『城崎国際アートセンター2015年度プログラム』

城崎国際アートセンターっちゅー、城崎温泉にあるアーティスト・イン・レジデンスの拠点施設のプログラムもろたノダ。”Take Free”って書いてるんで、いろんなトコに置いてあるんだろニャ。

A4判で64頁。高級紙(ヴァンヌーボ?)使ってるんじゃなかろかニャ? 上品な仕上がりでござい。

日英対訳、おもにサン・セリフ系書体で、シンプルにグリッド・システムで組み上がってるノダ。エエ組版のお手本でござい♪

2016-01-12 22.41.22

2016-01-12 22.41.38

2016-01-12 22.41.48

アーティスト・イン・レジデンス|城崎国際アートセンター

『FUKUOKA STYLE』買いそろえたノダ

年末のことナノダけど、雑誌『FUKUOKA STYLE』(発行:福博綜合印刷、発売:星雲社)のバックナンバー全30号+別冊1号を買いそろえたノダ。

1991年から2001年にかけて福岡の印刷会社が出してた季刊誌で、福岡を中心に古今の九州の文化を、ときにはアジア各地の取材も交えて掘り下げてたノダ。関門海峡の向こうの本屋さんにも並んでて、大学生じぶんに買ったり立ち読みしたりしてたノダ(^_^;、

ここ数年、毎年のよーに九州に出かけるウチに、福岡のお店でたまたま再会してから、持ってない号を2年ちょいかけて少しずつ買い足してきたノダ。こんだけあるんで、まだ読めてない記事は多いノダけど、九州文化の参考書として、エディトリアル・デザインのお手本として、折にふれて広げてるノダ。

学生じぶんにはじめて買った第13号(1996年1月)の特集「歴史の町並み Part 2」。登場する町並みはモチロン、誌面の色使いや文字組みもきれいで、九州って土地にきょーみを持つ入口になったノダ。
学生じぶんにはじめて買った第13号(1996年1月)の特集「歴史の町並み Part 2」。登場する町並みはモチロン、誌面の色使いや文字組みもきれいで、九州って土地にきょーみを持つ入口になったノダ。
キャナルシティ博多の開業が1996年。はじめて九州行ったときに見に行ったノダ。この建物や『FUKUOKA STYLE』の表紙の極彩色が、九州の色の第一印象ナノダ。
キャナルシティ博多の開業が1996年。はじめて九州行ったときに見に行ったノダ。この建物や『FUKUOKA STYLE』の表紙の極彩色が、九州の色の第一印象ナノダ。
ときにはアジア各地に取材した記事がのったのも『FUKUOKA STYLE』の特色。アジアの中での九州・福岡ってのを打ち出しつづけてたよーに思うノダ。
ときにはアジア各地に取材した記事がのったのも『FUKUOKA STYLE』の特色。アジアの中での九州・福岡ってのを打ち出しつづけてたよーに思うノダ。
一部の記事は英訳ものってたノダ。
一部の記事は英訳ものってたノダ。
ときどき綴じ込みの大きな図版が入ってるのもたのしいニャ。
ときどき綴じ込みの大きな図版が入ってるのもたのしいニャ。
用紙のデータがのってて、紙見本としてもちょーほーしてるノダ。
用紙のデータがのってて、紙見本としてもちょーほーしてるノダ。

デザインは中垣信夫さんの事務所。学生じぶんにゃ『美術手帖』にカラー版美術史シリーズ(美術出版社)や、『InterCommunication』(NTT出版)といった中垣デザインの出版物に縁があってよく手にとってたニャ。

G FUKUOKA STYLE b _fUC

終刊から15年たって、ネット上にゃあまり情報が出なくなった雑誌だけど、↓ に各号の特集と刊行年月がまとまってるノダ。

西本真一 エジ本

ブック・デザイナーの石川陽春でござい

今年に入って、ナニか思い出したかのよーに毎日ブログ書いてる理由のひとつに、そろそろブック・デザイナーとして名前おぼえてもらおうってコンタン(ヲイ)があるノダ。今んとこ仕事全体に占めるブック・デザインの件数はそんなに多くはないノダけど、もともと本をやりたくてこの仕事はじめたモンだし、ここ数年で実績もふえてきたんで、そのへんのPRを強化せにゃと。てはじめに、いま手に入るモノのまとめを近いウチにのっけるノダ。まずは手にとってもらわんことにゃ始まらんモノニャ〜。

