last update: 2005/11/15
[ Genre : noh-kyogen ]
昨年の今ごろもそうだったのですが,能楽師の訃報が相次いでいます.
少しさかのぼりますが,先月10日に京都在住の観世流シテ方・河村信重さんが食道ガンのため死去.まだ46歳だったそうです.能・狂言など伝統藝能のフリー・ペイパー『KENSYO』VOL.51に掲載された新春の挨拶には,病気療養から舞台への復帰と公演予定が明記してありましたので,快方に向かっているのだろうと思っていたのですが.
2002年4月に松江のプラバホールで河村家の公演があり,「藤戸(ふじと)」 の後シテ(漁師の幽霊)を舞われたのが河村信重さんでした.
おととい3日には,福山在住の喜多流シテ方・大島久見さんが89歳で死去.昨年3月以来,病気療養中だったそうです.
演能を直に見る機会はありませんでしたが,昨春NHKで中国地方向けに放送された,孫の大島衣恵さんのインタヴュー番組での,矍鑠とした姿が印象深かったです.
[ Genre : design ]
行ってからひと月たって,よーやく続きの話でござい.文章は別のトコに発表したのがあったんだけど,石ちゃん語訳するヒマがなくてね,気がついたら展覧会終わってたノダ(汗).
さてさて.今回の展覧会の目玉のおやぢ(ヲイ)のひとつは,建築家の安藤忠雄さんによる会場構成ナノダ.田中一光と親交があった人で,会場の美術館の設計者でもあるノダ.
2リットルのPETボトルを組んで作った壁(受付カウンターまでPETボトルとアクリル板で組んであったノダ)に,床にゃ瀬戸内海を表現したポスター「明石」(1984)をもとにして,青いストライプに瀬戸内の島々の名が浮かんでるってな具合ナノダ.
会場の美術館は,瀬戸内海につながってる大阪湾に面してるんだけど,展示室にゃ海に大きく開いたガラス窓があってニャ.夕方近いモンだから,PETボトルの壁越しに西日を柔らか〜く照らし出した時にゃ,展示室と海が連続してる感じがしたノダ.
サントリーミュージアムに巡回する前にゃ,東京都現代美術館でもこの会場構成だったんだけど,東京展よりも,こっちの美術館にふさわしいニャと思ったノダ.
……てな具合に,あと2回くらい続きそーナノダ.まだ展示作品の話,ひとつもしてへんガナ(爆).
【田中一光回顧展:われらデザインの時代】
2003/11/01/Sat-2004/01/25/Sun
サントリーミュージアム[天保山]
【サントリーミュージアム[天保山]】
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/