石川陽春デザインワークス

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松江・能を知る集い


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2008年の「松江・能を知る集い」を前に仮開設しました.3月2日開催の催しの詳細を掲載しています.

2008年

2008年版の画像

2007年

2007年版の画像

2006年

2006年版の画像

2005年

2005年版の画像

2004年

2004年版の画像 
分類
チラシ,web
年月
チラシ:2004-
web:2008
広告主
「松江・能を知る集い」実行委員会
2007年:財団法人松江市教育文化振興事業団(プラバホール)
2006年:松江市
デザイン
石川陽春
イラストレイション
2007年-:小西優子
2004-2006年:石原まゆみ
url
http://sanin-noh-kyogen.info/tsudoi/

2008年 松江・能を知る集い

日時
2008(平成20)年03月02日(日)10:30-15:30(10:00受付開始)
会場
松江市総合文化センター 小ホール(島根県松江市西津田6丁目5-44)
講師
鳥山直也(能楽観世流小鼓方/島根大学卒業)
槻宅聡(能楽森田流笛方/しまねアーティストバンク登録講師/島根県安来市出身)
定員
60名
参加料
一般:2,000円
高校生以下:800円
参加申込期限
2008(平成20)年02月22日(金)
参加申込・問い合わせ先
「松江・能を知る集い」実行委員会
電話:090-7122-2940(生和)
詳細情報
http://sanin-noh-kyogen.info/tsudoi/

「松江・能を知る集い」のデザインにあたって考えたこと

「松江・能を知る集い」は,能の笛方(ふえかた)・槻宅聡さん(島根県安来市出身.東京在住)らによる能の講座とワークショップで,2004年1月に初めて開催されました.能・狂言が大好きな私にとっては,念願の能・狂言関係のお仕事です.

松江は,謡(うたい)や仕舞(しまい)の素人会が林立するわりには,能・狂言の公演が少ないため,能・狂言が広く親しまれているとは言い難い土地です.プロの能楽師が多く在住し,定期的な能・狂言の会も盛んな東京や京阪地方などに比べると,公演を伴わない能・狂言関係の催しに人の関心を集めるのは,決して容易ではないでしょう.古典藝能,伝統藝能と呼ばれる能・狂言には,しばしば「高尚で難しそう」といった類の先入観がつきまといますが,能・狂言の実際に触れる機会が少ない分,そのような先入観が増幅されてしまうのではないか,との懸念を抱かずにはいられません.それゆえ,「能・狂言の本当の魅力をより多くの人と分かち合う機会を,小さいながらも作っていけないだろうか」と常々思っていたのですが,そこへ今回のお話がやって来ました.

能・狂言を見に行きますと,素人のお弟子さんと思われる,謡本(うたいぼん)を持参する人を少なからず見かけます.観客の年齢層が高いことも一目してわかります.素人弟子ではない1977年生まれの私に言わせれば,こうした御年輩やお弟子さんたちばかりに能・狂言を楽しませておくのは,何とももったいない(笑).そこで,世に広まっている能に対する先入観を軽やかに乗り越え,若い世代の人たちや,能・狂言に対して高い関心を払っていない人たちにも手にとってもらえるような作品にしようと考えました.具体的に実践したのは次の2点です.

  1. 石原まゆみさんのイラストレイションの採用
  2. 従来の能・狂言関係の広告とは一線を劃したタイポグラフィ(特に書体の選択)

石原まゆみさんの作品はおしゃれでかわいらしく,時にはとぼけた味も出してきます.従来の能・狂言関係の広告では,まずお目にかかれそうにない作風です.そうした目新しさだけではなく,何より石原さんは,参加者がワイワイガヤガヤと楽しげに集う姿を,大変ほほえましい筆致で描き出すことができるという点が,今回共同作業をお願いするに当たっての決め手となりました.

使用書体は,『知られざる出雲そば』の路線を深めて,ウェイトの軽い現代的な表情の明朝体とゴシック体に絞り込みました.「日本の伝統ナンタラ」を感じさせる時に多用される楷書体や行書体といった毛筆系は避け,同時にポップな書体にも奔らない.簡素で清新な演劇世界を,過去の遺物ではなく現代に生きるものとして表現することを試みました.

私の能・狂言に対する考え方を整理するのに,大変よいきっかけとなった仕事です.

おことわり

この文章は2004年に執筆したものです.2007年のチラシでは,イラストレイションを小西優子さんにお願いしました.

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