田村のり子さんの詩集『ヘルンさんがやってきた』

SNSじゃかねて予告してたノダけど、はじめてデザインした詩集が年末に出たノダ。ワタクシが常任理事を務めている八雲会の新刊、田村のり子さんの詩集『ヘルンさんがやってきた』(八雲会、2015年)でござい。

田村さんは山陰詩人クラブの代表を長らくつとめた松江にお住まいの詩人で、八雲会の理事でもあるノダ。ヘルンさんこと小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)来日100年だった1990年に『ヘルンさん』(山陰詩人クラブ、1990年)っていう八雲をテーマにした詩集を出してて、今回の『ヘルンさんがやってきた』はいわばその第2弾。新作旧作あわせて46篇がおさまってるノダ。

Behanceにものっけてあるけど↓ こっちでもちょいと紹介しとこっかニャ。

Herun-san ga Yattekita ヘルンさんがやってきた

ジャケットの絵は、八雲といっしょに来日した挿絵画家が描いた八雲のうしろ姿。よく知られた絵ナノダけど、「やってきた」って感じを出すにはウッテツケ。詩にも描かれる宍道湖の夕日を思わせる、赤と青のグラデイションを背景に敷いたノダ。

用紙は基本的に「へるんさんの旅文庫」シリーズ共通のものを使ってるのだけど、見返し、扉、口絵はちがうモノ。見返しは、「少し雅致あるものを」って田村さんのご希望に、宍道湖の湖面のイメイジを重ねて、「OKフェザーワルツ 水」を選んだノダ(銘柄が「水」っていうから決めたワケじゃなくて、結果的にコレにしたノダ)。

2015-12-25 16.37.24-1

扉と口絵は「Nプレミアムステージ ピュアホワイト」でそろえてござい。口絵ってゆーとテカテカのコート紙が使われるのをよく見かけるノダけど、今回の本では図版の面積が少ないんで、だったら詩への導入部として本文用紙との連続感を出そうと、マットな紙にしたノダ。

2016-01-04 23.56.31-1

文字組みでは、ふだん1字ごとの高さに応じて文字と文字の間詰める「詰め組み」にすることが多いワタクシ。今回は改行位置や1字アケなど作者の意図をそのまま反映させるために、1字の高さを均等にする「ベタ組み」にしたノダ。ワレながら気持ちよく組めたノダ♪ ワタクシのデザインで文字組みを特にたのしんでくれてるヒトにゃ、大いに見てほしいニャ。

2015-12-25 16.37.00-1

『ヘルンさんがやってきた』は、今んとこ八雲会事務局だけで取り扱ってるノダ。頒価1,500円、八雲会の会員は1,200円(+送料)でござい。

詩集 ヘルンさんがやってきた(へるんさんの旅文庫 2) | 八雲会 | The Hearn Society:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰

2016年さいしょに買った本

古本でたまたま見っけたコレ。資生堂の企業文化誌『花椿』2013年1月号から12月号までの合本ナノダ。

1月号にゃ出雲の特集も。日御碕神社や出雲大社とかで撮影してるニャ。

2016-01-03 23.35.56

自分が持ち合わせてないゲエフウのデザインって意味で、手もとに置いてみるノダ♪

2016-01-03 23.55.54

2016-01-03 23.55.17

『花椿』のサイト↓

2015 Dec. Gift|HANATSUBAKI|SHISEIDO

ブレンダン・オキャロル(伊達淳訳)『チズラーズ』『グラニー』の新しい帯とブックレット

ブレンダン・オキャロル(伊達淳訳)『チズラーズ』『グラニー』の新しい帯とブックレット

現代アイルランドの作家、ブレンダン・オキャロル(伊達淳訳)『チズラーズ』『グラニー』恵光社)の新しい帯と、購入者特典のブックレットをデザインしました。帯とブックレットの文は、ミュージシャンの浜田真理子さん。今日見本が届きましたので、Behance、ProSite、Facebookページに、写真と基本データのみですが、さっそく載せました。

O’Caroll, The Chisellers and The Granny (Japanese)

O’Caroll, The Chisellers and The Granny (Japanese)