清明の会「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」…1/27、神戸・湊川神社で

第1回からたびたびチラシやチケットをデザインしてる日本文化舎の主催事業「清明の会」。約1年1か月ぶりの次回公演は1/27(そーいやワタクシのたんじょーびだニャ)、神戸の湊川神社神能殿での「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」でござい。

2022年10月に京都の能楽堂嘉祥閣で開催された、源平合戦にちなむ演目で聴き比べる催しにつづいて、ひとつのテーマで能の素謡(井上裕久さん)、落語(桂春蝶さん)、講談(旭堂南歩さん)を楽しむ企画の第2弾ナノダ。

演目のひとつ素謡「高砂」の舞台地・高砂の浦が、神戸とおなじ兵庫県の瀬戸内側にあるってことにちなんで、チラシにゃ高砂の浦の風景を、背景のグラデイションと松の文様で表してるノダ。

「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」チラシ 表
「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」チラシ 裏
「語り三語句師—日本人は神様に何を託してきたのか?」チケット

秋の夜は小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 6」

小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 6」チラシ

コロナ禍にも負けず、毎年開催されてきた小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲」、今年もチラシとポスターをデザインしましてござい。

開催中の企画展「小泉清:その生涯とコレクション展」にちなんで、清さんがおとっつぁんを描いた水彩画《ヘルン像》(同館蔵)にお出まし願ったノダ。

今回は提供画像の画質が粗めだったのを逆手にとって、新聞風の粗い網点のエフェクトを加えてたり、色もモノトーンにしたりしてるノダ。

モノトーンに使った紺青色は、このときまだ着手前だった小泉清展のテーマカラーの候補にあがってたモノ。結局小泉清展はローズグレイに落ちついたノダけど、この落語会の初回から配色の基本にしてきた夜のふんいきにゃ、この紺青色の方があってたかと。

歴代のチラシ、ポスターはBehanceにまとめてあるノダ。

【11/12追記】3か月連続、清明の会「日本の伝統芸」シリーズの能楽堂公演

日本文化舎の主催事業「清明の会」の「日本の伝統芸」シリーズのうち、能楽堂での公演のデザインを担当してて、今のトコロ3公演のチラシとチケットが世に出ましてござい。デザイン上は、出演者のポートレイトを中心に見せてるシリーズナノダ。

【11/12追記】4公演目「まばゆい:わかものたち」を追加しました。

語り 三語句師:三者三芸

「語り 三語句師:三者三芸」チラシ オモテ面

次の土曜日10/5、京都の能楽堂嘉祥閣の「語り 三語句師:三者三芸」は、能の素謡(井上裕久さん)、落語(桂春蝶さん)、講談(旭堂南歩さん)を、源平合戦にちなむ演目で聴き比べる企画。

敷居が高いと思われがちな能楽堂のイメージを払拭したいってことで、ポップなデザインをってオーダーが出たノダ。演目の「船弁慶」「奈須与一」から海を連想して、青色2色に絞り込んだ配色。新聞風に網点を強調したポートレイト。クラシカルからモダンまでさまざまな書体を、大小メリハリのあるサイズで織り交ぜた文字……といった具合に、ワタクシ流のポップをば試みたノダ。

「語り 三語句師:三者三芸」チラシ ウラ面
「語り 三語句師:三者三芸」チケット

邦楽と能楽の宴

「邦楽と能楽の宴」チラシ オモテ面

11/6、東京・神楽坂の矢来能楽堂の「邦楽と能楽の宴」は、東京藝樹大学の卒業生と大学院生、4人の若手邦楽演奏家(箏、三味線、尺八)を中心に、邦楽と能の素謡の聴き比べを交えた内容。

「若武者」ってお題をいただいてたトコロ、黒紋付のポートレイトがいっぱい届いた時点ですべてが決まったノダ。黒でキリッと( ・∀・) 

「邦楽と能楽の宴」チラシ ウラ面
「邦楽と能楽の宴」チラシ チケット

日本の音色・大陸の音色

「日本の音色・大陸の音色」チラシ オモテ面

12/4はふたたび京都の能楽堂嘉祥閣で「日本の音色・大陸の音色」。東アジアの箏の聴き比べでござい。日本の箏(岡村愛さん)、韓国の伽耶琴(金明美さん)、中国の古箏(伍芳さん)……と書き並べてると、シルクロードをさかのぼって、弦楽器のルーツをたどる旅に出る気分になるニャ(´∀`)

落ちついた年代の女性3人の演者ってことで、品良く美しくってトコロをめざしたノダ。箏の弦からの発想で、細い罫線を多用したノダ。ポートレイトは楽器といっしょにおさまったモノでそろえでござい。

