『山陰中央新報』に田村のり子さん『ヘルンさんがやってきた』の記事

きのうの『山陰中央新報』に、ワタクシがデザインした田村のり子さんの詩集『ヘルンさんがやってきた』(八雲会)の記事がのったノダ。ネットじゃリード文まで読めるノダ。ワタクシもまだ紙面は読めてまへん(^_^;

山陰中央新報 – 八雲テーマにした詩集を出版 松江の詩人・田村さん

『山陰中央新報』にゃ、日をあらためて書評ものるって話も八雲会から聞いてるんで(こっちは全文紙面だけかと)、掲載されたらここでも知らせるノダ。

寒中お見舞い申し上げます。

寒中見舞いのはがき

やっとでけたノダ(^_^; もう8日になっちゃったんで、お正月っぽくなくてもいいカモとも思ったけど、猿曳(猿まわし)の俳句でちょこっとおめでたい感じに。とーちゃくほやほやフォントワークスの新書体・筑紫アンティークLゴを、筑紫アンティークL明朝とのくみあわせでさっそく使ってみたぞよ♪

Ustream大賞2015にエントリー「さいばば食堂」…蔵出し映像に登場してマス

熊本から月2回、今は第1・第3火曜日の20:30から配信されてるUstream番組「さいばば食堂」。2014年8月に出演したときの蔵出し映像が、今日から公開されてるノダ。「小泉八雲と熊本」って本篇のテーマの流れで、ワタクシがやってきたへるんさんモノのデザインのおはなしをしてる10分ちょいの映像でござい。

さいばば食堂 第5夜 ベツバラ

「さいばば食堂」は、あした1/8まで投票受付してるUstream大賞2015にエントリーしてるノダ。メイル・アドレスがあれば誰でも投票できるノダ。ワタクシの出演回はさておいても(^_^; 東京渋谷に日曜おひるの喫茶室(NHK-FMの「日曜喫茶室」ね)あれば、熊本にゃ火曜の夜の食堂ありって感じで、さいば支配人ほかレギュラー陣と、主に熊本ゆかりのお客さんが、幅広いテーマで落ちついたふんいきでおはなししてるんで、気に入った回があったら投票しちゃってちょ♪

「アーカイブ」からこれまでの配信映像が見られるノダ。

さいばば食堂

すべての回じゃないけど、YouTubeにもこれまでの映像があるノダ。

さいばーとれいん

Ustream大賞2015

出演直後の記事↓

熊本発のUstream番組「さいばば食堂」に出演しました | 石川陽春 – ISHIKAWA Kiyoharu

筑紫の国から初荷が着いた

ナンノコッチャかとお思いだろけど、ハコに「初荷」って書かれてるんだからショーがないぞよ。博多のフォントワークスから、同社のフォント全種類が使える定額制サーヴィス「フォントワークスLETS」の新書体が届いたノダ。年明けの恒例でござい♪

LETSについて|LETS

箱の中身は、新書体を追加したすべての提供フォントが入ったDVDやら、お年玉のカレンダーやら。

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それから書体見本帳。毎年新書体が加わって手が入れられてるノダ。

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今年ちゅーもくの新書体は、筑紫アンティークゴシック。漢字のはらいがキュッとしまった中央から外へ広がってく感じや、筆の動きがよく出てるひらがなが独特で、これから使うのがたのしみナノダ♪ かなの大きさちがいのLとSがあるノダ。

筑紫アンティークLゴシック – B | ニュース | FONTWORKS

筑紫アンティークSゴシック – B | ニュース | FONTWORKS

ブック・デザイナーの石川陽春でござい

今年に入って、ナニか思い出したかのよーに毎日ブログ書いてる理由のひとつに、そろそろブック・デザイナーとして名前おぼえてもらおうってコンタン(ヲイ)があるノダ。今んとこ仕事全体に占めるブック・デザインの件数はそんなに多くはないノダけど、もともと本をやりたくてこの仕事はじめたモンだし、ここ数年で実績もふえてきたんで、そのへんのPRを強化せにゃと。てはじめに、いま手に入るモノのまとめを近いウチにのっけるノダ。まずは手にとってもらわんことにゃ始まらんモノニャ〜。

田村のり子さんの詩集『ヘルンさんがやってきた』

SNSじゃかねて予告してたノダけど、はじめてデザインした詩集が年末に出たノダ。ワタクシが常任理事を務めている八雲会の新刊、田村のり子さんの詩集『ヘルンさんがやってきた』(八雲会、2015年)でござい。

田村さんは山陰詩人クラブの代表を長らくつとめた松江にお住まいの詩人で、八雲会の理事でもあるノダ。ヘルンさんこと小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)来日100年だった1990年に『ヘルンさん』(山陰詩人クラブ、1990年)っていう八雲をテーマにした詩集を出してて、今回の『ヘルンさんがやってきた』はいわばその第2弾。新作旧作あわせて46篇がおさまってるノダ。

