテーマカラーの候補にあがってたモノ。結局小泉清展はローズグレイに落ちついたノダけど、この落語会の初回から配色の基本にしてきた夜のふんいきにゃ、この紺青色の方があってたかと。

歴代のチラシ、ポスターはBehanceにまとめてあるノダ。

4年ぶり開催…松江怪談談義(松江怪喜宴)のポスターとチラシは赤づくし

4年ぶりの開催、「松江怪喜宴」初日に小泉凡さんと木原浩勝さんが語り合う「松江怪談談義」のポスターとチラシをデザインしましてござい♪

松江怪談談義8 ポスター

今回のテーマは「妖怪と感染症」。コロナ禍で延期に延期を重ねてた企画ナノダ。感染症への警戒の意味をこめた強めの赤と、季節にあわせて秋の夕暮れや紅葉を思わせる柔らかい赤を組み合わせた赤づくし。

もともとは2021年の2月に開催予定で、そのときは同時開催の朗読会「酒林堂八雲」のテーマが「雪女」だったことも重なって、雪の白も強調した配色だったノダ。その色もいつか別の機会にでも世に出したいニャ。

松江怪談談義8 チラシ 表
松江怪談談義8 チラシ 裏

これまでの松江怪談談義、松江怪喜宴でデザインしたあれやこれやは、Behanceにまとめてあるノダ。

帰ってきた出雲大社秋の骨董市

出雲大社秋の骨董市(2023年) チラシ

出雲大社教秋季祖霊社大祭にあわせて開催されてる秋の骨董市、コロナ禍での中断から4年ぶりに帰ってきたノダ。
2017年から担当してる歴代チラシをまとめてごしょーかい↓

出雲大社秋の骨董市(2019年) チラシ
出雲大社秋の骨董市(2018年) チラシ
出雲大社秋の骨董市(2017年) チラシ

Behanceにゃ、出雲大社の大祭礼にあわせて開催される春の骨董市のチラシとあわせてのっけてあるノダ。

あす9/24開催…ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテストの印刷物は、ちょっぴりリニューアル

第57回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト(2023年) ポスター

 

へるんさん(小泉八雲ラフカディオ・ハーン)の命日9/26の前後に開催、小中高生がへるんさん作品の英文暗唱で英語の表現力を競う、ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト。ことし第57回は、あす9/24開催でござい。

印刷物のデザインを担当して10年くらいになるノダけど、ことしはちょこっとリニューアルしたいって主催者からの要望があって、出場者募集用のポスターと要項の表紙は、写真を多めに使った4色印刷になったノダ。

表彰式で松江市長賞受賞者が発表する様子の写真を、今までは次の年のポスターに小さめのサイズで添えてたのを主役にしてみたノダ。

それまでは、公式テキスト『改訂 新・小泉八雲暗唱読本』(八雲会)に収録されてる、コンテストの制限時間内(3-5分)で発表できるよーに編集された作品をひとつ選んで全文のっけるシリーズをやってたノダ。

たとえば↓な感じ。過去のポスターはBehanceにまとめてあるノダ。

第56回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト(2022年) ポスター

 

数年前に、それまで発表する出場者の前に置かれてた演壇が撤去されてから、全身の動きがある発表が多くなったんで、その様子をとらえた写真を添えるよーになったノダ。次のシリーズは写真を中心にしたいニャとカネガネ思ってたのが、ことし形になりましてござい♪

奈加靖子さんのハープと歌のコンサート「緑の国の物語」…山陰日本アイルランド協会の主催事業

山陰日本アイルランド協会主催事業の会員宛はがき、今年度もデザインしてまっせ♪

さいしょに世に出たのは、こんどの日よーび7/30開催、奈加靖子さんのハープと歌のコンサート「緑の国の物語」。

申し込みは協会サイトにある専用フォームからどーぞ(*´ω`*)

ハープと歌のコンサート「緑の国の物語」はがき 通信面
ハープと歌のコンサート「緑の国の物語」はがき 宛名面
ハープと歌のコンサート「緑の国の物語」Facebookカヴァー画像
ハープと歌のコンサート「緑の国の物語」申込フォーム用バナー画像

あす7/7から島根県立古代出雲歴史博物館の企画展「しまね×交通クロニクル」

島根県立古代出雲歴史博物館企画展「しまね×交通クロニクル」ポスター

 

体調がアレだったり恒例の繁忙期に入ったりと、ネットからゴブサタな生態がつづいてもーて(ノД`)
つのる話はワンサカあるけど、今日は手短にごしょーかい。
あす7/7初日、島根県立古代出雲歴史博物館の企画展「しまね×交通クロニクル」のポスターとチラシをデザインしましてございヽ(´▽`)/

タヌキぼーやの大好物、交通の歴史におしごとでかかわれるなんて♪
お子さまから大きいお子さままで、夏休みはゼヒ博物館へ見に行って、ついでにポスターとチラシも見つけてやってちょ(=´∀`)

追伸

ひとのすなるThreadsといふものを
たぬきもしてみんとてするなり

高嶋敏展さんの作品展「無くした片方」

写真家・高嶋敏展さんの作品展「無くした片方」が、明日4/21から24まで、松江市の集合住宅ループハウスの一室で開催されるノダ。そのチラシをデザインしましてござい♪