「日本の音色・大陸の音色」チラシ ウラ面
「日本の音色・大陸の音色」チケット

まばゆい:わかものたち

締めくくり4本目は、12/25、京都の能楽堂嘉祥閣で「まばゆい:わかものたち」。

「邦楽と能楽の宴」と出演者と演目の一部が重なるノダけど、黒紋付ポートレイト勢ぞろいを生かした「邦楽と能楽の宴」に対して、こちらは公演タイトル「まばゆい」に全面的にひっぱってもらったデザインに。光の粒をキラキラさせてるノダ。公演日がクリスマスってことで、クリスマス・コンサートっぽい色を交えてござい。

「まばゆい:わかものたち」チラシ オモテ面
「まばゆい:わかものたち」チラシ ウラ面
「まばゆい:わかものたち」チケット

[補遺]はじめての講談 神田山緑(2021年)

「はじめての講談 神田山緑」チラシ オモテ面

こちらはSNSにのっけたまま、サイトでしょーかいしそびれてしもーた<(_ _)> きょねんの清明の会「はじめての講談 神田山緑」。楠木正成を祀る湊川神社で楠公さんにちなむ演目のほか、怪談師でもある山緑さんが、神戸に住んでいたことがあるへるんさん(小泉八雲、ラフカディオ・ハーン)でおなじみの「耳なし芳一」を演じて、へるんさん曽孫の小泉凡さんと対談もしちゃうとゆー、この土地ならではの企画だったノダ♪

これもポートレイト中心でデザイン考えたニャ。「日本の伝統芸」シリーズとは逆に、このときは能楽堂公演を前に出して、能舞台の鏡板の松を背にした写真で。初心者向けの公演ってコトで、見出し書体を肩のこらない感じのモノに(筑紫ANC丸ゴヨタG)。お名前が山緑さんだから、配色はそこから(=´艸`) ウラ面のポートレイトの着物の色も緑でまとまってるんで、ベタだけど適切な組み合わせじゃなかろかと。

「はじめての講談 神田山緑」チラシ ウラ面
「はじめての講談 神田山緑」チケット

記念館寄席と旧居演奏会…10月の小泉八雲イベントチラシ

こないだ9月26日は、へるんさん(小泉八雲、ラフカディオ・ハーン)命日だったノダ。お供え代わりに、ことしデザインしたへるんさんモノの印刷物から、10月のイベントのチラシをばごしょーかい(-人-)

小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 5」チラシ

まずは今夜開催(^_^;) 担当5年目の小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 5」のチラシ。同館で開催中の「虫の詩 かそけきものの声音を愛す」展の広告でも活躍してる虫さんたちにお出まし願ったノダ。

「虫の詩 かそけきものの声音を愛す」展チラシ

ちなみに↑が「虫の詩」展のチラシ。「虫の音楽家」(『異国風物と回顧』所収)はじめ、へるんさんの著書に出てくる虫さんの挿画をちりばめてあるノダ。この虫さんたちが、会期中のイベントチラシ各種にも出没してるノダ。

「虫の声と織りなす絃の調べ」チラシ
「かそけき夢の音—明治・大正の足踏みオルガンとともに」チラシ

↑は次の土日、記念館のおとなり小泉八雲旧居で夜に開催されるコンサート「旧居ニテ 虫ノ声音ニ 耳ヲ澄マス」のチラシ2種類。1枚に両面印刷してあるノダ。

1夜目のヴァイオリンとハープのデュオ、X [iksa] の「虫の声と織りなす絃の調べ」にゃ、「虫の音楽家」の挿画からクサヒバリのデュオを添えて。

第2夜は、きょねんにつづいて登場、米山麻美にゃんの「かそけき夢の音—明治・大正の足踏みオルガンとともに」でござい=^_^= きょねんの公演写真に、「虫の音楽家」のマツムシをしのばせてるノダ。旧居のお庭からも虫の音が聞こえるかニャ?

