last update: 2005/11/15
にゅーすネタにゃ困らんのだけど,石ちゃん語訳が追いつかニャイぼーやでござる(寒くなったけど汗).今日はあまり先送りにしとーないネタがあるから断乎書くノダ.
だってさ,タビタビお仕事いっしょにしてるイラストレイターにして手藝作家の石原まゆみねーさまが,松江で個展やってるノダよ.
まゆみさんって,タウン情報誌『山陰Wink』の連載「Store Room」で,毎月イラストといっしょに手作り雑貨を発表したり,全国区じゃNHKラジオ『新基礎英語1』テキストのダイアローグのイラストも担当したりと(単行本も出てるノダ),エラい活躍してるノダ.おしゃれでかわいくて,時々とぼけた味も出る作風ナノダ.
今回の個展は,まゆみさんお気に入りの映画のひとコマをイラストや立体作品にした“机の上の映画館”.「Store Room」でもよく映画ネタ出るんだけど,その映画を見たことなくたって,たっぷり楽しめちゃうノダ.
ギャラリーの中じゃ,『蝶の舌』(J. L. クエルダ監督,1999,スペイン)からヒラヒラ出てきたちょーちょが舞ってて,額装のイラストはモチロン,人形とかフェルトの置物とか,『ぼくの伯父さんの休暇』(J. タチ監督,1952,フランス)の立体絵本だとか,『アメリ』(J.-P. ジュネ監督,2001,フランス)の小物箱だとか,いろ〜んな映画からいろ〜んな形のモノが生まれてるノダ.どれも見ててほほえましいノダ.
イラストの表現としちゃ,今回はほとんどが線画で,しかも金色や銀色の線がよく使われてたノダ.面的に塗るんじゃなくて,かすれも入った線で使ってるから,ハデハデな感じじゃなくて,モチついた……じゃなくて落ちついた感じナノダ.『やかまし村の春夏秋冬』(L. ハルストレム監督,1987,スウェーデン)のタトウ入り絵本なんて,タトウの装画からしおりの糸まで金色でそろえてるけど,いいよー.
まゆみわーるどをたっぷり味わえる小さな個展ナノダ.あとは文字組の表現を底上げしていけば(ワテかて,そーせにゃあかんのやけど),鬼にタヌぼー……じゃないや,鬼に金棒じゃなかろかニャ.
個展グッズってことで,カレンダーや絵葉書,匂い袋,さっき紹介した『やかまし村』絵本を売ってたノダ.いいおみやげになるノダ.
[ Genre : television ]
第1回放送のときにもネタにした『新選組!』,日曜日の「スペシャル」,今日『あなたのアンコール2004』でやってた隊士座談会と「友の死」の再放送(山南敬助切腹のアレね)まで見届けたノダ.
まず日曜夜8時に何年ぶりかでまともなTVドラマ見たっちゅー言い方せにゃならんトコがナントモハヤなんだけど(汗),それ差し引いても目が離せんでホンにオモロかったノダ.大河ドラマで1年ずっとワクワクしながら見たのは,『八段将軍吉宗』(1995)以来だったカモ.
「友の死」なんてまさにその代表だけど,1話かけてある登場人物の最期とそれを廻る人々の様子を,淡々と描いた回が何度かあって,何人もの登場人物をこれほどネンゴロに弔う作品って,なかなかないだろニャと思うノダ.1話がある1日を中心に描かれるってスタイルが効果的だったのは,ひょっとするとこーゆー話のときだったのカモ知れんニャ.三谷幸喜作品なんで,全体通じてコメディーの要素はフンダンに盛り込まれちゃいるんだけど,一番見応えあったのは,人の死をテーマにした話だったノダ.
三谷作品を今までいくつか見てきて,「待ってました!」と手ェ打ったのが,ある人とある人の鉢合わせを避けよーとして,いろんな人巻き込んで大騒動って,三谷作品おなじみの展開(『王様のレストラン』『君となら』『巌流島』『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』……).意外だったのはそれを「友の死」の次の回でやったこと(爆).「寺田屋大騒動」って坂本龍馬が伏見の寺田屋で襲われて……ってのじゃなくて,山南の死をきっかけに近藤勇が身請けした深雪太夫と,上洛した近藤の本妻たちが寺田屋に相次いで入っちゃって,新選組幹部が大あわてする話(笑).昨日見た座談会でも話題になってたけど,あの重い話の直後に大笑いさせる話は普通しないわニャ.だけど,山南の死を引きずりながら,次のステップに進んでくための重要な装置になってたノダ.三谷氏いわく「この2回はセット」ってのがよーわかるノダ.
明日は『紅白歌合戦』……ほとんど見ないけど,『新選組!』のテーマだけはちゃんと聴いとこ.ETVの第9に重なりそーだけど(汗).