「無くした片方:高嶋敏展作品展」A5判チラシ オモテ面
「無くした片方:高嶋敏展作品展」A5判チラシ ウラ面

今回はいわゆる写真展じゃなくて、写真を使ったインスタレイション。
ただし使う写真は全部新作とのこと(・ o ・)ワーオ

チラシのために高嶋さんから送られてきた作品はどれも、古民家の薄暗い空間と、かすかにさしこむ自然光のコントラストが印象的で、その質感が生かせる配色やレイアウトを考えたノダ。

くわしくは高嶋さんのFacebookを見てちょ↓

2023年、あけましておめっとさん

あけましておめっとさん(*´∀`*)ノ
旧年中はまことにお世話になりました。本年も変わりませず、よろしゅおたのん申しますノダ<(_ _)>

ことしの年賀状はごらんのとーり《鳥獣戯画》でござい♪ 弓で遊ぶうざきさんたちとかえるさんたちの場面の少しあとに描かれてる、弓をかついだ1匹のうざきさん。おくれて弓遊びにかけつけたのかニャ? これに高浜虚子の新年の句「争はぬことはよろしや弓始」を組みあわせたノダ。

SNSそれぞれにあわせたサイズもこしらえたノダ。
文字とうさぎさんのバランスから、きょねんまでより文字を控えめにしてシンプルに。

Instagram用はきょねんより1枚ふやして3枚組にしたノダ。

スライドショーには JavaScript が必要です。

Twitterのヘッダー画像とFacebookのカバー画像からは、近況を外したノダ。

2023年の年賀状(Twitterヘッダー画像)
2023年の年賀状(Facebookカバー画像)

前年にリリースされたフォントをちゅーしんに選んでる使用書体は、モリサワがたくさん出してきた新作をちゅーしんに。あまりにいっぱいあったんで、2-3パターンくらい作りたかったくらい。

はがきの差出人だけに使ったフォントもいくつかあるノダ。

2023年の年賀状(年賀はがき用/宛名面の差出人欄)

使用書体

*は2022年リリースのモリサワ書体。**は2022年リリースのモリサワ以外の書体。

通信面

宛名面


  • 詰め合わせPDFファイル

東京・豊洲「秋のケルト市」で『小泉八雲の怪談づくし』販売

 
『小泉八雲の怪談づくし』カヴァーと表紙
 

あした11月27日(日)東京の豊洲シビックセンターで開催の「秋のケルト市」で、きょねんにつづいて八雲会の本『小泉八雲の怪談づくし』(小泉凡監修・解説、渡辺亮画、小泉八雲記念館編集)が販売されるそーナノダ。

松江以外じゃなかなか実物を手にとって買える機会がない本なんで、ゼヒともチェックしてみてちょ(*´▽`*)

へるんさん(小泉八雲、ラフカディオ・ハーン)が日本時代に再話した怪談74篇のあらすじと解説をおさめた1冊でござい。

『小泉八雲の怪談づくし』カヴァー

カヴァー画の「青柳のはなし」と、月のクレーターのような用紙(かぐや 満月)の凹凸、あたしゃ言われるまで気づかなかったウクライナカラー(刊行はウクライナへの軍事侵攻前)で、まずは見てさわって楽しめるかと。

『小泉八雲の怪談づくし』表紙

カヴァーを外すと、表紙の和紙風の紙(きぬもみ 黒)に、うっすらと題箋や綴じ糸風の装飾があらわれるのを手はじめに、本文は全頁にわたって匡郭(罫線)に囲まれてて、へるんさんの怪談再話の原典になった江戸・明治期の和綴じ本のテイストを取り入れたデザインになってるノダ。

いつか特装版で、本格的な和綴じ本が作れるとオモロいだろニャと思いつつデザインしたモンでござい♪

『小泉八雲の怪談づくし』本文
『小泉八雲の怪談づくし』本文
『小泉八雲の怪談づくし』本文
『小泉八雲の怪談づくし』本文

小泉八雲記念館の2021年度企画展図録『神々の国の首都に住まふ443日』 #神々の国の首都443 #matsue443

『神々の国の首都に住まふ443日』表紙

前回の投稿でチラッとふれた、2021年度の小泉八雲記念館の企画展『神々の国の首都に住まふ443日』の図録は、今も記念館で手に入るハズ。

『神々の国の首都に住まふ443日』本文

『神々の国の首都に住まふ443日』本文

へるんさん(小泉八雲、ラフカディオ・ハーン)が松江で暮らした1年3か月を、作品の引用や、足跡をのこした山陰各地の写真(古写真いっぱい)、このとき記念館に収蔵されたてほやほやだった富田旅館(へるんさん最初の滞在先)の関連資料をふくむ展示品とともにしょーかいしてるノダ。

『神々の国の首都に住まふ443日』本文 富田旅館関連の初公開資料

記念館のSNSで会期初日からきのうまで、へるんさんの松江時代の日々を131年遅れで追っかけて連載された「ヘルンさんの443日ダイアリー」の基礎資料になった年譜も、巻末にのってるノダ。

『神々の国の首都に住まふ443日』本文 年譜

年譜は15頁あるんで、これだけでも読みごたえあるノダけど、SNS連載で、文字情報とヴィジュアルが日付ごとに関連づけて再構成されたんで、あらためて本が1冊できそーな勢い。記念館さ〜ん、作りましょ〜(=´∀`)/

『神々の国の首都に住まふ443日』チラシ