小泉八雲記念館のイベントチラシあれこれ

本日9月26日は、へるんさん(小泉八雲、ラフカディオ・ハーン)命日ナノダ。お供え代わりに、この1年でデザインしたへるんさんモノの印刷物をば(-人-)

この1年間でデザインしたへるんさんさん関係の印刷物……まだサイトで紹介してないモノばっかり<(_ _)>

じつはきのうの山陰日本アイルランド協会の主催事業(鶴岡真弓オンライン講演会Duo Toyotaコンサート)もそーナノダけど、このところは新型コロナの影響もあって、印刷に出さず、PDFファイルや画像ファイルで出回るものが少なくなくて、↑にふくまれてないへるんさんものもあるノダ。そんな中から、夏以降にデザインした小泉八雲記念館のイベントチラシをまとめてごしょーかいするノダ。

小泉八雲記念館の夏休みこども(親子)企画(2021年)

カワエエかっぱさんからの連想で見出し書体を考えたノダ。夏を涼しくしたい気持ちの青色をきかせたけど、新型コロナで開催は来年春に延期に(>_<)

じつはこの企画、きょねんの夏からのびのびになってて、きょねんはイラスト違いで↓こんなんでござんした。

小泉八雲記念館の夏休み小学生企画(2020年)

つづいては先日開催された松江の神社めぐり。「案内役の社☆ガールにあわせてかわいくね♥」とのオーダーにより、書体と配色だけでガンバってみた結果(^_^;)が↓

社☆ガールと行く 神々の国の首都の神社めぐり

ここからは10月(ちゅーても直近は次の土日)の催しでござい。

まずは小泉八雲旧居で夜のコンサート2本。共通のタイトル「神々の国への誘い―旧居ニテ八雲ヲ想フ」の字面から、手書き風の楷書体が合うんじゃないかと思って、TA-楷Regularをたぶん初めて使用。

明治・大正時代の足踏みオルガンを奏でる
アイリッシュ・フルート&ギターコンサート

さいごに↓は印刷会社で印刷しましてござい、毎年恒例になった柳家さん喬師匠の小泉八雲記念館寄席。のっけるものは毎年だいたいいっしょなんで、書体、色、レイアウトで変化をつけつづけてるノダ。

柳家さん喬が語る八雲 Vol. 4(2021年)

2年目の小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲」

きょねんにつづいてことしも、松江水燈路にあわせた落語会「柳家さん喬が語る八雲」のチラシをデザインしたノダ。小泉八雲記念館柳家さん喬さんふたたびナノダ。

図版の行灯は、きょねんの水燈路で記念館スタッフが手作りしたモノナノダ。へるんさんの『団子をなくしたおばあさん』の表紙が使ってあるニャ。行灯つるす装置が八雲の八の字に見えるっちゅー(・∀・) 

この行灯とさん喬さんの写真は、きょねんの落語会でタヌぼーが撮ったモノでござい。

きょねんとちがって怪談噺がお題ってワケじゃないんで、怪談っぽさは引っこめて、夜の落語会って感じを出したノダ。

見出しの書体はフォントワークスの「つばめ」。島根県民会館の「まつえ寄席」でも使ったノダけど、落語がふんだんに織りこまれてることしの大河ドラマ《いだてん》で、劇中の人名テロップに使われてるのを記念して便乗してるノダ( ´艸`)

まつえ寄席のチラシ

↓催しの詳細。

企画展「ハーンを慕った二人のアメリカ人:ボナー・フェラーズとエリザベス・ビスランド」会期中のイベント – 企画展・イベント – 小泉八雲記念館 | Lafcadio Hearn Memorial Museum

※イベント情報は随時追加します。 ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の誕生日を記念し、終日入館無料とします。 時刻:10:00、13:00、15:00 会場:1階 第3展示室 主催:塩見縄手結びの会 日時:2019年7月20日(土)14:00(受付13:30) 講師:常松正雄氏(島根大学名誉教授) 日時:2019年8月10日(土)14:00(受付13:30) 講師:小泉凡館長 日時:2019年9月28日(土)14:00(受付13:30) 講師:ロジャー・ウィリアムソン氏(北九州市立大学教授) 日時:2019年11月16日(土)14:00(受付13:30) 講師:長岡真吾氏(福岡女子大学教授) 日時:2020年1月11日(土)14:00(受付13:30) 講師:小泉凡館長 申込先:小泉八雲記念館 phone: 0852-21-2147 fax: 0852-21-2156 e-mail ※ 参加者は(同伴者も) 入館無料 となります。 ヘルンさん(小泉八雲)は日本に来る前、アメリカで新聞記者として20年間活躍しました。シンシナティとニューオーリンズという町に暮らす人々の生活を記事にして紹介し、4つの新聞社でヘッドライン記者としてたくさんの記事を残しています。 新聞記者としての「眼」と「心」を持ったヘルンさん。 ヘルンさんを学んで、ヘルンさんのように記事を書いて新聞を作ってみませんか? きっと新しい世界が見えてくることでしょう! 1. 小泉凡基礎講座編 日時:8月11日(日)13:30-15:30(受付13:00) 講師:小泉凡館長 2. めざせ!