Behanceにものっけてあるけど↓ こっちでもちょいと紹介しとこっかニャ。

Herun-san ga Yattekita ヘルンさんがやってきた

ジャケットの絵は、八雲といっしょに来日した挿絵画家が描いた八雲のうしろ姿。よく知られた絵ナノダけど、「やってきた」って感じを出すにはウッテツケ。詩にも描かれる宍道湖の夕日を思わせる、赤と青のグラデイションを背景に敷いたノダ。

用紙は基本的に「へるんさんの旅文庫」シリーズ共通のものを使ってるのだけど、見返し、扉、口絵はちがうモノ。見返しは、「少し雅致あるものを」って田村さんのご希望に、宍道湖の湖面のイメイジを重ねて、「OKフェザーワルツ 水」を選んだノダ(銘柄が「水」っていうから決めたワケじゃなくて、結果的にコレにしたノダ)。

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扉と口絵は「Nプレミアムステージ ピュアホワイト」でそろえてござい。口絵ってゆーとテカテカのコート紙が使われるのをよく見かけるノダけど、今回の本では図版の面積が少ないんで、だったら詩への導入部として本文用紙との連続感を出そうと、マットな紙にしたノダ。

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文字組みでは、ふだん1字ごとの高さに応じて文字と文字の間詰める「詰め組み」にすることが多いワタクシ。今回は改行位置や1字アケなど作者の意図をそのまま反映させるために、1字の高さを均等にする「ベタ組み」にしたノダ。ワレながら気持ちよく組めたノダ♪ ワタクシのデザインで文字組みを特にたのしんでくれてるヒトにゃ、大いに見てほしいニャ。

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『ヘルンさんがやってきた』は、今んとこ八雲会事務局だけで取り扱ってるノダ。頒価1,500円、八雲会の会員は1,200円(+送料)でござい。

詩集 ヘルンさんがやってきた(へるんさんの旅文庫 2) | 八雲会 | The Hearn Society:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰

2016年さいしょに買った本

古本でたまたま見っけたコレ。資生堂の企業文化誌『花椿』2013年1月号から12月号までの合本ナノダ。

1月号にゃ出雲の特集も。日御碕神社や出雲大社とかで撮影してるニャ。

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自分が持ち合わせてないゲエフウのデザインって意味で、手もとに置いてみるノダ♪

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『花椿』のサイト↓

2015 Dec. Gift|HANATSUBAKI|SHISEIDO

1/3最終日、小泉八雲記念館「ラフカディオ・ハーンとアイルランド」展

このところ新作紹介その他告知はBehance/ProSiteやSNSではたいていやってたノダけど、このサイトだけ忘れてしまうことがつづいてもーて(汗)。その中のひとつが松江の小泉八雲記念館の企画展「ラフカディオ・ハーンとアイルランド:記憶のはじまり」。パンフレット、ポスター、展示パネル、キャプションのデザインをしたノダけど、これ明日1/3(日)で最終日でござい。

今回の企画展、展示品が少ないってことで、パネルの比重がおっきくて、企画展示室の壁ほぼ全面をパネルがおおってるノダ。ハーンのアイルランドで過ごした少年時代の年譜、関連作品や手紙の引用、関連人物の紹介を中心にした、情報量たっぷりの中身ナノダ。三が日のしめくくり、お近くの方は出かけてやってちょ♪

Lafcadio Hean & Ireland ラフカディオ・ハーンとアイルランド

企画展「ラフカディオ・ハーンとアイルランド:記憶のはじまり」 (Lafcadio Hearn & Ireland: The Beginning of Memory) | 小泉八雲記念館 Lafcadio Hearn Memorial Museum

で、このあと記念館はリニューアルの工事で7/15(金)までの予定で休館するんで、2009年からつづいた今の企画展示室でのお仕事はこれでおしまいししまい。はたしてワタクシはリニューアル後の記念館に戻ってくるのかニャ?!

あけましておめっとさん(仮)

……「(仮)」ってナンやねん(ヲイ)。

あけましておめっとさんでございます。気がつけば半年ぶりの更新っちゅーことに大汗かく元日。
今のサイトになってから、今ひとつ更新する習慣が身についてなかったんで、今年はナンとかしよーかと思ってるトコでござい。

「(仮)」ってのは、よーするに年賀状のデザインがこれからっちゅーことナノダ。近年はがきで出すのはお返しだけで、あとはサイトにのっける画像に替えてしもーてて、去年はそれもできずにいるノダけど、今年は近年のやり方だけでもやろうってことで、年あらたまってやって動き出したノダ。

ワタクシの年賀状は、よく古典文学からこの季節に合いそーな一節をのっけることが多いんで、目下引用さがしまっさかり。たぶん週明けになると思うけど、ボチボチ待ってやっておくんなせぇ(ペコリ)。