
かつては大型百貨店を中心に,松江市を代表する商業地区だった殿町地区の再活性化を目指しての「賑わい創出実験」の催しが,「殿町オトノマチ」です.地元で活動するミュージシャンによるライヴを中心に,店舗やカフェなど,「若者」の集客をもくろんでいます.
当初伝えられた催しの名称は,すべてカタカナの「トノマチオトノマチ」でした.「殿町=トノマチ」に「オ」の1字を加えるだけで,「音の街=オトノマチ」に変化するという,実に豊かな内容を持つ名前です.この名称で,デザインはほぼ決まりました.
まずは円で囲んだ白抜き文字による「トノマチオトノマチ」の文字組.「トノマチ」は黒い円,「オ」だけは赤い円として,この名称の面白さがひと目で伝わるようにしました.
そして,我がことながらちょっとした……どころではない話題を呼んでいるのが,八分音符をマゲにしてしまった「オトノサマ」(笑).「殿町」というからには会場の殿町地区は,藩政時代,城下町の要となった地区,武家の街でした.そうした殿町の歴史を思い起こして,トノサマに応援を頼んだわけですが,頭に「オ」の1字をつけて「オトノサマ」としてお出ましになりました.
私の目には以前から,八分音符や四分音符がチョンマゲに見えて仕方ありませんでした(笑).ついにやってしまった(何を?!)という思いがします.
このチラシは横に3等分して折りたたんだ状態でも配付されており,その場合は下3分の1の「トノマチオトノマチ」の文字と「オトノサマ」だけが見えるようになっています.
正式にロゴマークとして使用されたわけではありませんが,ロゴマークとしての展開を視野に入れてデザインしたものということで,紹介しておきます.「トノマチオトノマチ」は,縦組,横組,1行表記,2行表記……など,さまざまな文字組のパターンが想定されます.
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