↓Behanceにゃ、過去2年分をまとめてしょーかい。

Rakugo: Lafcadio Hearn by Yanagiya Sankyo 柳家さん喬が語る小泉八雲

柳家さん喬が語る小泉八雲2018年-主催:NPO法人まつえ・まちづくり塾、松江で落語を聴く会(2018)、山陰落語の会(2019)共催:小泉八雲記念館デザイン:石川陽春写真:石川陽春(2019)Rakugo: Lafcadio Hearn by Yanagiya Sankyo2018-clients: Matsue Machizukuri Juku, Matsue de Rakugo o Kiku Kai (2018), San0in Rakugo no Kai (2019), Lafc…

「落語de怪談ナイト」の延期と「第1回凜の会」の中止

颱風でてんやわんやした週末から1週間たったニャ。先週はタヌぼーに関係あるトコでも影響があって、チラシとポスターをデザインした10月6日(土)小泉八雲記念館での「落語de怪談ナイト」が、11月30日(金)にのびたノダ。チケットは完売してるけど、払い戻しが出るカモしれんから、延期した日に行ってみたいヒトは記念館にキャンセル待ちの予約しとくとエエニャ。

企画展「八雲が愛した日本の美:彫刻家 荒川亀斎と小泉八雲」会期中のイベント – 企画展・イベント – 小泉八雲記念館 | Lafcadio Hearn Memorial Museum

島根県松江市・小泉八雲旧居西隣。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)という多面的な作家を知る基本情報を遺愛品の展示と解説を通して紹介するとともに、八雲ゆかりの世界各地と情報共有を行い発信します。

ヒサビサに颱風のない週末が来たと思ったら、こんどは颱風とはかんけーない理由での中止が発生したノダ。10月14日(日)神戸で開催予定だった日本文化能楽舎の「第1回凜の会」が「出演者の都合」ってコトで中止になっちゃったノダ(ノ_・、)

当日は、公演パンフレットやら次回の主催事業のチラシやら、新たにデザインしたモノいろいろ配られるハズだったけど、出回るのは11月以降になりそーナノダ。

お知らせ

平成30年10月14日(日)に公演を予定しておりました、「第1回 凜の会」につきまして、出演者の都合により急遽公演を中止させていただくこととなりました。 ご来場を楽しみにされていたお客様には、大変ご迷惑をお掛け致しますこと、深くお詫び申し上げます。 何卒ご容赦賜りますようお願い致します。 尚、代替公演の予定はございませんのでご了承ください。 …

マボロシになってもーたけど、お蔵入りになったチケットのデザインをば↓

もーすぐチケット完売?! 「落語de怪談ナイト:さん喬が語る小泉八雲『怪談』の世界」

またまたおヒサでござい<(_ _)> 6月の記事以来はじめて管理画面開いたお盆(;´Д`) 夏の“小泉八雲月間”にひと区切りついたトコで、その間のおしごとしょーかいをボチボチはじめるノダけど、はじめはそろそろチケット完売だって聞いてる落語会をば。

松江で年に数回は高座に上がってる柳家さん喬師匠が、この秋は小泉八雲記念館に登場ナノダ。そのチラシとポスターをデザインしたノダ。6月の松江での落語会の写真と、へるんさん自筆妖怪画にお出まし願ってるノダ。この時期は“小泉八雲月間”恒例の松江ゴーストツアー松江怪喜宴と、夜の怪談もののデザインをやること多くて、配色がカブりそーになるトコを(^_^;) 今回は今まで使ってない墨と乳白を基調にして和風志向にしてるノダ。

Behanceにものっけたノダ↓

Rakugo: Hearn’s Kwaidan by Sankyo さん喬が語る小泉八雲『怪談』の世界

落語de怪談ナイト:さん喬が語る小泉八雲『怪談』の世界2018年主催:NPO法人まつえ・まちづくり塾、松江で落語を聴く会共催:小泉八雲記念館デザイン:石川陽春Rakugo: Lafcadio Hearn’s Kwaidan (ghost stories) by Yanagiya Sankyo2018clients: Matsue Machizukuri Juku, Matsue de Rakugo o Kiku Kai, Lafcadio Hearn Memorial Museumdes…

公演情報は↓

企画展「八雲が愛した日本の美:彫刻家 荒川亀斎と小泉八雲」会期中のイベント – 企画展・イベント – 小泉八雲記念館 | Lafcadio Hearn Memorial Museum

島根県松江市・小泉八雲旧居西隣。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)という多面的な作家を知る基本情報を遺愛品の展示と解説を通して紹介するとともに、八雲ゆかりの世界各地と情報共有を行い発信します。