2007年10月21日

自動車に同乗する相手を見つけるサイト

「自家用車なければ生活できぬ」とされる土地の気風に逆らう生き物,タヌキぼーやでございやす.家族3人,自家用車もなければ四輪の自動車免許の所持者もいません(実話).

ちょーど今,たまたま目にしたNHKの『つながるテレビ@ヒューマン』で,“自動車がとりもつ人とのつながり”の事例として,自動車の同乗相手を見つけるサイト「のってこ!」を紹介していました.

旅行や帰省などで,同じ方角や目的地に向かうドライヴァーと同乗希望者を引き合わせるサイトのようです.ドライヴァーも同乗希望者も,それぞれサイト登録が必要で,その際ドライヴァー側は運転免許証の提示が必須とのこと.同乗が決まると,同乗希望者はこのシステムの利用料として525円をサイト運営者に支払い,同乗の際に発生する有料道路の料金や飲食費などの実費はドライヴァーとワリカンにする,という仕組みだそうです.こういうライドシェアのシステムは,欧米でも学生など若い人たちを中心に利用者が増えているとか,

TVに登場した同乗希望者の若い人は「一緒に乗った人が先輩だったりすると,人生のこととかいろいろな話が聞けて,ためになる」みたいなことを言ってました.旅は道連れ世は情けというわけですな.番組でも言っていたように,利用者間のトラブルが発生しないかどうかの課題はあるかも知れませんが,行政なども後押しして,より安全な移動が確保されるようになればいいですね.

環境問題にとどまらず,交通渋滞や自家用車の維持管理のことを考えると,誰もが自動車を運転したり所有したりすることもないと思いますから(実感),こういう自動車の使い道が開けているのはよいことではないでしょうか.私は自動車にゃ酔うタチなんで,自分でこういうサーヴィスを利用することは考えられませんが(汗).でも,これほどクルマ社会になりますと,ひとりくらい自動車運転できなくたって,誰かがナンとかしてくれますよ,おかげさんで.それを証明しているのが,ライドシェアのサーヴィス,と私は受けとめました.